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今村智子の自己紹介。ADHDで認定行動分析士(BCBA)の双子ママです。

こんにちは、今村智子です。
私は、ADHD当事者であり、認定行動分析士(BCBA)および国際行動分析士(IBA)として活動しています。現在は保育園の理事を務めつつ、保育園へのコンサルティングを提供しています。
さらに国際行動分析学会(IBAO)の諮問委員会において日本代表としての役割も担っています。

私たちの社会におけるインクルーシブ保育と教育の促進を目的として、私は社団法人インクルーシブ教育協会を共同で立ち上げました。この大切な取り組みには、同保育園の園長である本間仁美さんも共に関わっています。私たちは、すべての子どもたちがそれぞれの個性を生かしながら、共に学び成長できる環境の実現を目指しています。

BCBA(認定行動分析士)
BCBA(認定行動分析士)は、行動を評価し、行動改善計画を立て、行動上の問題への対処戦略を実行する、応用行動分析学(ABA)の専門家です。エビデンスに基づいた介入を通じて、発達障害や精神衛生上の問題、その他行動上の課題を持つ人々の生活を支援しています。

IBAO(国際行動分析協会
IBAO(国際行動分析協会)は、行動分析学分野で活躍する専門家の国際的な認定基準を定める組織であり、ABAセラピスト(IBT)やABA分析士(IBA)の専門認定資格を提供しています。

ブログの目的

このブログを通じて、私たちが大切にしている応用行動分析(ABA)の普及、さらに発達障害の理解とインクルーシブ教育に関する情報や知見を共有していきます。教育の場において、すべての子どもたちが受け入れられ、支援されることは非常に重要です。私たちは、教育者、保護者、そして子どもたち自身が一緒になって、より良い保育&学習環境を作り上げていくための努力を続けています。

ABA国際公認資格の認定を行います

ABA(応用行動分析)は、その汎用性と有用性により、行動科学の中で特に注目されています。ただし、ABAはアメリカで発展した科学であるため、日本においてはまだ十分に普及していないという課題があります。専門的な教育を受けずにABAを適用することは、効果がないだけでなく、場合によっては問題行動を悪化させるリスクも伴います。この問題に対処するため、専門的なABA教育を提供する機関の設立が急務です。

このような背景のもと、私は国際行動分析学会(IBAO)の日本代表として、日本におけるABAの正しい普及と専門教育の推進を任されています。IBAOの支援を受け、国際基準に準拠したABAの資格制度を日本に導入するため、社団法人インクルーシブ教育協会を立ち上げました。現在は準備段階にありますが、近々IBAO公認のABAセラピスト(IBT)、ABAアナリスト(IBA)の認定プログラムを開始予定です。この新しい取り組みに、ぜひご期待ください。

ABAを学ぶ3大メリット

1. パワハラ•イライラ予防

ABAの原理を理解することで、他者に対して腹が立たなくなります。

2. 客観的・理論的な問題解決

ABAは、行動の背後にある原因を客観的に分析し、科学的な根拠に基づいた介入を促します。これにより、感情や主観を使わず、より効果的な問題解決策を見出すことができます。

3. 育児・指導の楽しさ

ABAを用いることで、子育てや指導、部下の育成がより充実し、効果的なものになります。望ましい行動を促し、問題行動を減少させることで、育成プロセス全体がより楽しく、満足感のあるものになります。

叱るよりも効果的な指導法

私たちはしばしば、子どもや部下の不適切な行動の原因をその人の能力、性格、あるいはやる気の不足だと捉えがちです。その結果、強い言葉で注意を促したり、叱ることで行動の改善を図ろうとします。
しかし、応用行動分析(ABA)は、行動の原因を個人ではなく、その周囲の環境に求めます。これにより、環境変数の変更を通じて行動を客観的に改善する方法に焦点を当て、問題の原因を他人に求める傾向が減少します。このアプローチは、他者に対する不当な批判や、パワーハラスメント、人権侵害といった行為を減らし、より平和的な交流や建設的な問題解決につながります。

