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焦燥感より安心感が勝った日。

長い長い夢を見た。大半は忘れてしまったんだけど、尺が長かったことだけ覚えている。(たぶん、あんまり眠れていないんだろうけど。)おかげで、体のあちこちが痛い。夢の中で何をしたんだ、ぼくは。鬱々としたぼくをさしおいて、外はものすごくいい天気ですね。おはようございます。


昨日は、バスでちょっと遠くへ出かけた。(県内ですよ、ええ。)バスに乗るのは、久しぶりだった。両替した小銭をまた両替するわ、乗り換えたバスが法定速度以上出していた(気がする)ので手すりに必死にしがみつくわ。いやいや、色々ありましたね。ぼくはぼんやりしているし、あと運が悪かったんですね。はい。


そんなこんなでたどり着いたのは、別の地区の図書館。ぼくがわざわざ遠くを目指すときは、そこに本があるときです。コワーキングスペースもあったので、短歌を書いたり詩を書いたり、図書館なので本を読んだり、のんびり過ごした。あと、ちっちゃなパン屋さんがあったので、あんパンを買った。おいしかったです。


県内とはいえ、ほとんど知らない土地。常日頃「逃げたい」と思っているぼくには、丁度いい逃避行だった。ぼくを知らない人達しかいない。ぼくを知っている人達も、ここまでたどり着くことはできない。焦燥感より安心感が勝った日。ずいぶん、息がしやすかった。(車酔いしたから、ちょっと吐きそうだったけど。)


ちなみに、の話になるけど。ぼくがバスを使ってみようと思ったのは、手帳を持っているからです。精神障害者手帳。公共交通機関の一部が割引になるんですよ。(たぶん地域によって違うと思うので、興味のある方は県のHPへゴー。美術館や博物館も、場合によっては無料で観覧することもできます。)もともと、年金や就労のために発行したものだけど、こんな風に活用するのもいいんじゃないかと思って。ぼくが、穏やかに生きるために。


県内でも、ぼくの知らない場所はまだまだある。このご時世なので、あんまりあちこちには行けないけど。(そもそも、人の多い場所は好きじゃないので、大抵は大丈夫だと思うけど。)何もかも嫌になった日には、バスに乗ってどこかへ連れて行ってもらうのも、ぼくが死なないための方法だと。「死なないための方法」は、いくつあっても困らない。また一つ、賢くなった日だった。

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