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寝る、時々カレーを作る

たまには、日記らしいことを書こう。「日記らしい」とは、たとえば昨日何をしたのか。昨日。昨日は、ほぼ寝ていました。完。だめだ。これじゃ、日記にならない。


4時半に目を覚ました。起きるには早すぎるけど、二度寝するような時間でもない。(ぼくにとっては、だけど。)けれど、なぜか目は冴えている。うだうだ言っていたけど、もう起きてしまおう。


その日の日記を書き終えたぼくは、ものすごく眠くなっていた。さっきまで、お目目ぱっちりだったのに。それどころか、体がだるい。天気は曇り。にわか雨。低気圧により、不調の予感。いっそのこと、午前は寝てしまおうか。出先で体調が悪化するよりは。そして、二度寝を終えたぼく。再び目を覚ましたのは16時。何でだ。


さすがに眠くなくなっていたけど、一日ほぼ何もしなかったことに対する罪悪感。それを払拭するために、とりあえずカレーを作る。カレーであることに意味はない。食べたくなっただけだ。カレーは食べるのも好きだけど、作るのも好きだ。玉ねぎの皮を剥いたり、切ったりするときに立つ匂い。野菜なのに果物のような、あの匂いが気に入っていて。


じゃがいももにんじんもたっぷり切り、豚肉も多めに鍋へ投入。炒めるときの匂いもいいものだ。思わず、またまどろみそうになる。圧力鍋で8分。火を消したぼくは、鍋の圧が下がるまで、外へ出ようと思った。


外は、まったく寒くない。暖かいかと言えば、そうでもない。微妙な気温にむずがゆくなる。他に行く当てもないので、近所のスタバへ。「今日は、めずらしい時間にいらっしゃいましたね。いつもは、朝早くに来られますよね?」新顔の店員さんに、馴染みの店員さんと同じようなことを訊かれる。もう覚えられたんだ。まあ、いつもは同じ時間に来るし。ほうじ茶しか頼まないし。服は真っ黒だし。


めずらしい時間に来たぼくは、ほうじ茶ではなく、フラペチーノを頼んだ。時間は関係ない。リワードが溜まっていたからだ。「たまにはいいなフラペチーノ」と思ったけど、ものの数分で寒くなる。バカかな。100文字小説のストックが切れたので、書こうと思っていたんだけど、読みかけの小説を読み終えただけだった。面白かったです。はい。


コンビニで牛乳を買ってから帰宅。あれだけ眠ったのに、また眠くなって机に突っ伏していたら、パートナーも帰ってきた。カレーはなかなか好評。ごちそうさまでした。夜しか活動しなかったけど、たまにはいいか。そして今朝のぼくは、懲りずにまだ眠いのだった。

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