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カッコいいオヤジたちの海 【サザンビーチちがさき】

夏だ、夏。海だ、海。
どんなに暑くても、やっぱり夏は、心も身体も海を求める。

どこの海にしよう。近くて、まだ行ったことのない海は・・・

あった。茅ヶ崎の「サザンビーチ」。

サザンのライブや花火大会で有名な湘南のこのビーチ、まだ行ったことがなく、ずっと気になっていたのだ。

サザンといえば、小学生の時に初めて聴いた「勝手にシンドバッド」の衝撃。あの頃桑田佳祐は「日本語を英語のように歌った元祖」のように言われていたっけ。その後も、今振り返ると、中学、高校と、自分の青春には、いつもサザンの曲がBGMのように流れていた気がする。

そのサザンの桑田さんの出身地茅ヶ崎のビーチだ。カメラを手に取り、早速行ってみることにした。

まずは20秒動画を!Instagramでご覧ください。

便利だ。新宿からJR湘南新宿ラインで一時間ちょっと。一度も乗り換えずに、座ったまま茅ヶ崎駅に到着。

駅前からビーチに続く道、その名も「サザン通り」に入る。

街並みは普通だけれど、マンションの名前にまで、「サザン」。否が応でも期待は高まる。

ビーチへの期待値を上げながらも、津波注意の看板にはドキッとする。海抜5メートルしかない。周りにも高い建物は見当たらない普通の住宅街だ。

猛暑の中、二十数分は歩いただろうか、思った以上にキツく、熱射病が心配になり始めた時、トンネルの入り口が現れた。ここをくぐれば、間違いなく、あのサザンビーチに出られるはずだ。

出たっ!
サザンビーチちがさき!

有名なオブジェ。ChigasakiのCか。

目を引いたのが、サーファーたち。
海面に浮きながら、良い波が来るのを、今や遅しと待っている。

サーファー達をよく見ると・・・驚いた!
ほとんどが、結構良い歳のオヤジではないか。

なんか若者よりオヤジの方が多い。小麦色に焼けた素肌の、身体も引き締まった、眩しいオヤジサーファーたちだらけだ。

遠く海上に「烏帽子岩」を望む

しかも、オヤジサーファーたち、相当ベテランの方が多いようだ。海面でじっと待って、良い波が来ると見極めるやいなや、波に乗る動作を始め、ここぞ、という時にサッと波に乗って技を繰り広げる。彼らの波を見る目はホンモノだと思った。

彼らは、若い時から波に乗り続けているのだろうか。彼らも、サザンを聴きながら、サザンのメンバーたちとともに歳を重ねながら、この海と生きてきたのだろうか。

若者や子供たちも、すげぇ、という表情でオヤジサーファーたちを見つめる。オヤジたちは、何も気にせず、ひたすら次の波に挑んでいく。

カッコよすぎる・・・

仕事に疲弊したオヤジ(自分も)しか日々見ていない私には衝撃だった。とにかくカッコいい。中にはまだ初心者のようなオヤジサーファーもいるが、倒れても倒れても、果敢に波に挑み続ける姿は、これまたカッコいいのだ。

ひょっとしたら、彼らの中にも、私の仕事場のような環境を、疲弊しながらかろうじて生き延び、週末だけここに来て、クールオヤジサーファーに変身する人もいるのかもしれない。人は年齢に関係なくいつまでもカッコよくいられることを知った気がした。

サーファーだけじゃない。
おそらく地元の人と思える、ラフな格好のオヤジたちが10代の少年たちに気さくに話しかけたりしていた。ラフながらも、やっぱり湘南。なんか着こなしも決まっていた。

カッコいいお兄さんやお姉さんとともに、上半身裸のカッコいいオヤジたちが、私たちが普通に街を歩くように浜辺を歩いたり、体を鍛えたり、佇んだり・・・思い思いの時を過ごしていた。失礼なので直接レンズが向けられないのが残念だが、自分もこの空間で、こんなカッコいいオヤジの一人になりたいなんて思ったりもした。

オヤジだけでなく、歳を重ねた、褐色の肌のカッコいい女性たちもたくさんいた。

彼女たちにこそカメラを向けられないので、ここでご紹介できないのが残念。きっと、このカッコいいオヤジサーファーたちとともに、サザンを聴きながら、サザンと共に、この茅ヶ崎の海で、今までずっと青春してきたのかもしれない。

カッコいい中高年、万歳!


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きょうも最後までお読みいただき、ありがとうございました!
AJ 😀

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