見出し画像

<限られた時間を生きる>

第三十二候【蓮始華(はすはじめてひらく)】  7/12〜7/16頃
 
七十二候は『小暑』の次候、「蓮始華」に変わりました。
ハスの花が開き始める頃です。
ハスは、薄明かりの早朝から花が開き始め、昼過ぎには閉じてしまいます。
これを3〜4日間繰り返し、4日目頃には開いた花びらが1枚ずつ散っていき、昼にはすべて散ってしまいます。

「ハスは泥より出て泥に染まらず」とも言われるように、清らかな花は「天上の花」ともされていて、仏教とも深い関わりがあります。

4日間という短い時間を懸命に咲き切るので、蓮の花は凛として美しいのかもしれません。
そして泥水の中であっても、美しくある。
「どんな状況であっても、自分の信念をもって、限られた命を生き切ってください」
そんなメッセージを私たちに伝えてくれているのかもしれませんね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?