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親世代の固定観念に向き合う

実家にいて親と話す時間が増えたからか、親から出てくる固定観念に基づく発言とか、その伝え方は違うと思うこととか、違和感に出会うことが増えました。

離れて暮らしていても毎日一緒にヨガをするのがいまの日課だし、まったく会話をしていなかったわけではない。でも、限られた時間で話すことと、時間がたくさんある中で話せることは全く違うのだなと改めて思います。

そんな中で感じた違和感のうち最も大きいものは、結婚に関する違和感です。

結婚は、誰の人生にもある、ものではない


半年ほど前の帰省時、私は私の人生に結婚は存在しないかもしれないと親に伝えました。

意外にも母親は賛成で、でもやっぱり父親は複雑そうで、だけど変に期待をされるよりはハッキリ伝えてよかったと思っています。

親は結婚して幸せ>苦労だったのかもしれないし、だから子どもにもその幸せを味わって欲しいのかもしれない。善意からの思いなのかもしれないけど、私はいまのところ結婚は人生に必須ではないと感じています。

むしろどうしても、いまの日本の結婚制度や、「嫁」という言葉から体現される空気感に納得できなくてモヤモヤします。

結婚自体が悪いと言いたいわけではなく、結婚されている方を否定したいのでもなく、「幸せの形=結婚だから、みんなしたほうがいい」とされる固定観念を苦手に感じています。

固定観念に問題提起をしたい


固定観念とは、ひとりひとりの思想なので踏み込むべきではないのかもしれない。だけど、思想と思って放置してきた結果、たくさんの事件が起きてきている現実があります。


「個人がどう思っているか」ということ自体が問題なのではなく、「個人が集まった結果できる集団がどのような意見を支持するか」が問題で、その意見に支持されたと感じる個人が事件を起こしてしまう。

きっと構造はこうなのだと思います。

だから私は「結婚は誰にとっても幸せの形であるわけではない」と言い続けたいし、親がそう思って会社の部下に振る舞ってしまうことを止めたいし、誰かに押しつけられることなく自らの幸せの形を選べる世界を作っていきたいと思うのです。

アラサーである私たちの親世代は、まだまだ現役だし影響力があるから。私も親世代の意見について不勉強かもしれないけど、お互いの意見を尊重できるようになりたいと思います。

親と丁寧に会話する


少し話はそれますが、私の家族では父とコミュニケーションを取るのが最も難しくて、いままで丁寧に話すことを諦めてきた節がありました。

固定観念というよりも思い込みが激しいタイプで、すぐに激昂してしまうひとで、自分の父親なので嫌いにはなれないけど、会話をするには消耗しすぎることがずっと悩みでした。

だけど、前回の帰省時に兄弟や母と話し合い、このことを初めて父親本人に伝え、コミュニケーションをもっと取れるようになることを家族で選択しました。

と言ってもいまでも会話すると腹が立つことが多いし、エネルギーをたくさん使うことに変わりはありません。

でも、「私たちはお父さんともっと話がしたい」と伝えたから、「その伝え方は違うと思う」とか「その考えは違和感がある」とかを説明とともに伝えられるようになってきました。

お互いに頭ごなしになってしまうのではなく、落ち着いて説明から入れるようになってきていること。お互いに理解を深める第一歩だなと思っています。

親世代の固定観念に向き合う


親が持っている固定観念を解けるのは、子どもである私たちしかいないと責任を感じています。

世の中の違和感をなんとかしたいと思うなら、まず初めに向きあうべきは家族。そう思うので、家族と丁寧に会話をしたい。

そして、固定観念を解くのは、私たち子ども世代のためだけではないと思うのです。

例えば、「もう歳だから自分の将来のことは向き合わなくていい」と思っている、既に定年退職をした母とも向き合いたい。人生100年時代、この先の数十年をこなすように生きるのはもったいないから。

頼りないと思っていた弟たちもいつの間にか大人になり、連帯を示してくれるようになったから。もうしばらく、親や家族と向き合ってみたいと思います。


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7年半勤めた会社を30歳で辞め、好きな場所に住んで好きな仕事をする人生を作り直すと決めました。サポートいただいたお金は、退職後にお仕事にしているコーチングのスキル向上や、noteを書き続けるための生活に使用します🙇🏻これからも記事を通してみなさんと繋がれたら嬉しいです☺️