毎日に、花束を。
今日も、生きている。
今日も、厚かましく生きている。
この世界で、今日もぼくは朝を迎えて、
朝日が夕焼けに変わること、
夕焼けと星が入れ替わること、
星がいつのまにかなくなっていて、
また朝日が登ること。
そんな自然の一瞬一瞬が
当たり前に感じるくらいに
厚かましく今日も生きている。
今日も僕の日々には当たり前が存在していて
その当たり前の幸せに気づかないまま
今日も当たり前に生きている。
当たり前ばかり言い過ぎて、
もはや何が当たり前かわからなくなってきたけど、
それでも僕は言いたい。
なにげなく朝日が登る。
外に出ると寒いと感じる。
寒い中で飲むホカホカのコーヒーがおいしい。
星が見えた。
月が綺麗。
笑顔が見えた。
当たり前に隠された、
毎日の幸せの一つ一つに、
僕は花束をあげたい。
毎日毎日当たり前と共に今日も必死に生きていて、
忙しい日々に隠された
気づかない花束があるのかもしれない。
でもそんな時こそ、
僕は君の日々に花束を贈ろう。
寒い部屋で温かく待っているお布団のように。
暗闇を明るく照らす月明かりのように。
暗くなればなるほど光り輝く空の星のように。
森本瑛/Aki Morimoto.
参考映画
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