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「神さまが、人類を半分に減らすとします。あなたは、自分が生き残ると思いますか?」

空気が、少しだけ冷たい。眠いのか、眠くないのか。そんなこともわからないぼくには、丁度いい。よく眠ったはずなんだけど。どうも、低血圧です。たぶん。


遠くへ行きたい。ぼくを知らない人しかいない、遠くへ。その願いが叶うのは、いつになるんでしょう。今はどこへ逃げても、白い目で見られるだろうから。5年後? 10年後? それでも、世界は変わっていない気がする。もしくは、悪化しているか。「明るい未来」なんて月並みなもの、ぼくには見えません。(すごいですね。「明るい」と打っただけで、予測変換で出てきましたよ。)


「神さまが、人類を半分に減らすとします。あなたは、自分が生き残ると思いますか?」昔、何かの小説で読んだ台詞。訊かれた側は、和菓子屋の店員さんだったので、「ありがとうございました。またお越しください」と返したみたいだけど。頭がいい。それはさておき。


基準はわからないけど、ぼくは死んじゃうと思う。優秀じゃないし。社会に貢献する点では、圧倒的に。働いていないし、子孫を残す気はないし。それに、「自分だけ生き残っても」と思う。ぼくが好きな人達も一緒なら、いいけどさ。周りが嫌いな人だらけだったら、生き地獄だよ。(そもそも、ぼくが生き残るなんて、万が一にもなさそうだけど。要らぬ心配だ。)


未来のことを考えられるのが、大人なのかな。ぼくは、今を生きることで手いっぱい。そばにいる人の幸せを考えることで。嫌な言い方になるけど、何十年先を見据えて行動できる人、遠い国の子ども達のことを考えられる人は、恵まれているんだと思う。ぼくは、その人達がうらやましい。きっと、家族を愛し愛されて、両親や兄弟を尊敬して、他人のことも家族のように思い遣って……。ああ。頭、痛くなってきた。


生きたいな。今、なんとなく思った。神さまの視点では、生きるに値しないぼくだけど。(被害妄想です、はい。)遠くへ行けなくても。未来なんて考えられないけど。見えない誰かが、許してくれるなら。色んなことがわかるまで、生きていたい。たとえば、海外渡航を許されるまで、とか。ニューヨークに行けないまま、死にたくないな。(一度でいいから、行ってみたい場所。)うん。今日も、なんとかやっていけそうだ。

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