安心して休める社会へ

息子がインフルエンザA型でした。

今年はインフルエンザのB型が流行っているようですが、何故か息子はA型にかかってしまいました😂A型とB型の違いは、A型は一気に熱が上がるのに対して、B型は一旦熱が上がったと思ったらすぐに下がって、また上がるみたいな動きをするために、見分けがつきにくいみたいです。1度下がったからよかったと思って、仕事に行ったら実はB型だったみたいなことがよくあるそうです(薬剤師さんのお話によると)。

そして、今日は1日アルバイトに入っている日で、私自身は風邪は引いていないものの、ずっと息子のそばにいて、朝から息子の嘔吐を浴びた私は菌だらけ。アルバイト先でもインフルエンザが流行し始めており、既に2人ダウンしています。そんな中で出勤して良いものか…と悩み、連絡したところ、とりあえずランチだけは入ることになりました(パスタ屋さんで働いています)。

うーん…

今日のアルバイトはのりきれたものの一緒に入ったアルバイトさん、お客さんへの影響を考えると、入らない方がよかったのではないか、とも思ってしまいます。

日本では、軽い風邪、家族の看病ではなかなかお仕事を休めないし、抵抗があります。そこであいた穴をどうするのか、周りに嫌な反応をされる、代わりに入ってくれる人を探さなければならない等々の負担を考えると、少し無理をして出勤をするという選択が会社にもそこで働く人にも迷惑をかけずにすみます。しかし、この個人の選択が結局ウイルス蔓延につながってしまうでしょう。

人々の中には「休む=人に迷惑をかける=悪いこと」というイメージがあるように思います。私は症状の軽いうちにしっかりと休養を摂ることが何よりも大切だと思うのですが、それが難しい…なぜ、こんなにも休みにくい社会風土なのでしょうか。会社に電話をかける時の何とも言えない気持ち、何も悪いことをしていないのに罪悪感を持ちますよね…。医者にもらう診断書が免罪符の役割を果たしており、重症化してはじめて休みを取る事ができます。 

このような状況を打開するためには、私は個人が勇気を持って休むこと、周りの人はそれを咎めないこと、そして、会社は柔軟に対応すること、が同時に為されることが必要だと思います。例えば、飲食店で欠員が出た場合には、代わりの人を探すのも良いが、それだと周りの負担感が大きい、そもそも代わりが見つからないことがあります。そこで、「インフルエンザ流行により、人手が不足しています。対応が遅れることがありますが、何卒ご理解の程、よろしくお願い致します。」と一言添えるだけ、もしくは壁紙を貼れば良いのではないでしょうか(お店の損失やお客様のこと、その日入っていた子は仕事が増えて大変になるという課題はたくさんあるでしょう。しかし、お店の損失は長い目でみると、被害を最小限に抑えることで少なくなるだろうし、お客様も風邪をうつされるよりは良いと思います。アルバイトの子は確実に負担は増えますが、壁紙や入店するお客様を制限することでその負担を軽減することはできると思います)。このようにできる限り、誰にとってもなるべく負担がかからない形で何とか折り合いをつけていくことが必要だと思います。それは難しいことだと思いますが、人々が働きやすい社会、生きやすい社会において、とても大切なことだと思います。

そんなことを今日1日ぐるぐると考えていました。

コロナウイルスが流行っていますね。国の対応に様々な意見が飛び交っています。様々な状況に置かれている国民一人一人の声に耳を傾け、最善の選択がなされていく事を願っています。



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