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悩めるシニアのための趣味(編み物編)

1.はじめに

悩めるシニアの方にとって、何か新しい趣味を始めることは、楽しみややりがいを見つける上で重要な要素です。

編み物は、そのような新しい趣味のひとつとしておすすめしたいものです。

編み物は、手先を使い、思考力を働かせることができるため、心身ともに健康に良いとされています。

また、編み物を習得することで、自分で洋服や小物を作ることができ、自己表現の幅も広がります。

そこで、この記事では、「悩めるシニアのための趣味(編み物編)」というテーマで、編み物の楽しみ方や効果、学び方、必要な道具、上達するためのコツなどを解説していきます。編み物が初めての方や、編み物をもう一度始めたいと思っている方にとって、参考になる内容となることでしょう。

2.編み物を楽しむことの脳への効果

編み物は、手先を使って編み目を作ることにより、脳を活性化することができる趣味のひとつです。

この手先を動かす作業は、脳の前頭葉と運動野を刺激し、集中力や記憶力を高めることが研究によって示されています。

編み物をすることで、脳は左右の半球を使って作業を行います。
右手で編む場合は、左脳が担当する言語や数学の処理と同様の部分を使用し、左手で編む場合は右脳が担当する空間認知や想像力と同様の部分を使用します。
このような左右の半球のバランスを保つことで、脳の機能が活性化され、認知症の予防や改善にもつながると言われています。

また、編み物は、ストレスを解消する効果もあります。編み物に没頭することで、日々のストレスから解放され、心身のリラックス効果が期待できます。

さらに、編み物によって自分で作ったものを完成させることができるため、達成感や満足感を得ることができ、自己肯定感を高めることもできます。

編み物は、年齢を問わず楽しめる趣味であり、シニアの方にもおすすめです。編み物を始めることで、脳の活性化やストレス解消、自己表現の幅を広げることができ、充実した生活を送ることができるでしょう。

3.編み物の学び方

編み物は、初心者でも比較的簡単に始めることができる趣味です。編み物の学び方を以下に解説します。

まず、編み物の基礎となる「編み目」を覚えることから始めます。編み目には、主に「編み目の種類」、「針の持ち方」、「編み目の作り方」の3つがあります。最初は、基本の編み目である「ガーター編み」や「メリヤス編み」を練習すると良いでしょう。

次に、編み物の本やインターネットなどを活用して、基本的な編み目やパターン、編み方を学びます。最初は、簡単な小物から始め、徐々に難易度を上げていくことをおすすめします。また、編み物の専門店や手芸店では、初心者向けの編み物教室を開催していることがありますので、そちらに参加するのも良いでしょう。

編み物に必要な道具としては、編み針と糸が必要です。編み針は、針の太さや長さによって種類があり、初心者は太い針と適度な長さの針を選ぶと良いでしょう。糸については、厚みや色、材質によって種類がありますので、目的に応じたものを選びます。

編み物をする際には、座り方や針の持ち方なども大切です。背筋を伸ばして、肩こりや腰痛を予防するために、正しい姿勢を保つようにしましょう。また、針を持つ際には、指先ではなく手の平で支えるようにすると、疲れにくくなります。

編み物は、初めは少し難しく感じるかもしれませんが、慣れてくると楽しくなります。練習を重ね、基本を身につけたら、自分でアレンジや模様を考えて編むこともできます。編み物を通じて、自分だけのオリジナル作品を作り上げる楽しみを味わってみてください。

4.編み物をするのに必要なもの

編み物をするために必要なものは、編み針と糸です。以下にそれぞれの詳細を説明します。

編み針

編み針は、針の太さや長さ、材質によって種類があります。太さは数字で表され、数字が大きいほど太い針となります。長さは、編む作品の大きさや編み方によって選びます。編み針には、一般的な丸針のほかにも、ストレート針、輪針、二本針などの種類があります。初心者は、太めの針と適度な長さの針を選ぶと編みやすくなります。また、素材によっても針の選び方が異なります。例えば、滑りやすい糸を編む際には、表面がザラついた針が使いやすいです。

糸は、厚みや色、材質によって種類があります。編む作品の目的や雰囲気に応じた糸を選びます。例えば、厚めの糸を使うと作品がボリューム感が出て、薄い糸を使うと細かい模様が出しやすくなります。糸の材質には、動物性繊維(羊毛やカシミアなど)、植物性繊維(綿や麻など)、化学繊維(アクリルやポリエステルなど)があります。編む作品の用途や季節によって、適した糸を選びます。また、同じ種類の糸でも、製造元や生産国によって風合いや強度が異なりますので、自分の好みに合ったものを選ぶようにしましょう。

