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嫌なことがあった。そんな日は

どうしようか悩む。

頭からその事が一向に離れずに、頭の片隅に居座っている。

本を読もうと思えば、文字だけを目で追い、内容は全く入ってこない。されど、ゲームをしても「こんなことをしていていいのだろうか?」とモヤモヤする。

こんな時の気持ちは鬱っぽさにとても似ている。と、同時に「この状態はどうしようもない」と悟ってしまう。ここからは、この気持ちに向かわざるを得ない。けれども、どうしても逃げたい。

鬱っぽくなった時には、運動がいいと聞く。2年前に心療内科に行った時にも、「運動してますか?」と言われた。また、本を読んでいると運動はメンタルを回復させるという研究結果を見る。

今まで気分が落ち込んだ時に運動しに行くという選択肢を取ったことは無かった。元々、ランニングは週1回程度するようにしているので、ちょうどいい機会だと思った。

藁をつかむつもりで、走ることにした。外は雨が降っていたが、雨に濡れるよりも気分を晴らしたいことを優先したかったので走った。雨の中、走りに行ったのは初めてだったのが、それだけ落ち込んでいる証拠だと思う。とにかく忘れたい一心でいつもより速く走ったので、すぐにバテた。このままでは帰れないので近くの東屋で休んだ。もう周りが暗くなっていたのと、雨が降っていたのも相まって人通りは無かった。なので、2分ぐらい東屋で寝っ転がった。もちろん靴は乗せていない。公共の場でこんなことをしていいのだろうか?と思いつつ、休まなければ帰れないので休んだ。

休んでいる時にこんなことを思った。困難なことがあってもやれることはやるという精神だが、今回ばかりは逃げ出したくなった。何も解決しないのだけれども、とにかく逃げたい。こんなことを思うと本当に、精神弱くなっちゃったんだなと。

しかし、アルバイトではとにかくやれることはやっている。「仕事なんだから当然」。ごもっともな意見です。では、なんでやれるのだろうか?と考えてみた。何かに役に立っている、必要とされているという面もあると思う。また、自分がその仕事を出来ると思っているからというのもある。

書きたいことが分からなくなってきたが、とにかくアルバイトは自分がまだ頑張れるということを再確認し、立て直す機会なのではないかと。

結局は仕事のことを考えてしまっているが、家で悶々としているよりは気分はだいぶ優れたと感じる。とりあえず今日は休もう。私は何かが起きてすぐに行動できる人間ではない。


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