![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/103960050/rectangle_large_type_2_d78eab10b21813ec3438d36ac8beccb3.jpeg?width=800)
学生に戻ったのかと錯覚する
今日も今日とて語学学校。ひさしぶりに午前中の授業の日だった。
午前中に授業がある日は、たいてい友人と食事をする。授業終わりに集合して、学校の近くでランチをしてから帰るのが定例。
今日も3人で集合して、何食べようか〜と話していたはずなのに、気づいたらみんなでうちにいた。韓国料理を作って食べようということで。
こんなにも気軽に家で遊ぶなんて、社会人になってからはほぼなかった。私は学生に戻ったのかと錯覚をしている。いや、確かに学生なのだけど。
学校終わりに何して遊ぶか
午前に授業のあった日は、ランチを食べて家に帰るか、それともそのあとカフェに行くか。たいていはそんな感じの遊び方をする。
週末に家で集まってごはんを食べることはあっても、平日は外で食べて解散なことが多い。
というのも、「日本人は事前に約束して遊ぶのを好む」と聞いたようで、友人は気を遣ってくれているらしい。
私は人との距離感に敏感なほうなので、確かにそれはありがたい。私たちは友人になってから、互いの文化のことを学び合っている。
「こう聞いたんだけど」「YouTubeで見たんだけど」なんて、話しあうことも増えてきておもしろい。
それで、今日は唐突に、うちに来ることになった。なぜならしばらく3人で遊べる日がなさそうだったから。
「체육볶음食べたいよね」と、最年長の友人が言う。そうなったら作るのは末っ子の友人で、場所は私の家。
私たちは互いに顔を伺いながらランチをどうするかを決めた。末っ子の友人も私もOK、最年長の友人も食べたいとのことでうちに来ることになった。
学生に戻ったのかと錯覚する
うちの父親がお酒が好きで、小さい頃から知らない人がよく来る家だったので、急な集まりには耐性がある。というか、家に誰かを招くことは好き。
でも、社会人になった私たちは、なんだか家に招き招かれ遊ぶことに、いつしか抵抗ができていた。転勤のある働き方も要因の1つだったかもしれない。
会社の同僚たちはお互いに1人暮らしだったけど、なんとなくお互いの家に集まることは少なかった。といいつつ、たぶん一番集まっていたのは私の家。
それでも集まったのは数えるほど。大学時代は同期とよく集まっていたけれど、社会人になってからは自然とそんな遊び方がなくなってしまった。
社会人になって10年目(!)に入った私は、一周まわって友人と家で遊ぶようになった。なぜなら、いま住むドイツは飲食店が高いから。
それに私たちの国の料理は、お店が少ないうえにやっぱり高い。だから家で作って食べるという遊びをするようになった。消極的な理由だけど楽しい。
「今日行っていい?」的な感じで家で遊べるというのは、学生に戻ったのかと錯覚する。
家を提供する側も来る側も、両方が時間がないとできないし、心の距離感が近くないとできないから。
それが揃っていることが知れるこの遊び方が、なんだかいいなって。私はしみじみ思っていたりする。
学生に戻ったのかと錯覚する最近。いや、私はいま語学学校生でもあるので、それはあながち間違いではないのだけど。
체육볶음を食べて、私たちの文化の話なんかをして、今日も楽しく遊んだ。
韓国人と日本人の私たちが、歴史的にたくさんの問題を抱える私たちが、こうして親しくしていることをいまでも不思議に思ったりする。
互いの国や人について、互いに認識が変わってきていておもしろい。学生のようにのびのび過ごしながら、これからもお互いの話をするのだと思う。
7年半勤めた会社を30歳で辞め、好きな場所に住んで好きな仕事をする人生を作り直すと決めました。サポートいただいたお金は、退職後にお仕事にしているコーチングのスキル向上や、noteを書き続けるための生活に使用します🙇🏻これからも記事を通してみなさんと繋がれたら嬉しいです☺️