sainokuni

アラサー日本酒好き。 旅行に行った先でも日本酒を飲んでいることが多い。

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マガジン

  • sainokuni酒一会の旅路

    2023年10月17日~11月2日の16連泊17日間の旅行の記録。1日ずつ記録を残します。

  • 今宵はどんなお酒を送ろうか

    日本酒×薬剤師の読み切り短編小説。 差出人不明、見知らぬ酒屋から会津の日本酒が各章、薬剤師の主人公に送られてくる。 薬剤師の日々を日本酒を通じて表現したヒューマンストーリー。

  • いろどり徒然草

    sainokuniが好きに徒然と綴るエッセイをまとめております

  • sainokuniのSAKE呑み手帳

    飲食店、酒屋の訪問レポート。推せる店は推せるうちに推せ。

  • ~今宵の会津物語 ~

    日本酒×薬剤師の小説「今宵はどんなお酒を送ろうか」の番外編集です。 本編を読んでからこちらを読んで頂けるとより、楽しめます。

最近の記事

sainokuni酒旅路~番外編~後編

【2日目】え?また戻るの?静岡県で食す推しの鰻おはようございます。16連泊旅2日目。1日目の宿の記録を残したいが為の後編です。 1日目はこちらから↓ タイトルについては後に伏線を回収します。笑 1泊お世話になった「はづ木」の朝御飯からスタート。 心なしか肌がプルプルになった気がする。お風呂場に置いてあった化粧水の効果なのか、昨晩に美味しく頂いた薬膳の影響なのか。 9時すぎには宿の周辺をお散歩。 駅も寂れているし、こんな山奥だから人なんて来ないでしょう?と思うかもしれ

    • sainokuniの酒旅路~番外編~前編

      【 人と酒に会いに行く連泊旅】 いつも読んで頂きありがとうございます。 2023年10月17日から連泊で西日本周辺をぐるっと回ります。 16連泊なんて人生初めてですわ。 夫と交代しながら車を運転して各地を回っていきます。 そもそも、何故そんなことをやろうと思ったのか。 理由はキチンとありましてよ。 今年、福島県の会津地方に移住します。 8月に内定通知を頂いた日にnoteを綴りました通り。 福島県の会津ってどこやねん?ってなる方もいらっしゃるかと思いますが、福島県の山奥

      • 東京ばな奈の思い出

        2023年の秋。 東北に2泊3日の旅行へ出掛ける予定があって埼玉県の玄関口JR大宮駅を経由して東北に向かう途中のことだった。 新幹線構内、NEWDAYSの店頭で「東京ばな奈」が売られていた。 今や東京土産の代名詞である、東京ばな奈。 最近はチーズケーキやらレーズンサンドやらソフトクリームやら。色んな商品が出ていて、もはや何者なのか分からない。 某観光地の東京ばな奈はヒョウ柄だし、クマだかウサギだかの顔が描いてある商品もあって「商品名はバナナで良かったか?」と問い掛け

        • 銀座から見えた女性の分岐点

          仕事を辞めてもうすぐ1ヶ月が経とうとしている。 そんな中、前の会社の後輩達が焼き肉に行こうと誘ってくれた。 久しぶりに銀座という街に来た。 この日の天気はあんまり良くなくて、少しどんよりしている。 ルイヴィトンのビルの色と同化してしまいそうな雲の色。 ただ時期も時期だからか、暑さが和らいで涼しかった。秋がすぐそこに来てるようだ。 銀座の街をこんなにマジマジと見ることはなかったけれど、ルービックキューブみたいなビルが幅広く場所をとって一列に並べられている。 デパートであ

        sainokuni酒旅路~番外編~後編

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        • sainokuni酒一会の旅路
          2本
        • 今宵はどんなお酒を送ろうか
          9本
        • いろどり徒然草
          14本
        • sainokuniのSAKE呑み手帳
          8本
        • ~今宵の会津物語 ~
          6本

