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<変化する>

第二十三候【紅花栄(べにばなさかう)】
『小満』の次候 5/26〜5/30頃

“紅花が一面に咲く頃“という言葉です。

紅花は、花からは染料、種からは紅花油、花を乾燥させると漢方薬ができます。
古代エジプトの時代から染料として使われていました。
日本では、奈良時代から栽培されており、身分が高い人の服を染める染料や、宮廷に仕える女性の化粧紅として使われました。
かつて日本でも盛んに栽培されいた紅花ですが、輸入品の安価なベニバナや化学染料に取って代わられ、今ではあまりその花を見ることはあまりなくなってしまいました。

夏のはじめに鮮やかなオレンジ色の花を咲かせる紅花ですが、咲き進むにつれて、黄色からオレンジ、そして紅色へと花の色を変化させていきます。


「あの人は変わってしまった」など、人に対して“変化”という言葉をつかう時、ネガティブな印象を受けることが多いのではないでしょうか?
けれど、変化することは大切なこと。
生命の歴史の中でも、気候変動などで環境が大きく変わった時に、それに合わせて変化していなければ、生き延びることすらできなかったでしょう。
どんな状況であっても、それに合わせて変化できたことをことを褒めてあげたいですね。
“変わる“って素敵なこと😊


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