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福祉ネイルをする女性が開く、視覚障害者の方にネイルを施す、出張サロンが人気!

こんにちは、翼祈(たすき)です。

皆さんは、福祉ネイルという仕事を知っていますか?

福祉ネイルとは、東京都にある一般社団法人「日本保健福祉ネイリスト協会」の認定校で講習を受講し、資格を取得した人を言います。介護福祉施設などに訪れ、障害を抱えた人や高齢者にネイルを施します。

福祉ネイリストは、「日本保健福祉ネイリスト協会」が2015年から開始した新たな資格です。協会によりますと、2023年8月末で全国におよそ1900人が福祉ネイリストの資格を持っています。

詳しくは私が所属するTANOSHIKAが運営するAKARIで書いた記事まで、↓

そんな福祉ネイルをして、出張サロンを開いている、一人の女性がいます。

キラキラ光るラインストーンの飾りに、透明感のある色彩。華やかな色使いやデザインで手元を美しく魅せるネイルアートを、視覚障害を抱えている人たちにも楽しんで欲しいという活動が、兵庫県などで浸透しつつあります。

きっかけを作ったのは、5年前に視覚障害を抱えている人向けの出張ネイルサロンを開店した女性。その経験からは、「目が見えなくてもオシャレをしたい!」という人たちの需要が見えてきます。

今回は福祉ネイルがもたらす、視覚障害を抱えている人たちの幸せとは?を発信していきたいと思います。

出張サロンを開店した女性が福祉ネイリストを始めた理由

ネイリストの女性が視覚障害を抱えている人たちの需要に着目したのは、起業をする前にボランティアで訪れていた高齢者施設でのネイルケアの経験したことからでした。高齢者施設の利用者は、爪が分厚くなっていたり、視力が低下していたりして、思う様に爪を切れない人ばかりでした。ですが、キレイになった爪を施術を受けた人が観ると大喜びしてくれました。

ネイリストの女性は、「視覚障害を抱えている人たちも同じ想いなのかもしれない」。そんな漠然とした想いが頭に浮びました。当初は「視覚障害を抱えている人たちへの理解が全くない状態で、どうしたら良いのか分かりませんでした」と言いますが、日本視覚障害者団体連合が主催するイベントに参加して、視覚障害を抱えている人たちの需要を探りました。

そこで出逢った視覚障害を抱えている女性たちから聞こえてきた声は、「他の人たちと同じ様に、オシャレを楽しみたい!」という反応でした。「目が見えないので見た目に関連することはそんなに気にならないのかと思っていましたが、私が抱いていたイメージと正反対でした」とネイリストの女性と思いました。福祉ネイリストを仕事にすることに確かな手応えを感じ、本格的に福祉ネイリストを事業を展開することにしました。

参考:「目が見えなくても、おしゃれしたい」 ネイルアートで外出楽しく、視覚障害者の要望に応え出張サロン 神戸新聞NEXT(2023年)

福祉ネイルに関しては、

2022年から知っておりました。私が所属する会社が運営するサイトで書いた記事が、↓になります。

その記事で紹介させて頂いた中で、「もしかして?」と思って、その去年書いた記事のリンクを開いてみると、この記事で紹介した福祉ネイリストの方と同じ女性でした。

時々通勤する中で、視覚障害の方を見かけることがありますが、皆さんオシャレにしていて、それを観て、「私自身も障害があるけど、オシャレでいたい、キレイでいたいって気持ちは、やっぱりあるものなぁ」と思います。

私はネイルはしないですし、人から直接観られる様な仕事ではないですが、それなりに身なりは気にします。だから、障害の有無関係なく、オシャレはしたいって思うのが自然だと思います。

私も爪がふとした時に傷付きやすく、「ネイリストさんにネイルして欲しいな」と思います。福祉ネイリストさんがされていることは、受けた方の生活の質も上がると思います。

これからもこの記事で紹介させて頂いた方以外でも、福祉ネイリストの存在が知られ、多くの方を幸せにして欲しいなと思います。


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