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AIが脳の血流などを調べる「機能的磁気共鳴画像装置(fMRI)」を使い、うつ病を感知!広島大学発表。

こんにちは、翼祈(たすき)です。

日本では、うつ病やうつ状態になる人の割合は、2013年では7.9%でしたが、2020年には17.3%と2.2倍になっています。

そんなうつ病ですが、今AIで感知しようとしているのをご存知ですか?

脳の画像を解析するAIを活用して、うつ病の患者を高精度に感知することに成功したと、広島大学や京都府にある国際電気通信基礎技術研究所などの研究チームが明らかにしました。

医師の診断を補完する医療機器として実用化される可能性を秘めています。その論文が国際医学誌に発表されました。

今回は広島大学などが発表した、うつ病でのAIの活用の研究についてお伝えします。

AIが用いてうつ病を感知した「機能的磁気共鳴画像装置(fMRI)」とは?


うつ病を診断するには、その症状を問診で聞き取ったり、心理テストを行う方法が一般的で、医師によって診断のばらつきがあることが大きな課題でした。

広島大学などの研究チームは、脳の血流などを調査する「機能的磁気共鳴画像装置(fMRI)」で健康な人39人とうつ病の当事者47人の脳画像を撮影しました。当事者らおよそ1200人の脳回路の特徴を学習させたAIで解析した結果、およそ7割の確率で当事者を判断できました。

参考:AIが「うつ病」を高精度診断、脳の血流解析で罹患見逃さず…広島大など成功 読売新聞(2023年)

研究チームの精神神経医科学が専門の岡田剛・広島大学准教授は「これまでの診断では、うつ病が見落とされるケースもありました。うつ病の診断を補完する新しいツールにしたいです」と説明しました。

このAIは、共同研究する企業が2023年度中にも厚生労働省に承認申請する予定だとします。

AIって凄いんだな

今年に入り、AI開発がより活発化し、2022年を顧みても、随分AIの存在意義が変わりました。

私自身は、「ライターの仕事は、いずれAIによって無くなる」とずっと言われていますし、書くことが大好きで、自分が文章を紡ぐことを大事にしている私の言葉がいつか必要では無くなるのでは?と考えると怖さがあります。

私には怖さがあっても、その底知れぬ情報量のあるAIに、助かる分野もあるわけで。それは医療の分野でもそうだと思います。

まだまだ完全な感知量は低いのかもしれませんが、何回も重ねていくことで、ヒトの診断を補完し、同水準の感知量が出来る様になるかもしれませんね。

ヒトの手だけでは補えなくなっている分野は、AIの力に頼るのも1つのツールなのかもしれません。


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