退職後の確定拠出年金：塩漬け状態にしていませんか？ 手数料がかかります！
こんにちは！AI転職くん編集部（@aitensyoku）です！
今回は、退職と確定拠出年金について解説します！
退職や転職を経験する人々にとって、確定拠出年金の管理は重要な資産形成の一部です。
しかし、多くの人がこの重要なステップを見落とし、結果として数千億円もの「塩漬け」の問題が発生しています。
本記事では、退職後の確定拠出年金の移管手続きの重要性、塩漬け状態になるリスクとそれに伴うデメリット、そして対処法について詳しく解説します。
退職後の確定拠出年金移管手続きの必要性
企業型確定拠出年金の加入者が転職や退職する際、6か月以内に移管手続きを完了する必要があります。
しかし、実際には多くの人がこの手続きを怠り、資産が「塩漬け」状態になってしまっています。
2023年3月末時点で、118万人が2,818億円分の資産を塩漬けにしていると報告されています。
「塩漬け」だと何が悪いの？
転職・退職時に手続きをせず、『塩漬け』になっている状態を「自動移換」と言います。
自動移換とは
企業型確定拠出年金に個人別管理資産のある方が、企業型確定拠出年金の加入者の資格を喪失してから6ヵ月以内に、その個人別管理資産をiDeCo又は他の企業型確定拠出年金に移換するか、脱退一時金を請求する手続き（脱退一時金の受給要件を満たしている方に限ります）を行わなかった場合、その個人別管理資産は現金化され、国民年金基金連合会に自動的に移換されます。
出典：iDeCo公式サイト よくある質問「自動移換とは何のことですか 」
では一体、「塩漬け（自動移換）」の状態だと何が困るのでしょうか。気をつけたいポイントは３点あります。
運用されない: 塩漬け状態の年金資産は、国民年金基金連合会によって仮預かりされ、運用されません。この結果、資産の増加が見込めず、インフレ等の影響で実質的な価値が低下する可能性があります。
手数料がかかる: 資産が運用されていなくても、連合会への手数料は発生します。これは資産が増えないにも関わらずコストだけがかかるというデメリットを意味します。
受給可能年齢が遅れる: 塩漬け状態の期間は通算加入者等期間に含まれず、これが老齢給付金の受給要件に影響し、受給開始年齢が遅れる可能性があります。
「塩漬け状態」にかかる手数料
対処法
早急に手続きを行う: 転職・退職が決まったら、速やかに企業型確定拠出年金の運営管理機関や人事部に連絡し、移管手続きに必要な情報を確認してください。
自動移換の通知に注意: 「確定拠出年金に関する重要なお知らせ」が届いた場合は、それが塩漬け状態になっているサインです。通知を確認し、迅速に対応しましょう。
結論
退職後の確定拠出年金の管理は、将来の安定した生活を確保するために不可欠です。
退職や転職の際は、この点を忘れずに行動しましょう。
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