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富山県在住。40代女性。共働きで小学生男子2人の子育て中。 好きなこと:日本の伝統文化…

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富山県在住。40代女性。共働きで小学生男子2人の子育て中。 好きなこと:日本の伝統文化(茶道・香道をお稽古中) 心を整えるツールとして、茶道を広めていくべく模索中です。

最近の記事

<日本人として生きる>

第三十四候【桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)】  7/22〜7/27頃   二十四節気の『大暑』は、一年で最も暑さが厳しく感じられる頃です。 年々、気温が上昇している近年。 できる対策をしっかりとして、体調管理に努めていきたいですね。 七十二候は『大暑』の初候、「桐始結花」に入っています。 5月ごろに薄紫色の花を咲かせた桐は、盛夏をを迎える今頃に卵型の実を結びます。 それと同時に翌年のための蕾もつけ始めます。 「結花」というのは、ここからきているのかも知れません。 桐は

    • <限られた時間を楽しむ>

      第三十三候【鷹乃学習(たかすなわちわざをならう)】  7/17〜7/21頃   七十二候は『小暑』の末候、「鷹乃学習」に入っています。 5〜6月に孵化した鷹のヒナが、巣立ちの準備をする頃です。 飛び方だけではなく、狩りの方法も覚え、独り立ちに備えます。 群れることなく、単独で狩りをして獲物を捕らえて生きていく鷹。 親の元を離れたら二度と会うことはありません。 鷹が親子で空を舞うのは、飛び方や狩りの技を学ぶ限られた期間だけなのです。 子育てをしていると、子供が言うことを聞かな

      • <限られた時間を生きる>

        第三十二候【蓮始華(はすはじめてひらく)】  7/12〜7/16頃   七十二候は『小暑』の次候、「蓮始華」に変わりました。 ハスの花が開き始める頃です。 ハスは、薄明かりの早朝から花が開き始め、昼過ぎには閉じてしまいます。 これを3〜4日間繰り返し、4日目頃には開いた花びらが1枚ずつ散っていき、昼にはすべて散ってしまいます。 「ハスは泥より出て泥に染まらず」とも言われるように、清らかな花は「天上の花」ともされていて、仏教とも深い関わりがあります。 4日間という短い時間を

        • <ことば集め>

          第三十一候【温風至(あつかぜいたる)】  7/7〜7/11頃   二十四節気は『夏至』から『小暑』に変わりました。 梅雨も終わりを告げ、本格的な暑さが始まる頃です。 『小暑』と次の『大暑』を合わせたおよそ1ヶ月を、1年で一番暑い期間として「暑中」と呼びます。 暑中お見舞いを送る時期ですね。 七十二候の方は、「温風至」。熱い風が吹く頃になりました。 「温風」は、梅雨明けの頃に吹く南風のことです。 同じ、亜熱帯からの暖かく湿った風でも、梅雨明けに吹く南風は「白南風(しろはえ)」

        <日本人として生きる>

          <のこり半分>

          第三十候【半夏生(はんげしょうず)】  7/1〜7/6頃    季節は『夏至』の末候に入りました。「半夏」が生えはじめる頃です。 「半夏」は、あまり馴染みのない植物ですが、サトイモ科のカラスビシャクという薬草です。 これとは別に「半夏生(ハンゲショウ)」という植物もあります。葉の半分が白く染まる特徴があることから「半化粧」とも書きます。 農家では、この日までに田植えを済ませる目安の日とされています。 そして、7/2の今日は、「うどんの日」ともされています。 農家の忙しさがひと

          <のこり半分>

          <いずれあやめか杜若>

          第二十九候【菖蒲華(あやめはなさく)】 『夏至』の次候 6/26〜6/30頃   菖蒲は「あやめ」とも「しょうぶ」とも読むことができますが、いずれのことでしょうか? 姿かたちが非常に似ていて見分けがつきにくいアヤメ、カキツバタ、ハナショウブの3種ですが、それぞれ次のような特徴があります。 ◉アヤメ…5月上旬に咲き始める      水はけの良い草地に生える      花弁のつけ根に、網目模様がある ◉カキツバタ…5月中旬に咲き始める        水辺や湿地に生える      

          <いずれあやめか杜若>

          <マイノリティとマジョリティ>

          第二十八候【乃東枯(なつかれくさかるる)】 『夏至』の初候 6/21〜6/25頃 二十四節気は夏至に入りました。 「夏に至る」という通り、暑さは日に日に増していきますが、日照時間は冬に向かって少しずつ短くなっていきます。 七十二候のほうは、「乃東枯(なつかれくさかるる)」の5日間です。 「乃東(だいとう)」は、冬至に芽を出して夏至に枯れるウツボグサのことです。 ウツボグサは、日当たりの良い山野の草地に群生して、紫色の花を咲かせます。 夏至の頃に枯れて、茶色くなった花穂が「

          <マイノリティとマジョリティ>

          <いいあんばい>

          第二十七候【梅子黄(うめのみきばむ)】 『芒種』の末候 6/16〜6/20頃 青々と大きく実った梅の実が、黄色く色づき始める頃になりました。 梅は、古くから日本人にとって身近な植物です。花よりも実が万病に効くとされて、奈良時代に薬用植物として中国から伝わったと言われています。 “梅の実が熟す頃の雨”ということから「梅雨」と言われるようになったとも… 今年は、もう少しで梅雨入りでしょうか。 ところで、「いいあんばい」という言葉をご存知でしょうか? 「ちょうどいい」ことを意味