発達障害の理解とインクルーシブ教育の推進

応用行動分析(ABA)を学ぶことは、発達障害や特別な支援が必要な特性を持つ子どもや部下を、より効果的に支援し育成するための貴重な理論的洞察を提供します。特に、挑戦的な行動を示す個人に対応する際、しばしば両者にとって大きなストレス源となりがちです。このような状況は、親や教育者、指導者にとって燃え尽き症候群やうつ病のリスクを高め、一方で子どもや部下には問題行動、反抗、逃避といった傾向をもたらす可能性があります。しかし、ABAの原則を学び、それを実践することで、この否定的な循環を断ち切り、より健全な育成環境を構築することが可能になります。

信念の原動力:ADHD当事者として

この問題に対する私の強い確信は、ADHD当事者としての個人的な経験からきています。

私はADHD当事者ですが、大人になるまで気づきませんでした。
幼い頃はよく叱られ、その結果として自尊心が傷つき、反発心を抱えて育ちました。この経験から、発達障害のある子どもたちへの共感と、彼らと効果的に関わるためのABA(応用行動分析)の原則を活用することの重要性を学びました。

双子育児の苦労

フィリピンでの双子の育児は、私を心身ともに限界まで追い込みました。特に、感覚過敏で泣き止まない子どもたちとのコミュニケーションには、多大な苦労が伴いました。当時、応用行動分析(ABA)について知っていたなら、遭遇した数々の挑戦をより円滑に克服し、育児の喜びをもっと深く実感できたはずです。

中学、高校の教師、公立小中学校の巡回指導員として

中学や高校で教師を務め、その後公立小中学校の巡回指導員として活動してきた私ですが、実は学生時代、学校生活になじめず、先生とも衝突することが多い反抗期を過ごしました。学校が苦手で、よく叱られる側だった私が、皮肉にも教育の道に進むことになりました。その経験から、学校生活でうまくいっていない生徒たちの気持ちに深く共感できるようになりましたが、指導方法には自信が持てず、多くの苦労を経験しました。

ABA(応用行動分析)の知識を身につけ、再び学校現場に巡回指導員として戻った時、ABAの理論と実践がいかに効果的であるかを実感しました。もし、現役の教員時代にこの知識があれば、生徒たちにも、そして自分自身にももっと有意義な時間を提供できたのではないかと思います。

このブログを通じて、現在子育てや教育現場で苦労している親御さんや教育者たちに、ABAの価値ある知識や実践的なテクニックを提供し、その支援になりたいと考えています。自分自身の苦労した経験から学んだことを生かし、ABAを通じて他の人たちの役に立つことができれば、それ以上の喜びはありません。

今村智子

  • 職歴:銀行員 → 塾講師、私立高校英語講師、フリースクール等でのボランティア→ 公立中学教諭 → 米国で日本語塾(ボランティア) → 巡回指導講師(公立小中学校)、特別支援高校相談員&英語教師、ABA療育スクール→保育園理事&コンサル→IBAO諮問委員→社団法人インクルーシブ教育協会共同創設者

  • 早稲田大学卒業後、東京都公立中学教師に

  • 海外生活4回 約10年間

  • 米国の大学院で特別支援教育の教育科学修士を取得

  • 米国の大学院で応用行動分析学コースを修了

私の特技

  • 他人に腹が立たない(ABA勉強するとできるようになります)

  • 発達障害の子供たちの気持ちがわかる

  • 子供たちとすぐ仲良くなれる

  • 思春期の子どもたちや、反抗期真っただ中の子どもたちとすぐに仲良くなれる

  • 失敗してもすぐ立ち直れる

  • 80年代のヒット曲をほとんど歌える

  • 冷蔵庫の余り物で美味しいものを作る

苦手なこと

  • 洗濯物を畳んでしまう

  • マニュアルを見ながら何かをする

  • 書類など手続き系すべて

  • メールやラインを即返しする

  • 人の顔と名前を覚える

  • YOUTUBEや音楽無しで、家事をする

  • 赤信号やレジで待つ

  • 他人軸で生きる

  • 文字を読む

  • 一日中家にいる



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