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原稿が進まないぼくのぐだぐだ毎日。パート2

耳鼻科に行った。休みだった。祝日だった。ので、虚脱したぼく。まだ8時半だった。近くの店はどこも開いておらず、とりあえず川でぼんやりする。と、鯉を何匹も発見する。一匹だけ、黒の体に白の筋が幾つも入っていた。どこかから逃げ出したんだろうか。というか、田舎とはいえ街中なのに、なんで鯉がいるんだ。


9時になった。ので、一番近い喫茶店へ向かった。週に一、二回通っている店。コーヒーしか注文しないせいか、おかしを付けてくれるようになった。昨日はもみじまんじゅうだった。おひさしぶりです。コーヒーによく合った。なるほど。あんことコーヒー。覚えておこう。菅原敏さんの詩集を読んでいると、1時間が経った。帰り際に、胸に付けているブローチ(おにぎり)を店員さんに褒められた。


気分が浮ついたせいか、少し人恋しくなった。ので、週に一、二回どころじゃなく通っている古本屋へ。二日に一度は来ているくせに、毎回棚替えする癖が直らない。と、画集かつ洋書を見つけた。背表紙には、「Maurits Cornelis Escher」。Escher。エッシャー?


「これは、あのエッシャーですか?」

「はい、あのエッシャーです」


店主に訊いてみると、英語の教科書のような問答になった。ちなみに、「あのエッシャー」とは、「だまし絵のエッシャー」です。洋書なので、解説は全て英語。(か、どうかも定かではない。日本語以外の何か。)なるほど、わからん。ぼくは、前々から気になっていたJ・P・トゥーサンの『浴室』を買った。


新人文学賞の原稿は、進んでいるのかいないのか。修正案は、メモ帳に書きなぐっている。でも、印刷したそれに書き加えてはいない。早く、しないと。なぜか、今後作る予定のZINEの案をまとめる。これはこれで楽しい。原稿は進まないけど。昼はほぼ引きこもっていたので、体がだるくなった。ベランダでしゃぼん玉を吹いた。今のところ、ダイソーのしゃぼん玉が一番。よく出る。


明日こそ、耳鼻科へ行く。明日は祝日じゃ……ないよな? また外で待たされることになったら嫌だな。今頭の中にあるのは、それくらい。あとは、原稿原稿原稿。ああ、あと。かりんとうまんじゅう買って帰ろう。コーヒーと一緒に食べよう。

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