        記事

          京都・元田中の発酵室よはく

          いつも読んで頂きありがとうございます。 この回もお店紹介です。前回の恵比寿のミズノトリから続きますね。 推せるうちに推したいお店や酒蔵は推せ(持論)このメンタルでやっていますので、今後もよろしくお願いします。 今回のお店紹介は番外編と言ってもいいです。 都内でも関東でもない。 京都の元田中。 はい…?どこやねん。元田中。 ちなみに私が初めて、この駅の名前を知った時は「元が田中なら今は何やねん」とツッこんで一緒に旅行していた友人に呆れられました。 元田中は叡山電鉄叡山

          京都・元田中の発酵室よはく

          恵比寿のミズノトリ

          いつも読んで頂きありがとうございます。 今回は久しぶりのお店紹介です。 もちろん、日本酒とお料理が楽しめる場所。 日本酒大好きな私の「バチバチの推し店」です。 日本酒ペアリングも楽しめますが、日本酒がよく分からなくてもキチンと説明してくださるスタッフさんがいます。外国人のお客さんが多いからなのか、英語での説明もバリバリでした(驚) 料理が美味い。本当にヤバい(語彙力。笑) 料理って見た目も大切だなって思わされるのと、この組み合わせをこの料理にしちゃうの?みたいな素材を堂々

          恵比寿のミズノトリ

          獺祭パフェから日常を切り取る

          11年と6ヶ月働いた会社。今日で仕事〆日でした。 最終日なので日本酒飲むのも解禁して何か自分にご褒美を…と。久しぶりに獺祭パフェやるか。 なんだよ。獺祭パフェって。 これは私が勝手に表現した造語。 ロイヤルホストというファミレスがある。 ロイヤルというだけあってファミレスにしては少しお値段高めなのだけれど、デザートメニューにあるパフェが何とも絶品なのだ。 季節のフルーツで期間限定パフェメニューの提供もあるのだが、熱々のチョコレートをチョコレートづくしのパフェにかける

          獺祭パフェから日常を切り取る

          1本の酒瓶が人生を変えることもある

          転職して移住することになりました。 私の人生の中で大きな決断。 35年間お世話になった埼玉県を出ていくことに。 来年から新天地での生活がスタートします。 行き先は福島県会津地方です。 親戚がいる地で、小さい頃は年に何回も遊びに行っていた場所。そして私の大好きな日本酒のメッカ。 何故、ずっと関東で過ごしてきた人間が東北に? 逆じゃないか?と思われるかもしれない。 まず、可愛がってもらった親戚の側にいたい気持ちが根底にあったこと。 実は学生の就職活動の時、福島県の病

          1本の酒瓶が人生を変えることもある

          あの日渡したモビプレップの味を私はまだ知らない

          私が大腸と胃の内視鏡検査をやろうと思ったのは、単純な理由だった。それは自分が酒呑みだったからだ。 食事さえ挟んでいればお酒は結構飲めてしまう。 もともと日本酒が好きで、それこそ食事さえ挟めば4合瓶1本以上は空ける。 ただ量が好ましくないのは自分でも分かっているので、最近は意識して量を控えることが多い。 そして、30半ばというこの年齢は、お酒をこれからもずっと飲んでいくことに当たって1回検査をしておかねばならないのでは…?と考えさせられた。 20代の時、逆流性食道炎を患

          あの日渡したモビプレップの味を私はまだ知らない

          出来たらイイナを形にする Ⅰ

          今回の内容については過去の業務の振り返りと、もし実践叶うものならやってみたい私の小言リストだと思って欲しい。 【Dgsで実践した地域勉強会】 ドラッグストアなのによく地域へ出向いて勉強会なんてやったよなって私自身も当時を振り返って思う。(時間も人も足りていない業界だから)あれは貴重な体験だった。 もう7年以上前のことであるが、介護施設のスタッフさんからデイサービスのお爺ちゃんとお婆ちゃん向けに勉強会をやって欲しいという依頼がきた。 場所は地域の小さいコミュニティセンタ

