「人間そっくりな僕ですが、」

まただ。そう思った。天気が悪いわけじゃない。けれど、起き上がれない。眠いのか? 眠くないのか? よくわからない。わからないけど、気付けばまた眠っている。知らない内に、時間が経っている。「きみの知らないところで世界は動く」? そんなにいいもんじゃない。ほとんど気絶と変わらない。ぶつり。意識が途切れる。夢も見ない。


理由はなくても、おかしくなるときはおかしくなる。それは、しょうがないとして。それにしても、どうしてこんなにだるいのか。一日以上、ろくに食べなかったりするからか。でも、今さらな気もする。もしくは、それが積み重なって、今に至るのか。「じゃあ、食べろ」? それができれば、苦労しない。なにも食べる気が起きないんだ。生命の危機を感じるまで。


これを書いている今も、現在進行形でだるい。書き終えた瞬間、また眠ってしまうんじゃないか。いや、気絶か? わからないけど、そんな予感がする。10秒でいい。目を閉じるだけで、ぼくは斃れる……失礼、倒れるだろう。(持ち主に似たのか、PCもスマホも、予測変換が物騒極まりない。)


休みたいときは、休めばいい。眠りたいときは、眠ればいい。全く以て、その通りなんだけど。ぼくは、眠りたいわけじゃない。体は眠りたがっている。というより、重力に逆らいたくないみたいだけど。ただでさえ、不健康なぼくだ。なので、あんまりうちに引きこもりたくない。なるべく外に出て……そんなことをしているから、疲労がたまりにたまったのか?


幸い、今朝はまだ死にたくない。一時間後は、知らないけど。「死にたい」よりも「眠い」「だるい」が勝っている。どちらも、いいとは言えないけど。「眠い」「だるい」は、とりあえず休めばなんとかなる。と思っている。「死にたい」は、避けようがないので、どうしようもない。つまるところ、今日はまだ大丈夫。生きる上では。


休む=うちに引きこもるのは、気が進まないけど。気絶するほどなので、そうするしかないのかしらん。それよりも、なんでもいいから食べた方がいいのかしらん。優先事項はなんですか? 人間失格というより、失格人間。しっくり来るなあ。ぼくという人間(もどき)に。ええ。ええ。ぼくは、人間じゃないですよ。人間そっくりなだけですよ。ああ。眠い。だるい。こんな憂鬱も、眠れば忘れる。(ことにしておきたい。)

この記事が参加している募集

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。 「サポートしたい」と思っていただけたら、うれしいです。 いただいたサポートは、サンプルロースター(焙煎機)の購入資金に充てる予定です。