全集中の食事7日目。そして甘い誘惑のこと

今回は #寝伸び  #計画を立てる #全集中 の食事 #修行 #落花生 #チョコレート #滋味 #五感 #消化器官 #クッキー #感謝 #小麦粉 #砂糖 #薬 #添加物 #玄米 #会社勤務をやめた #医食同源 等について書いています。何かしらお役に立てば幸いです。


今朝の氣分

半覚醒状態で寝たまま伸びる、名付けて「寝伸び」を15分ほどやって9割覚醒で起きられた。そのままついアタマを巡って氣がかりだったことをスマホで調べてしまい、少し凹む。時間も取られて少しバタバタとダンナさんを送り出す。今朝は珍しく薄らニッコリしていた。なんで? 分からないけど、よきかな。

一日の計画を立てて動く

前夜寝る前に立てておいたがちょっと盛り込みすぎな氣がして、今日できなくてもいいこと、絶対やりたいことを決めた。よきよき。
時間を意識するのが苦手で、これまでは家での時間を無計画に動いて非効率な家事や自由時間を過ごしてきました。基本、家に居る生活になったので、計画を立て調整して動くことを意識するようになって1週間ほど。まだ全て計画通りには動けませんが、したいことがいつも雑然と脳裏に沢山あり、常に圧迫されている意識から解き放たれ氣持ちがスッキリするようになりました。寝る前にその日にできたことに○をしてできなかった予定を別の日に組み直したり見直したりするだけ。全部できなくていい。仕事ではやっていたこと、家でもやればよかっただけなんですが、多分仕事っぽくて嫌だったんですね。とどのつまりは、仕事が楽しくなかったのかな。辞めるまで分からなかった(笑)

全集中の軽食

今朝はちょっとバタバタなので、野菜を添えるのを諦めた代わりにダンナさんに出した残りのフルーツとプレーンヨーグルトに、いつものセット(皮付き落花生とチーズ2P、チョコレート1枚、インスタントコーヒー、低温殺菌牛乳)。これに、ダンナさんが外で戴いてきたコンビニのチョコチップクッキーを迷いつつ横に置いてみます。

いつも最初にいただくがお腹が空いているので味わい切るより先に喉へ送ってしまうことが多い皮付き落花生。今日はメニューが少ない分改めて意識していただきます。
いつもは噛んでいくうちににじみ出てくる甘みに集中してしまいますが、今日は野菜を食べていない分、皮から繊維を摂ろうと浅ましく考えた甲斐あって(笑)、乾燥した薄皮の渋みを俄かに感じる。そう、皮付きはこの微妙な渋みがあるから甘みが引き立つんですね。

そして先日久しぶりにチョコレートのことを詳しく掘ったので、今日改めて、チョコレートを深く感じようと意識を全集中して、今日は1枚だけのCacao88をいただきます。
そう、チョコレートの味は…渋みとかコクとか深みとか…そういった言葉だけでは形容しきれない…とても複雑で濃厚な味。この複雑さは玄米と同じく「滋味」と表現したい。この1枚僅か4.5gほどの中にたっぷりと詰まった滋養を感じます。

約4000年前、カカオ栽培が始まった当時は非常に貴重な薬や滋養強壮剤のように用いられていたそうです。この滋養はたくさんの人の手のエネルギーと天地の賜物。今はたくさんの人を虜にして笑顔にしてくれるありがたいスイーツ。生産者、製造者のみなさんに感謝です。
参考:チョコレートの歴史を知ろう - 海を渡って進化するチョコレート/ダンデライオン・チョコレート
そういえば少し前まで近所のコンビニに1種類だけ置いていたオーガニックでフェアトレードの板チョコ、全集中で食べ比べてみたいのだけど、もう置いてくれないのかお店の人に聞いてみようかな。