          出来たらイイナを形にする Ⅰ

          6.高郷見晴らしの丘 池ノ原展望台

          今宵はどんなお酒を送ろうか~ 番外編最終回 【その酒は食べる米で出来ている】 喜多方の会津錦という酒蔵が掲げている酒の謳い文句だ。日本酒は通常、酒米という酒専用の米で造られることが多い。 だが、会津錦は全ての酒を食用の米で造る。 この蔵がある喜多方市高郷町は圓藤七海の母親の故郷だった。もともと村であったものの喜多方市と合併して町扱いになったのはここ最近で、記憶に新しい。 親戚の家に顔を出した七海と夫の達也は親戚に久しぶりの挨拶を終えて帰路についたところだった。七海の

          6.高郷見晴らしの丘 池ノ原展望台

          もう、戻らないかもしれない。

          30年以上通っている地元の歯医者に久しぶりに行った時のこと。10年前に購入した家の真裏に大きなスーパーが出来ることを知った。 白い布がかかった造りかけの建物に即席の看板で「◯◯マート△△店 今年秋にオープン」と書かれていた。しかもなかなかの広い面積。 今住んでるアパートの契約更新が来年に迫ってることは分かってたし、このまま今の場所に住む?次どこに住もうか、と夫と話すことが多かった。その候補には10年前に購入した家も視野に入れていた。事情があって現在、空き家で私の家族が管

          もう、戻らないかもしれない。

          日本酒はイタリアンと合うのか

          なんと、今回は土田酒造さんの横に併設されているVENTINOVEへ行って来ました。 ご夫婦でやられているイタリアンのお店なんですって。 色んなオーベルジュに宿泊してきた私ですが、今回はイタリアンと日本酒…?! 1日1組しか宿泊出来ないと事前に聞いていた私は前から予約の枠を狙っておりまして、早めが良いだろうと予約解禁の2ヶ月前にすぐ予約しました(2023年の6/2に泊まっております) 場所は群馬県の川場。温泉でも有名な場所です。 お風呂はなくシャワーとトイレが部屋にくっ

          日本酒はイタリアンと合うのか

          1.喜多方 志ぐれ亭

          ~今宵はどんなお酒を送ろうか~ 蔵粋と社畜 spin off 番外編 (30分前に宿を出られたから、今頃、彼らは会津若松らへんにでもいるのだろうか) 和食旅館しぐれ亭の店主、志村雅実はそんなことを考えながらチェックアウトとなった客室を片付けていた。 昨晩、宿泊された夫婦は2回目の宿泊だった。 1回目の宿泊で志ぐれ亭の日本酒のラインナップや料理に凄く好感を持ってくれたこともあり、リピーターになってくれたらしい。 中でも彼らは喜多方の小原酒造「蔵粋」という日本酒をとても

          1.喜多方 志ぐれ亭

          2.五ノ井酒店

          ~今宵はどんなお酒を送ろうか~ ジャンヌダルクとスノードロップ spin off 番外編 「パパ!もも、アイスクリーム食べたい!」 娘にクイッと袖のはしっこを掴まれて、小さいながらの力でグイグイと父はアイスクリーム売り場まで誘導される。 しょうがないな、と彼、高橋和樹はズボンのポケットから財布を出す。 (ここに連れてきたのも親の都合だしな。これくらいの我が儘きいてあげるか) 近くで菓子土産を眺めている息子にも声をかけ、2人にアイスクリームを選ばせる。 ここ、湯川

          2.五ノ井酒店

          5.恋人岬

          ~今宵はどんなお酒を送ろうか~ やさぐれ男と弥右衛門 spin off番外編 もうすぐ日が暮れる。 5月中旬の喜多方は田んぼに水が張って昼は勿論のこと、日が沈む時間帯には夕日の朱色が田んぼの水に反射してとても美しい景色を作り出す。 市川優はその景色を見ることが出来る、とある場所へと向かっていた。 喜多方の恋人坂という田んぼが一面に広がっている喜多方市を見下ろせる観光地があるが、そこではない。 この5月中旬の恋人坂は朱色に染まった田んぼの景色を撮りに沢山のカメラマン

          5.恋人岬