営業もできない営業職だったけれど、自分で生きられていることを褒めたい
前職は会社員。誰もが知るような大手企業で営業職をして、最後は本社で勤める経験もして、はたから見れば華やかなキャリアだったと思う。
でも、当事者である私は、一度もそうは思えなかった。営業職時代の私はいろいろはき違えていたし、セクハラに遭って心を病んだ。
本社勤務でマネジメント職に移った私は、コロナの時代の遠隔マネジメントに適応できず、うつの診断をもらった。
わりと人生のどん底まで落ちたと思う。もちろん、落ちなくていいのなら落ちたくはなかった。でも、落ちてしまった私はここまではい戻ってきた。
営業も十分にできない営業職だったけれど、いまこうして自分で生きられていることを褒めたい。今日の私は、そんな気分になっている。
はき違えていた前職時代の私
前職の頃の私は、「女性であること」を武器にしなければと思っていた。
会社からもクライアントからも「女性」ということを求められていると思っていたし、使えるものは使わねばと思っていた。
だから、クライアントからどんなにセクハラ的な言葉をかけられても笑顔で答えたし、でも体力的には男性に負けたくなくて長時間働いた。
そんな私は、性被害まがいのセクハラに遭って営業職生活を終えた。上司も会社も守ってくれない、私の捧げていたものは何だったのだろうと思った。
結局私は、女性であることだけを他の営業マンとの差異として、営業職をしていたのだと思った。他の努力をしなかったのだと。
そんな私だから何もできない、部署を変わってもできることはないと、マネジメント職に移ってからも、自分に呪いをかけ続けていた。
自分で生きられていることを褒めたい
前職時代に大きく落ちた私だったけれど、なんやかんやでいまの私はフリーランスとして生きている。
前職のような安定して高いお給料はなくても、好きな仕事をして好きな場所に住めているからそれでいい。私には生きることのほうが大事。
自分で生きられていることを褒めたい。当時の私には想像がつかなかった未来を、私は確かに叶えている。
コーチング、ブランディング、コミュニティ、文章の執筆などをお仕事にできるようになった。そんな私のことを、正直に褒めたい。
私はよくやっている。まだまだ目指したいものがあるけれど、いまの私もよくやっているのだ。
そう伝えながら、今日を終えようと思う。
7年半勤めた会社を30歳で辞め、好きな場所に住んで好きな仕事をする人生を作り直すと決めました。サポートいただいたお金は、退職後にお仕事にしているコーチングのスキル向上や、noteを書き続けるための生活に使用します🙇🏻これからも記事を通してみなさんと繋がれたら嬉しいです☺️