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応援を受け入れたから、歩いていける

こんにちは、愛音です

祖父のお葬式のあと、お酒を飲み始めた親戚のおじさん達に呼ばれました。

いくら辛くても、苦しくても、死んじゃダメだぞ
自分で死んだら負けだ
なんにも出来なくていいから、おばあちゃんの側にいてくれ
おじいちゃんいなくなっておばあちゃんも寂しいからな
自分で死んじゃダメ、おばあちゃんの側にいる、
おじさんとの大事な約束守ってくれよ!

お酒で顔が赤くなってたおじさん達でしたが、内容が真面目だったため、覚えています。

家族だけでなく、親戚も私のことをそれまでと同じ様に接してくれていました。不登校も、精神科も、自傷も、障害者となったことも、まるで気にしない様子。

なんでよ?どうして?
精神障害は見た目じゃ分からないから恥ずかしくないだけ?
それとも正面から見たら可哀想だから見ないふりしてる?

じゃあ癌になったお母さんのこと嫌いになる?
抗がん剤で髪の毛抜けちゃったし
そんなお母さんが恥ずかしいから
友達に必死になって隠す?

しないでしょ?それと同じなんだよ
愛音ちゃんもお母さんも頑張って闘ってる
みんな応援してくれてるよ
隠すとか、恥ずかしいなんて、誰も思ってない

病気でも障害があっても
お母さんにとっていつまでも可愛い愛音ちゃん
可愛い愛音ちゃんのこと虐めたりしたら
悲しくなるよ
あんまりお母さんの大事な子を虐めないで

このやり取りに母は何度も付き合ってくれました。
どんな状況になっても、どんな症状が現れても、家族も親戚も心配するけれど、切り捨てることはない、闘ってる私のことを応援している。

障害とか不登校に1番偏見があったのは私自身でした。周りは偏見なんて早くに捨てて、支えたり、応援しようとしてくれていたのに、私だけ偏見にこだわってました。

偏見がない周りは変わらないまま
偏見があったから私は私を虐めてました
偏見がないからいつまでも私が変わらない存在でした
偏見があったから自分を抱き締められませんでした

障害は今でも辛いときがあります、自ら手を挙げて背負いたいものではありません
でも独りになったことはただの一度もなかった
必ず誰かが見守ってくれている

偏見を捨てたところから私の人生がまた始まった

いつか病気、障害、そういったものへの偏見がなくなりますように

どんなあなたもスペシャルな存在だと気づけますように

*愛音*

2023/08/04
空の下、独りじゃない
独りにさせない

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