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双極性障害:最も参考にできる躁状態のサイン

先日いつものクリニックに行ってきた。

最近の私は少し前の鬱状態から脱し、割と落ち着いた気分が続いている。
鬱っぽさは全く感じていない。

ただ、鬱状態というのは程度の差はあれ最低でも2週間は続くものなので、ある意味その間に鬱状態の自分に慣れてしまい、自分が今
「鬱状態を脱した本来の自分」
なのか
「いや、ひょっとして軽い躁状態に入ってるのではないか?」
と、分からなくて不安になるものである。

この辺りのことを主治医に相談したところ、ものすごく参考になる話を聞けた。


主治医曰く
「一番参考にできるのは睡眠時間です」と。

「躁状態の時でも嬉しいことがあると喜びますし、悲しいことがあると落ち込むというように、多少の気分の波はあります。
なので、感情に左右されない「睡眠時間」という生理学的なものが躁状態のサインとして一番参考になると思います」と。

なるほど。すごく分かりやすい。

主治医は更に続けて、
「あなたの年齢や体力等を考えると、睡眠時間が5時間でも平気になると「ヤバい」と思って下さい。6時間だとセーフくらいです。
「5時間でも平気やわ〜」と気が大きくなったらこれはもう躁状態だと思っていいです」

すごく参考になった。

私「次の通院までの間に睡眠時間が5時間でも平気になってしまったらどうしたらいいですか?」

主治医「その場合は頓服を使えばある程度眠くなるので寝て下さい。更に言うと、その次に来る鬱のことを考えて今はなるべくフラットな状態で過ごして下さい」

私「フラット?毎日同じ時間に寝て同じ時間に起きる、みたいなことですか?」

主治医「そうです。なるべく気分の波を安定させるように時には頓服も使いながら過ごして下さい」

ちなみに今の私は7時間くらい寝れているし、その日の疲れ具合によってはしっかり8時間は寝ている。
なのでまだ躁状態ではないということだ。
安心した。

この病気を抱えてから同じ病気を持つ知り合いも増えたが精神科医でも本当に色んな方がいると聞く。
短い会話だけで済ませ5分程の診察で終わるというのはよく聞く。

患者さんを多く抱えていて多忙なクリニックだとこうはいかないのかもしれないが、少しでも不安に思ってることや聞きたいことを聞いてみるというのは本当に大切なことなんだなと思った。

お医者さんなのでもちろん知識も豊富だし経験もある。
今後も小さなことでも聞いてみようと思った。

今回の診察の内容が同じ病気を抱える方々の参考になれたらいいな。

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