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【2024年激推しの5冊】厳選ブックガイド

①『トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー』ガブリエル・セヴィン(2023/10/6発売)★4.5

2016年本屋大賞翻訳小説部門第1位を獲得した『書店主フィクリーのものがたり』の著者の最新作。
著者の筆力もさることながら、「ゲーム×文学」のエンタメ作品として最高峰だと翻訳小説好きが大絶賛。
少し気持ちは早いですが、2025年本屋大賞翻訳小説部門にノミネートされるかもしれない一冊です。

(追記)Amazonでは7/17(水)まで
2420円→1210円の半額セール中!!

〜あらすじ〜
セイディはゲーム作りを学んでいるMITの学生。ある冬、彼女は幼い頃一緒にマリオで遊んだ仲のサムに再会する。二人はゲームを共同開発し、成功を収め一躍ゲーム界の寵児となる。だが行き違いでゲーム制作でも友情でも次第に溝が深まっていき――。

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②『地雷グリコ』青崎有吾(2023/11/27発売)★5

みなさん、ゲームは好きですか?『地雷グリコ』は、ゲームを通じて繰り広げられる頭脳戦にワクワクが止まらないと話題沸騰中!

2023年末に出版されてからミステリ界隈を騒がせている本書。
なんと本格ミステリ大賞、日本推理作家協会賞、山本周五郎賞の3つ受賞したというから驚きです。ミステリ好きも、ゲーム好きも、両方楽しめる一石二鳥な一冊となっています。

2025年の【本格ミステリ・ベスト10】のランクインも予想される期待作。

読んでいると、「次はどんなゲームが出てくるんだろう?」とページを捲る手が止まりません。

〜あらすじ〜

ミステリ界の旗手が仕掛ける本格頭脳バトル小説!射守矢真兎(いもりや・まと)。女子高生。

彼女は勝負事に、やたらと強い。

次々と強者を打ち破る真兎の、勝負の先に待ち受けるものとは――ミステリ界の旗手が仕掛ける本格頭脳バトル小説、全5篇。

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1話〜5話までWEBで読めます↓↓↓

③『プロトコル・オブ・ヒューマニティ』長谷敏司(2022/10/18発売)★4

2009年、SF長篇『あなたのための物語』(ハヤカワ文庫JA)で「ベストSF2009」国内篇第2位を獲得した長谷氏の渾身の1冊。
そしてなんと、2024年2月23日に発表された第44回「日本SF大賞」に『プロトコル・オブ・ヒューマニティ』(早川書房)が選出されました!

おめでとうございます!!

事故で義足になったコンテンポラリーダンサーに待ち受ける運命とは?
映像を見ているかのように錯覚させられるリアルなダンスシーンの描写も注目の話題作。

現実世界でもすでに人工知能を用いた芸術作品が数多く生まれている昨今だからこそ、その先に何が起こりうるのか、人間性とは何かという問いが胸に迫ります。

hontより

〜あらすじ〜

伝説の舞踏家である父の存在を追って、身体表現の最前線を志向するコンテンポラリーダンサーの護堂恒明は、不慮の事故によって右足を失い、AI制御の義足を身につけることになる。

絶望のなか、義足を通して自らの肉体を掘り下げる恒明は、やがて友人の谷口が主宰するダンスカンパニーに参加、人のダンスとロボットのダンスを分ける人間性とは何かという問いに直面する。

SF史上もっとも卑近で、もっとも痛切なファーストコンタクト。『あなたのための物語』を超える、10年ぶりの最高傑作。

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④『本のある空間採集: 個人書店・私設図書館・ブックカフェの寸法』政木哲也(2023/8/6発売)★3

本の香りに包まれた素敵な空間に憧れたことありませんか?この本は、そんな夢のような場所を44箇所も紹介してくれる、本好きにはたまらない一冊!

著者が全国を飛び回って、個性豊かな本の空間を実際に訪れ、なんと実測までしたというから驚きです。そして、その結果が立体的な図になって載っているんです。まるで本の世界に迷い込んだような気分が味わえます。

この本を読むと、「次の休みはあの本屋に行ってみよう!」と思えるかも。Google mapにピン立てして、旅行先で回ってみると面白いかもしれません。新しい本との出会いだけでなく、素敵な空間との出会いも楽しめることでしょう。

〜あらすじ〜

●全国の本のある空間を徹底解剖!

〜書店観察の新しいかたちがここに〜

全国の新刊書店、古書店、私設図書館、ブックカフェ、移動書店など44件を訪ね歩き、空間を実測・図解した一冊。

店主の創意工夫、地方や都市の空き家・空きビルなどを利活用した拠点づくりに着目し、本と人とまちが織りなす空間の居心地とスケールに迫る。

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⑤『きみのお金は誰のため: ボスが教えてくれた「お金の謎」と「社会のしくみ」』田内学(2023/10/18発売)★5

2024年要チェックの一冊といばこれ!
お金の謎を解き明かす、ユニークな経済教養小説です。

中学生の優斗くんが、なんと投資銀行マンの七海さんと一緒に、謎の大富豪「ボス」から「お金の正体」を学んでいく過程が描かれます。

・お金自体には価値がない?!
・お金で解決できる問題はない?!
・みんなでお金を貯めても意味がない?!

この本を読めば、お金の常識がアップデートされること間違いなし。お金の本質を学ぶ上で10代の若者にもおすすめしたい一冊。

Amazonベストセラー総合1位を獲得し、読んだ人の多くが「目から鱗」と絶賛しているこの本、まずは図書館で探してみるのもアリかと!

〜あらすじ〜

◆絶賛の声、続々!◆

・原田ひ香氏 推薦(作家、『三千円の使いかた』著者)
「なんのためにお金を使うのか?が、世界を作っていく」

・長谷川京子氏 推薦(俳優)
「お金に振り回されないための本。子どもにも読ませたい」

◆所得、投資、貯金だけじゃない、人生も社会も豊かにするお金の授業、開講!◆

(中略)

・お金の謎1:お金自体には価値がない
・お金の謎2:お金で解決できる問題はない
・お金の謎3:みんなでお金を貯めても意味がない

本書を一読することで、お金の本質を丁寧に学べます!

amazonより

まとめ

2024年注目の5冊を紹介させていただきました。ゲームと文学の融合、ミステリとゲームの頭脳戦、SF、本の空間探訪、お金の本質など、多彩なジャンルのラインナップとなっております。
この中から、みなさまの読書体験を豊かにする一冊が見つかれば嬉しいです。

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