①『トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー』ガブリエル・セヴィン(2023/10/6発売)★4.5
2016年本屋大賞翻訳小説部門第1位を獲得した『書店主フィクリーのものがたり』の著者の最新作。
著者の筆力もさることながら、「ゲーム×文学」のエンタメ作品として最高峰かもしれないと翻訳小説好きが絶賛。
少し気持ちは早いけれど、2025年本屋大賞翻訳小説部門にノミネートされるかもしれない。
②『地雷グリコ』青崎有吾(2023/11/27発売)★4.7
2023年末に出版されてからミステリ界隈を騒がせている本書。ゲーム性のある物語にワクワクが止まらず一気読みとのこと。
2025年の【本格ミステリ・ベスト10】のランクインも予想される期待作。
1話〜5話までWEBで読めます↓↓↓
③『プロトコル・オブ・ヒューマニティ』長谷敏司(2022/10/18発売)★4.5
2009年、SF長篇『あなたのための物語』(ハヤカワ文庫JA)で「ベストSF2009」国内篇第2位を獲得した長谷氏の渾身の1冊。
そしてなんと、2024年2月23日に発表された第44回「日本SF大賞」に『プロトコル・オブ・ヒューマニティ』(早川書房)が選出されました!
おめでとうございます!!
事故で義足になったコンテンポラリーダンサーに待ち受ける運命とは?
映像を見ているかのように錯覚させられるリアルなダンスシーンの描写も注目。
④『本のある空間採集: 個人書店・私設図書館・ブックカフェの寸法』政木哲也(2023/8/6発売)★4.5
著者である政木氏が実際に本のある空間を訪れ、小スペースを活用した本の並べ方などを間取り図とともに解説した1冊!
それぞれの細かな工夫に目を見張ること間違いなし!
⑤『昆虫絶滅』オリヴァー・ミルマン(2023/12/5発売)★4.1
タイトルの通り、昆虫が絶滅してしまったら生態系や環境にどんな影響があるのかを考察した1冊。
昆虫の数や生態系の変化について、数値をもとに考察しており、ここまで「昆虫×環境問題」に迫った書籍もなかなかないだろう。
中高生の環境教育の本としても良さそう。