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小説「黒の悪魔が死ぬまで。」

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伝承『黒の悪魔と旅人と。』に出てくる”黒の悪魔”。 その、空想の産物だと思われていた”黒の悪魔”が …ある日、突如として、現実世界にーーー誕生した。 さっぱり読める、安心…
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#能力バトル

第52話「先回り」

「ハァハァ…。もう、追ってきてないよな?」

俺は、一度も後ろを振り返らないまま、
ただひたすらシオンを引っ張って…

路地を走り回って、人気のない方を選んで進んだ…んだけど。

「てか、追っ手がどうこうより…

俺たち、今どこにいるんだろ?」

俺は苦笑いして、
掴んでいた手を離し、隣に立つシオンに話しかけた。

俺たちの周りには、いつの間にか建物が無くなっていて。

小さな川と、そこにかかる小

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第三章(来たる日に備えて):第50話「特色隊、通常運転」

『ま〜だ着かないのぉ〜?お腹すいちゃったなぁ〜。』

「その姿で”お腹すいた”は無いでしょ!全く、また勝手に出てきて…。」

昼食を終えて、あれからすぐに出発。

ペアレの背に乗って、”目的の村”まで駆け抜けて
さすがに陽が落ちてきたから、各自徒歩に切り替えたその頃。

”また”、アオ兄が薄い赤色の鳥として、勝手に発現してきた。

『だってぇ〜。本格的に日が落ちたら、もう出てこられないんだもん!兄

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第49話「☆高潔の白色隊(ホワイトノーブル)☆+α」

第二章まで、お読みいただきありがとうございます。
ヨウとヒマリ…それぞれの【新しい世界】が広がってきました。

”人物紹介があれば”という感想をいただきましたので、
現時点で判明しているチカラやデータなど、まとめたものを公開いたします。

”もっとこれを載せてほしい”や”抜かりor間違いがある”など
お気づきの点があれば、何でも教えていただけると嬉しいです。

☆高潔の白色隊(ホワイトノーブル)☆

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第ニ.五章(主要人物紹介):第48話「★深淵の黒色隊(ブラックアビス)★」

第二章まで、お読みいただきありがとうございます。
ヨウとヒマリ…それぞれの【新しい世界】が広がってきました。

”人物紹介があれば”という感想をいただきましたので、
現時点で判明しているチカラやデータなど、まとめたものを公開いたします。

”もっとこれを載せてほしい”や”抜かりor間違いがある”など
お気づきの点があれば、何でも教えていただけると嬉しいです。

★深淵の黒色隊(ブラックアビス)★

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第47話「新しい世界で」

「この肉…唐揚げって言ったか?

焼くのも良いけど…油で揚げてあるの、めちゃくちゃウマいな!

さすが、都会…!

俺の好きな食べ物ランキングが、今…入れ替わった…!

第1位、唐揚げ!!!」

俺の正面に座るノヴァン大先生が、

そう言って、嬉しそうに唐揚げを口に放り込んだ。

たぶん今ので…もう、10個は平らげている。

「うーん、俺は、肉なら…ハンバーグの方が好きだな!

パンに挟んで、バー

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第46話「決着は」

「…勅令…放棄、か。」

真っ白な短刀を、自身の左胸に刺したまま。

ノヴァンが…静かに、つぶやいた。

「ええ。

勅令を叫ばずに…チカラを、使わせてもらいました。」

ブレイズは、すでに短剣から手を離し。

少し離れた所で、短剣が刺さったままのノヴァンを、じっと見つめる。

そして…

「ホワイトノーブルで勅令放棄ができるのは…

…隊長3人と、限られた部隊長のみです。

あの日…

アオバ君

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第45話「ファンサービス」

ヨウの叫びが…

風に乗って、ほのかに、空気にとけて。

最強の2人がいる場所へ、流れてきた…その時。

その叫びを、知ってか知らずか。

2人の最強のうち、最初に動いたのは…

「いきますよ。」

ホワイトノーブル”最強”

ヒュー・ブレイズだった。

ーードガッ。ドガッドガッ!!