チーズは昨日久しぶりにかじっていただいた時のことを思い出すとやはり小さく切っていただきたくなり、そうしてみると、やはりこの方が満足感がある氣がしました。

全体を通しての今日の新たな発見が一つ。
味覚、嗅覚にも慣れがあるので、どれも最初の一口目でもっとも鋭く味、香りを感じているということ。今は修行の初めなのでこの直径15cmの一皿の軽食に20分ほどかけていますが、忙しいときは、落ち着いて最初の一口だけでも意識全集中でいただき、あとは他ごとを考えていてもよく噛んでいただけば消化吸収に関してはよいのかも。いただく前に嗅ぐ香りでも消化器官のスイッチは入れられるような氣がします。

コンビニのクッキーにも全集中

そしてこれらを食べ終え、最後に横に置いた1枚の「チョコチップクッキー」に目をやります。既にお腹は満足したと伝えているのでここからはアタマの都合です。
多分昨日ダンナさんが会社でいただいたものの食べるタイミングなく持ち帰ったもの。あると氣になるし、私は家にある食べものはお腹を壊さないと思うものは基本全部いただくことにしているのでいつかはいただくし、私がいただかなければダンナさんが酔った時に食べることになる(酔いが酷いと手当たり次第に甘いものに手を出す)と考え、半分に割っていただくことにしました。
この1枚10cmのクッキーも、原材料から製造、販売、流通、買ってくださった方まで、たくさんの人の想いを載せてここにあるのです。それらの方々に感謝していただきます。


最初にガツンと来るのは甘み。奥歯で噛むとふわっと香るのは小麦かな?そして、甘み…かすかにチョコのコリっとした歯応えとコクが表れますがすぐに甘みで覆われ、分からなくなり…そして甘み。甘み。途中で口にした牛乳の甘みが若干薄く感じられます。考えるのをやめて半分を最後までいただき、コーヒーで後味を喉へ流し込みました。

甘いもの、美しいもの、安いもの

会社勤務を辞め、自分の時間が増えたことで全集中の食事に取り組むことになり、それまでの私なら「甘かった」で終わることができたと思いますが、もう戻れません。知っているからこそ考えるのを避けてきたことですが、甘い誘惑はテレビなどの魔力と同じく、初めは甘く美しい顔をして誘い、ココロを惑わせ、虜にします。氣付かぬうちにアタマの中で実権が握られ、トラワレノミとなっていく。
それは普段、人との交流の中でコミュニケーションを円滑にするためのアイテムとしてふんだんに使われ、製造、販売している方、買う方、贈る方にも自分や誰かを大切に想うマゴコロが込められているもの。甘いものが大好きな人をとても幸せな氣分にさせ、ココロに溜まったストレスを癒してくれます。そこに微塵も良からぬ想念はありません。
だからこそ源流を辿り源泉の色を自分で見て知るしかない。私たちが目にする前に魔法をかけられいつでも触れることのできる虹色の泉にしか見えないのですから。

砂糖の依存性についてはこちらが参考になると思いました。
甘いもの好きな人必見!砂糖依存症について/新宿ストレスクリニック

甘さとして、サトウキビなり甜菜なりの植物から精製して取り出した「砂糖」だけを添加するからよくないのではないかと私は考えています。最近「糖質制限」についても様々な説明がなされていますが、これも結論を出すのはまだ難しいと思っています。
ただ少なくとも「お米」の糖分については、明らかな食べ過ぎは別として、健康な方であれば、玄米を炊いたご飯としていただく分には他のおかずも含めて通常の腹一杯までは制限すべきでないと考えています。ご飯と一緒に食べるおかずや副菜で、タレや甘辛煮などに「砂糖が添加」されていればまた食事全体のバランスが崩れている可能性があるので、あくまでここではお米の糖分について言えばです。一部を取り出した物質や言葉に囚われていてはやはりバランスを欠くことになるのだと思います。

ちなみにこのチョコチップクッキー原材料は、小麦粉(国内製造)、砂糖、マーガリン、液卵、還元水飴、植物油、バター、カカオマス、ココアパウダー、異性化液糖、乳糖、全粉乳、食塩、ココアバター、加工でんぷん、膨張剤、乳化剤、香料、でした。

