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いろどり徒然草

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sainokuniが好きに徒然と綴るエッセイをまとめております
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東京ばな奈の思い出

東京ばな奈の思い出

2023年の秋。

東北に2泊3日の旅行へ出掛ける予定があって埼玉県の玄関口JR大宮駅を経由して東北に向かう途中のことだった。

新幹線構内、NEWDAYSの店頭で「東京ばな奈」が売られていた。

今や東京土産の代名詞である、東京ばな奈。

最近はチーズケーキやらレーズンサンドやらソフトクリームやら。色んな商品が出ていて、もはや何者なのか分からない。

某観光地の東京ばな奈はヒョウ柄だし、クマだか

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銀座から見えた女性の分岐点

銀座から見えた女性の分岐点

仕事を辞めてもうすぐ1ヶ月が経とうとしている。
そんな中、前の会社の後輩達が焼き肉に行こうと誘ってくれた。

久しぶりに銀座という街に来た。
この日の天気はあんまり良くなくて、少しどんよりしている。
ルイヴィトンのビルの色と同化してしまいそうな雲の色。

ただ時期も時期だからか、暑さが和らいで涼しかった。秋がすぐそこに来てるようだ。

銀座の街をこんなにマジマジと見ることはなかったけれど、ルービッ

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獺祭パフェから日常を切り取る

獺祭パフェから日常を切り取る

11年と6ヶ月働いた会社。今日で仕事〆日でした。
最終日なので日本酒飲むのも解禁して何か自分にご褒美を…と。久しぶりに獺祭パフェやるか。

なんだよ。獺祭パフェって。

これは私が勝手に表現した造語。

ロイヤルホストというファミレスがある。

ロイヤルというだけあってファミレスにしては少しお値段高めなのだけれど、デザートメニューにあるパフェが何とも絶品なのだ。

季節のフルーツで期間限定パフェメ

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1本の酒瓶が人生を変えることもある

1本の酒瓶が人生を変えることもある

転職して移住することになりました。

私の人生の中で大きな決断。
35年間お世話になった埼玉県を出ていくことに。

来年から新天地での生活がスタートします。

行き先は福島県会津地方です。

親戚がいる地で、小さい頃は年に何回も遊びに行っていた場所。そして私の大好きな日本酒のメッカ。

何故、ずっと関東で過ごしてきた人間が東北に?
逆じゃないか?と思われるかもしれない。

まず、可愛がってもらった

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あの日渡したモビプレップの味を私はまだ知らない

あの日渡したモビプレップの味を私はまだ知らない

私が大腸と胃の内視鏡検査をやろうと思ったのは、単純な理由だった。それは自分が酒呑みだったからだ。

食事さえ挟んでいればお酒は結構飲めてしまう。

もともと日本酒が好きで、それこそ食事さえ挟めば4合瓶1本以上は空ける。
ただ量が好ましくないのは自分でも分かっているので、最近は意識して量を控えることが多い。

そして、30半ばというこの年齢は、お酒をこれからもずっと飲んでいくことに当たって1回検査を

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出来たらイイナを形にする Ⅰ

出来たらイイナを形にする Ⅰ

今回の内容については過去の業務の振り返りと、もし実践叶うものならやってみたい私の小言リストだと思って欲しい。

【Dgsで実践した地域勉強会】

ドラッグストアなのによく地域へ出向いて勉強会なんてやったよなって私自身も当時を振り返って思う。(時間も人も足りていない業界だから)あれは貴重な体験だった。

もう7年以上前のことであるが、介護施設のスタッフさんからデイサービスのお爺ちゃんとお婆ちゃん向け

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もう、戻らないかもしれない。

もう、戻らないかもしれない。

30年以上通っている地元の歯医者に久しぶりに行った時のこと。10年前に購入した家の真裏に大きなスーパーが出来ることを知った。

白い布がかかった造りかけの建物に即席の看板で「◯◯マート△△店 今年秋にオープン」と書かれていた。しかもなかなかの広い面積。

今住んでるアパートの契約更新が来年に迫ってることは分かってたし、このまま今の場所に住む?次どこに住もうか、と夫と話すことが多かった。その候補に

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酒飲みが禁酒をしてみたら、どうなるか。

酒飲みが禁酒をしてみたら、どうなるか。

いつも読んで頂きありがとうございます。
2021年、初の題材になります。

私にしては真面目な内容。
何故こんなことをやろうとなったかというと。

【経緯】ほぼ毎日飲み続け、休肝日もほぼなく続いた日々。
年始早々、お酒が入った状態で夫婦喧嘩になった。
本当にくだらない内容。
そもそもお酒を飲んでいなかったらこんな喧嘩にはならなかったと。