10本以上の氷柱が…
その大きさに見合わない、ものすごい回転とスピードで。

一直線に…ブラックアビス”最強”

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第44話「最強vs最強」

ーーードォォォォン!!

凄まじい衝撃音と爆風が…

2人の最強を、包み込み。周囲にも、伝わっていく。

すぐ横にあったブラックアビスの本部は、その衝撃を受けて…

窓ガラスは、全て吹き飛び。
頑丈そうに見えたコンクリートの外壁も…
今にも、崩れそうなほど、ガタガタと揺れ動いていた。

「くっ。

とにかくっ!僕たちは、ここを離れなければ…っ!」

サクヤ隊長は、そう言って、俺の右腕を掴み。

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第43話「希望の奪い合い」

「あ〜もう!

俺は、ちょっぴりすごいけど…別に”最強”だなんて、思ってないっての!

まあ、確かにちょっぴりは、すごいんだけどな!」

大先生は、色素の薄い、白っぽい髪をガシガシとかいて

「歳上を舐めやがって…あいつら、後で絶対シメる。」

言葉とは違って…いつものニヤニヤ顔で。

右手で作った拳を、左の手のひらに、パンっと打ち付けた。

「はぁっ。

シメるのは…っ。勘弁してほしい、ですねっ

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第42話「見えない勅令」

「な、んで…。お前が、ここに…!」

抱えられた情けない格好のままでも…

怒りで、頭に血が昇っていくのが分かった。

「お前のせいで……うわぁ!!!」

ブレイズに、怒りを叫ぼうとしたのに…

「よいしょ…っと。」

大先生に…なんとも雑に、地面に投げられて。

「いてっ!!!」

受け身もとれず。あっけなく、地面に背中を打ち付けた。

痛がる俺を気にもとめず、
大先生は、10メートルほど先から

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第41話「内通者と来訪者」

ノヴァン隊長から…信じられないことを、聞かされ。

「はぁ?!内通者って…どういうことですか?」

俺は、突然告げられたレンの情報に、頭が…ついていかない。

「内通者…ホワイトノーブルの手助けをしていた、ということですか?」

アザミが、大先生へ向け冷静に聞き返す。

「おう、そういうこと。

あの日…ヒマリ・プリマナが狙われた日は、彼女のチカラが発現して、たった1週間後、らしいな。

”禁色”

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第40話「新人は、4人」

「みんな!!こんなとこで、何やってんだ!?」

(まさか…こんな…!!)

俺は、こんな…ブラックアビス本部で、
まさか会えるとは思っていなかった

アザミ・モモナ・ミチカの、”孤児院3人組”を、目の前にして。

興奮が抑えきれないまま、大声で話しかけ続ける。

「また、みんなに…会えるなんて!!!」

そうして、
みんなの座っているテーブルに、一目散に駆け寄った。

「ヨウ…!その…元気?体調と

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第39話「大先生のありがた〜いお話」

(聞いといてなんだけど…黒は…違うよな?)

ちょっとだけ、ビクビクしながら。

ノヴァン隊長の顔色を伺う。

すると、隊長は…なんもないような顔で

「ヨウのカラーズ?そりゃ…

…”深紅”に、決まってんだろ。」

あっけらかんと、答えた。

(だよな…!良かった。)

…だけど、ほっとしたのも束の間。

「あー、でもな、”深紅が禁色”だから、”特色隊”ってわけじゃ、ないぞ。」

「…え?」

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第38話「面倒見の良い人」

「…ったく!

なぁ〜にが、”自信が服を着て歩いてる”、だ!

そんなやつ…ほんとにいたら、”イタイやつ”だろ…!」

ついさっき、ハナ隊長とサクヤ隊長に、言われたこと。

ノヴァン隊長は…

2人と別れて、俺と2人だけになった今でも。

まだ…気にしているようだった。

「まあ…。自信があるのは、良いことだと思いますよ。」

「お前それ…フォローになってないからな?

…つーかむしろ、肯定してん

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