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幹部育成の必要性

こんにちは、公認会計士の三上光徳です。

前回までは、『人事評価制度』をテーマとして取り扱ってきました。


今回から数回に渡っては『幹部育成』についてお話しします。



幹部育成の必要性


事業を立ち上げ、軌道に乗り、その事業が拡大していくと、ある限界にぶつかります。それは『経営者1名でコントロールできる人数の限界』です。
事業を一気に拡大させることができるような経営者の中には、常識外れのパワーを持っていたり、いわゆるカリスマ性があるような人もいます。しかし、それでも経営者一人で組織をコントロールし続けることができるか??というとそれは否です。

① 部門(チーム)を分けて、
② 経営者以外の部門長(リーダー)が部門(チーム)をコントロールする

という形へと組織を変えていくことになります。そこで必要になるのが部門長(リーダー)の役割を担う『経営幹部』です。


経営幹部に必要な条件


経営幹部になる人物は、誰でもいいかといったらそんなことはないでしょう。ここでは、経営幹部に必要な条件を2つあげます。


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必要な条件その1:「経営理念」の共有
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経営幹部は、経営者の片腕として経営を担う存在です。
そのため経営理念を共有し、経営者のベースにある考え方を理解している存在である必要があります。そうでなければ、会社が進む方向が大きく逸れてしまうおそれがあります。


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必要な条件その2:経営管理の理解
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以前もお伝えしましたが、経営には2つの側面があります。
経営企画経営管理です。

事業におけるゴールまで、どのような手段でどのようなルートで進んで行くのかを決定するのが経営企画です。経営を車の運転に例えた場合、ナビの機能にあたります。これは経営者自身がなすべき役割です。

一方で、事業におけるゴールが定まり、それを実現するための手段やルートが決まったら、それを効率的に実行しマネジメントしていくのが経営管理です。車の運転に例えると、運転技術です。この部分に関して、経営幹部を作り、委譲していくイメージとなります。


そのためには、経営幹部には、“経営者がやりたいことを実現するための会社の効率的な運営技術”たる経営管理を理解しておいてもらう必要があります。


本日もお読みいただきありがとうございました!

今回取り上げた『経営企画と経営管理』について、より詳しく勉強した!という方はこちらの記事もご参照ください。

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三上光徳

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