原材料表記は基本、含有量の多い順に表記されています。小麦粉の国内製造という表記は国産ではない小麦を粉にする工程を国内でしました、という意味。2017年の法改正以降、国産小麦を使用したものが売れるようになってきたことも背景にあるのかな。ポストハーベスト農薬(輸送中の虫食いやカビを防ぐための収穫後の散布)さえなければいいとも限らないので、私は選ぶ時の優先順位を決めています

*脱線話*薬と添加物

「薬」の問題を科学的に考えることにはまだ限界があると思っています。個体差もあるので、この人の場合にこの薬を1日何グラム、何年間まで摂取しても病気にならないか、は統計による推計でしか評価できず、解毒能力も推定値でしかないし、日々摂り込む他の物質の作用や相関も含めて観察し続ける、なんて本当に科学的な評価は現在はまだできないのでは?と思ったら、私の結論としては「わからん」としか言えません(笑)

お酢だってお塩だって量と使い方によって薬にも毒にもなるわけで、薬と食べものの区別すら、名前だけで分けるということはできない。食べものも薬も同じ。人によって時によって変わりもする「用法用量」が肝なのだと思います。
今よりは食べものが限られていた江戸~大正時代、玄米を精米した白米を食べるようになってから多くの人に脚気が出たというのは有名な話。現代は日々多種多様な食品を豊富に摂るようになったからだいたい補えているということですね。
玄米の栄養素についてはこちらをご参照ください。「玄米まるわかり辞典」

農作物に使う薬も人間に使う薬も、人間が実験室で造ったものをたかだか数年~数十年の実績で「これくらいなら多分大丈夫」で食すのはイヤだな、という超文系解釈です(笑)

「添加物」も同じで ”なんだこれ?” と思った物質の原料や製造方法、その目的、環境への作用と生態系全体への影響をざっくり調べ、最終的に ”なんかイヤだな” と感じたら避けるということで私は決めてきました。しんどくなるのであまり細かくは考えませんが、一度丁寧に調べれば大体自分のイヤなものの枠ができてきます。私は20年ほど前に色々調べた後、最近は人工甘味料についていくつかググっただけ。「無添加」という表示はスルーして裏を見ます。サツマイモに砂糖を足しても添加は添加なので、何を添加していないから安全ですよ、と言いたいのかは汲み取るようにしています。

自分でかけた呪縛を解いたら

今日は全集中の食事の効果をクッキーが強烈に教えてくれました。以前にも砂糖断ちをしたことはあるのですが、東日本大震災の後、お菓子が非常食になったことでお菓子の買い置きが始まり、それから消費が始まり、訪問介護でなく施設勤めになったこともあり断念しました。(おやつ以外の料理では砂糖はほとんど使っていません。)私は ”会社勤務” や、”ねばならない” 呪縛(縛っていたのは自分自身)から自由になったことで、自分のココロとカラダと真正面から向き合うことになり、”甘い呪縛” からは解き放たれたようです。ゼロにする必要はないと思っていますし、砂糖や”なんとか糖”、人工甘味料が前の方にずらりと並ぶオカシを一切買うことなく、食べたくないものを一切食べず、社会と触れ合うつながりを断ち切って生きるのでは意味がない。装いの美しさに誘われて買ってみてしまうかもしれないし、誰かの優しい想いが乗せられていたらありがたくいただくと思います。がんばって造ってくださった方々の想いと労働、食材となった罪なき生きものの命を無駄にはできない。マイクロプラスチックを分解してくれる微生物のように、変なものでも自分のカラダで解毒できるようなスーパー肝腎になったらいいな(笑)

今日のヘッダーは、いそろく さんからお借りしました。
やさしいタッチのイラスト、ありがとうございますm(_ _)m
「料理に砂糖はいらない」という記事、おすすめです!

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