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対極に見えて実は同じ

こんにちは。
今回は最近読んだ本(以下)の内容で得た気づきをシェアします。

成功と失敗は、実は同じもの

本書のなかに、成功と失敗についての記述があります。

かんたんに要約すると、

  • 成功も失敗も紙一重で、人によって解釈も異なるもの(同じ事象でも、ある人にとっては失敗、別のある人にとっては後に成功するのに必要なステップだと解釈される)

  • この2つは一見すると対極にあるようだが、紙に書いて真ん中で折り曲げれば重なる

  • 成功と失敗は、実は同じ方向にあるものであり、その反対にあるのは「何もしない」ということなのだ

といった感じです。

わたしたちは日常生活において、成功と反対を対立するものと捉えがちです。しかし、考え方によっては実はこの2つとも「何かを行動した結果」という同じものだという捉え直しも可能なのです。

対極に見えて実は同じ

この成功と失敗の事例は、つまり「対極に見えて実は同じ」ものがあるということです。

このような事例は、意外なほどわたしたちの身の回りにあります。

たとえば、(あなたが)好きな人と(あなたが)嫌いな人です。この2人に共通するのは、あなたがその相手に強い関心をもっているということです。

紙に書いて真ん中で折り曲げれば、「あなたにとって関心がある人」という同じものだと理解できます。そして、その対極にあるのは「あなたにとって関心のない人」です。

これは、ホロコースト生還者のエリ・ヴィーゼル氏やマザーテレサ氏の言葉として有名な「愛の反対は無関心」にも通ずるところがあります。

折り曲げの法則の活用方法

対極にあり対立するかのように見える2つのものを紙に書いて真ん中で折り曲げる思考法を、本書の共同著者である細谷功さんは「折り曲げの法則」と呼んでいます。

この「折り曲げの法則」を使う効用は、2つあります。

1つ目は、思考を整理し深める効果です。対極にあると思っていたものを同じものだと捉え直す思考プロセスは、物事の見え方を変え、新しい気づきや学びをもたらしてくれます。

もう1つの効果は、つぎの行動の糸口をつかめることです。折り曲げの法則を使えば、欲しいものを手に入れるための行動が見えてくるのです。たとえば成功が欲しいなら、その対極にある「何もしない」をやめて「何かをする」必要があるとわかります。ある嫌いな人と付き合いたくなければ、その対極にある「無関心」になること、つまり一切関わらないことが最適解だとわかります。

さいごに

わたしたちは日常生活において、知らず知らずのうちに「思い込み」や「固定観念」といった「思考の偏り」をもっているものです。この「思考の偏り」はときに人間関係トラブルを引き起こしたり、仕事や家庭生活がうまくいかない原因になっています。

「最近、人付き合いがうまくいかない」や「仕事も家庭生活も、いまいち楽しくない」とお悩みの方は、ぜひ「折り曲げの法則」を試してみてください。

それはきっと、あなたの「思考の偏り」をほぐし、人生におけるトラブルやストレスの原因を解消してくれるはずです。

今回は以上です。






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