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一日一句【菜根譚】#15『欲厚其德,必先大識』正解のわからない時代だからこそ、深く学ぶ。

「欲厚其德,必先大識」という句は、徳行と認識は相関関係にあることを示しています。
徳行とは、人の内面的な品格であり、
認識とは、人が世界を理解することです。広い知識と深い理解を備えてこそ、高尚な品徳を形成することができます。

具体的には、認識の向上は、以下の#ようなことに役立ちます。

  • 自分自身を正しく認識する。自分の長所と短所を認識することで、長所を伸ばし、短所を克服することができます。

  • 他人を正しく認識する。他人の考えや感情を理解することで、他人と円滑に付き合うことができます。

  • 社会を正しく認識する。社会の発展の法則を理解することで、社会に積極的に貢献することができます。

したがって、徳行を高めたいなら、まずは認識の向上から始めなければなりません。そのためには、以下のような方法があります。

  • 読書を多くする。さまざまな分野の知識を広く学び、視野を広げましょう。

  • 思考を深める。問題をさまざまな角度から考えてみましょう。

  • 実践を積む。実践の中で自分の認識を検証し、常に向上させましょう。

不断の努力によって、私たちは必ず徳行を高め、より優れた人間になれるでしょう。

具体的な例としては、次のようなことがあります。

  • 博識な人は、さまざまな価値観や考え方を理解することができます。そのため、物事を多面的に捉え、より良い判断を下すことができます。

  • 深く考える人は、物事をより深く理解することができます。そのため、より正しい価値観や人生観を形成することができます。

  • 実践を積んだ人は、社会の現実をよりよく理解することができます。そのため、より社会に貢献することができます。

このように、認識の向上は、徳行を高める上で重要な要素です。私たちは、日々の生活の中で、さまざまな方法で認識を向上させ、より優れた人間を目指しましょう。


この本では、ソクラテスの【無知の知】を事例に、この句を解説していました。

一日一句【菜根譚】#16『心付降魔邪、気平慑外横』自己制御について


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