飲み過ぎたよな、と2人で反省した結果、1週間お互い禁酒。

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日本酒が引き寄せた同級生との再会

日本酒が引き寄せた同級生との再会

いつも読んで頂きありがとうございます。
前々回は行きつけの同級生の酒屋さんを紹介させて頂きました。

なんで学生時代一切話していないのに、彼と再会に至ったのか。(何の話?って思った方は前々回のnoteも良かったら読んでください🙏)

その経緯を小説形式で今回綴ります。

【その始まりは】私がその高校を選んだ理由はシンプルだった。

楽がしたい。

小学校、中学校と続けてきたバスケットボールの推薦

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月が綺麗ですね。(番外編)

月が綺麗ですね。(番外編)

いつも読んで頂きありがとうございます。

今回は月が綺麗ですね。(番外編)になります。
小説形態ではないです。ガッツリ日本酒のお話です。

月が綺麗ですね。主に後編で出てきたと思いますが、用意した日本酒をどんなフレンチと掛け合わせしたのか。
結婚式開催1ヶ月前の6月中旬、私sainokuniと夫のひじきで手持ちの酒を持ち込み、試食会に行きました。

【持ち込んだ日本酒】雨後の月 大吟醸 月光 (

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月が綺麗ですね。(後編)

月が綺麗ですね。(後編)

いつも読んで頂きありがとうございます。

月が綺麗ですね。(中編)の続きになります。
(読まれていない方は前編、中編、合わせて読んで頂けると分かりやすいかと)

ひじきと結果お付き合いしたところからのお話になります。

【1人旅で得たものとは】その年の年末、彼(ひじき)と付き合ったものはいいものの(私としては)、逆に付き合うという事実が生まれることで彼は意識したのか、以前より距離をあけ態度が冷たく

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月が綺麗ですね。(中編)

月が綺麗ですね。(中編)

いつも読んで頂きありがとうございます。

月が綺麗ですね(前編)の続きになります。
(前編読んでいない方は読んで頂けると分かりやすいかと)

付き合う前の夫(ひじき)との過去です。

【共通点】

1人立ち試験も無事に再試験で受かり、私もあまり彼の仕事に口を出さなくなってきた秋頃、彼とジンギスカンを食べに行った。

牛脂を押し付けた鉄板に肉を並べ焼けるのを待つ。
そのとき、たまたま趣味の話題が出た

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月が綺麗ですね。(前編)

月が綺麗ですね。(前編)

初回は、sainokuniは何故、日本酒なのか。についてお話させて頂きました。

今回は前回の話の続きで、日本酒を好きになったきっかけの1本になった雨後の月と夫の話。

長くなりそうなので前編、中編、後編で分けます。

【雨後の月】

広島県呉市、相原酒造のお酒。

「雨あがりの空に、冴え冴えと光輝く月が周りを明るく照らす」 そんな澄みきってうつくしい酒を醸したいと、蔵人が常に目標に掲げる名前。(

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sainokuniは何故、日本酒なのか。

sainokuniは何故、日本酒なのか。

初めまして。sainokuniです。

普段はそこらへんのドラッグストアで薬剤師やってます。
プライベートは日本酒を日々飲んで楽しむ毎日。
日本酒関係の公式免許や資格は持ってません。ただの一般人。

せっかくnote登録したので、日本酒について自分なりに話したいこと、自身のこと、実際に酒蔵に行った話などをnoteに書き出してみようと思ったので暇潰しがてら、読んで頂けたら嬉しい限りです。

お酒と言

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