          <いいあんばい>

          〈知るって大切〉

          第二十六候【腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる)】 『芒種』の次候 6/10〜6/15頃 腐ったように湿った草から、成虫となった蛍が淡い光を放ちながら飛び交う様子を表しています。 古くは、暑さに蒸れて腐った草や竹の根が蛍になると信じられていたそうです。 きれいな水と漆黒の闇がなければ生きられない、繊細なホタル。 1年近くを幼虫として過ごし、成虫として生きられるのは、わずか1〜2週間です。 ホタルの幼虫たちは、土が柔らかくなる雨の日に水から上がってきて、土の中にもぐり込み

          〈知るって大切〉

          <Let's challenge!!>

          第二十五候【蟷螂生(かまきりしょうず)】 『芒種』の初候 6/5〜6/9頃 二十四節気は『小満』から『芒種』に移り変わりました。 「芒(のぎ)」は、麦や稲などイネ科植物の穂先にある針のような毛のことです。 『芒種』の時季は、この“芒”のある植物の種を蒔いたり、麦の刈入れや田植えを行う目安とされています。 七十二候のほうは「蟷螂生」に入りました。 秋に産みつけられた卵から、カマキリが生まれる頃です。 カマキリは農作物には手をつけず、害虫を捕まえてくれることから、益虫として農

          <Let's challenge!!>

          <“あなたのため”?>

          第二十四候【麦秋至(むぎのときいたる)】 『小満』の末候 5/31〜6/4頃 初冬に蒔かれた麦が小麦色に熟す頃になりました。 麦が収穫期を迎えたこの時期を「麦の秋・麦秋(ばくしゅう)」と言い、旧暦の4月の異名になっています。 これは、麦がたわわに実り、麦にとっての“収穫の秋”であることからの名付けられたようです。 麦は世界で最も収穫量の多い穀物です。 日本では弥生時代中期には、米の水田耕作とともに麦類が畑作生産されていました。 当時は、小麦を重湯(おもゆ)のように食べてい

          <“あなたのため”?>

          <変化する>

          第二十三候【紅花栄(べにばなさかう)】 『小満』の次候 5/26〜5/30頃 “紅花が一面に咲く頃“という言葉です。 紅花は、花からは染料、種からは紅花油、花を乾燥させると漢方薬ができます。 古代エジプトの時代から染料として使われていました。 日本では、奈良時代から栽培されており、身分が高い人の服を染める染料や、宮廷に仕える女性の化粧紅として使われました。 かつて日本でも盛んに栽培されいた紅花ですが、輸入品の安価なベニバナや化学染料に取って代わられ、今ではあまりその花を見

          <変化する>

          <歴史の中に>

          第二十二候【蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)】 『小満』の初候 5/20〜5/25頃 二十四節気は、立夏から小満へと移り変わりました。 立夏から始まった夏が、さらに夏らしくなってくるのが小満のころ。 本格的な梅雨を目前にして、先走るようにぐずつく天候が続く「梅雨の走り」がみられる頃でもあります。 梅雨対策も頭に入れておきたいですね。 七十二候の方は、「蚕起食桑」に入りました。 旧暦の4月は、かつて「木の葉採り月(このはとりづき)」とも言われていました。 ここで言う木の

          <歴史の中に>

          <今しかない!>

          第二十一候【竹笋生(たけのこしょうず)】 『立夏』の末候 5/15〜5/20頃 「竹笋生」は、筍が顔を出す頃ということですが、 もう筍の時期は終わりでは??? と思いませんでしたか? 私たちがよく知っている筍は、中国原産の孟宗竹で、3月〜4月に出回ります。 一方、日本原産の真竹は、5月〜6月に旬を迎えます。 このことから、「竹笋生」は、真竹のことを指していると考えられます。 竹冠に旬という漢字の筍は、まさに旬を感じる野菜の代表です。 食べごろの期間は非常に短く、土から顔

          <今しかない!>

          第二十候【蚯蚓出(みみずいずる)】

          『立夏』の次候 5/10〜5/14頃 冬眠していたミミズが地上に現れ始める頃です。 ミミズには目がなく、光を感知して暗がりに進む性質があります。 そのことから「目見えず」→「みみず」になったと言われています。 ミミズが掘ったトンネルは、植物の成長に大切な空気や水の通り道になります。 そして、ミミズは落ち葉などの有機物を食べて、土の中に窒素やリンを含む栄養豊富なフンをします。これは、畑に肥料を撒くのと同じことになります。 ミミズによって、落ち葉や死がいなどが分解され、栄養豊

          第二十候【蚯蚓出(みみずいずる)】

          第十九候【蛙始鳴(かわずはじめてなく)】

          『立夏』の初候 5/5〜5/9頃 季節は、二十四節気の『立夏』に入りました。 今日は『立夏』の名の通り、全国で真夏日になりました。 『立夏』は春分と夏至のちょうど中間にあたり、この日から立秋の前日までが夏季となります。 陽の光が1年で最も強く、「光の夏」とも呼ばれます。 「気温もさほど高くなく、一年で最も爽やかな季節」とれていますが、近年はこの頃から熱中症予防が盛んに呼びかけられるようになりました。 体調管理、本当に大切にしましょう!! 七十二候では、蛙が活発に活動し始

          第十九候【蛙始鳴(かわずはじめてなく)】