その他に必要なものとしては、はさみや縫い針、マーカーやメジャーなどもあります。はさみは、糸を切る際に使います。縫い針は、編み物の仕上げや補修などに使われます。マーカーは、編み目の位置や段数を覚えるために使います。メジャーは、編み物のサイズを計測するために使います。

5.編み物を上達するためのコツ

編み物は、簡単なものから徐々に難易度を上げていくことで上達していきます。以下に、編み物を上達するためのコツをいくつか紹介します。

①基本をマスターする

編み物を始める際には、基本的な編み方をマスターすることが重要です。基本的な編み方としては、むら編み、直編み、裏編み、ケーブル編みなどがあります。これらの基本的な編み方をしっかりと覚えることで、より複雑な模様やデザインを編むことができます。

②糸の選び方に気をつける

糸の種類や太さによって、編み方や仕上がりに影響が出ます。糸の太さが大きいほど編み目が目立ち、細い糸を使うと細かい模様が出しやすくなります。また、糸の素材によっても、編み方や仕上がりに違いがあります。自分が編みたい作品に合った糸を選ぶことが重要です。

③編み針の選び方に気をつける

編み針には、太さや長さ、素材によって違いがあります。初心者は、太目の針を使うことで編みやすくなります。また、糸と針の相性も重要です。糸が滑りやすい場合は、表面がざらついた針を選ぶと編みやすくなります。

④サンプルを作る

編み物は、編み進めてから気付いたミスを戻すのが難しい場合があります。そのため、作品を編む前にサンプルを作ることをおすすめします。サンプルを作ることで、編み方や糸の相性などを確認することができます。

⑤編み方を覚えたら、小物から始める

編み物を始めたばかりの場合は、小物から始めることをおすすめします。小物は、編み方の基本を身につけるためにも簡単で、短時間で完成できるため、モチベーションを保ちやすいです。

⑥編み方のリズムを覚える

編み物は、編み方のリズムを覚えることで、編みやすくなります。編み方のリズムを覚えるためには、繰り返し編むことが大切です。最初はゆっくりと、編み目を確認しながら進めていくと良いでしょう。また、編み目を間違えた場合は、途中で戻すことができるようになるまで練習することが大切です。

⑦編み目の揃え方に注意する

編み物では、編み目の揃え方が重要です。編み目の揃え方を意識することで、作品が美しく仕上がります。特に、段違いや模様を編む場合は、編み目の揃え方に注意することが必要です。

⑧編み方の動画を参考にする

編み方は、動画などで簡単に学ぶことができます。初心者の場合は、編み方の動画を参考にすることをおすすめします。YouTubeなどには、多くの編み方の動画がアップされています。

⑨休憩を取る

編み物は、同じ姿勢で長時間続けると、肩や腰に負担がかかってしまいます。そのため、定期的に休憩を取ることが大切です。休憩中にストレッチを行ったり、軽い運動をすることで、血行を良くすることもできます。

以上のコツを実践することで、編み物の技術が向上し、より美しい作品を作ることができます。初めは少し難しく感じるかもしれませんが、継続して練習していくことで、必ず上達します。

6.編み物をもっと上達させたいなら

編み物をもっと上達させたいと思う場合には、以下のような方法があります。

難しい作品に挑戦する

初心者の場合は、簡単な作品から始めることが多いですが、編み物の技術が上達してくると、少しずつ難しい作品に挑戦することができます。自分に少し難しい作品に取り組むことで、より高度な技術を習得することができます。

編み物の技術書やパターンを読む

編み物の技術書やパターンを読むことで、新しい編み方や技術を学ぶことができます。特に、自分が編みたい作品のパターンを読んで、指示に従って編むことで、新しい編み方を覚えることができます。

編み物の講座に参加する

編み物の講座に参加することで、プロの先生から直接指導を受けることができます。また、同じ趣味を持つ人たちと出会えることで、交流が深まり、刺激を受けることができます。

編み物の道具を使いこなす

編み物の道具には、様々な種類があります。編み針や編み図、糸など、使いこなすことで、編み物の技術を向上させることができます。

継続的に練習する

編み物の技術を向上させるためには、継続的に練習することが大切です。少しずつ練習時間を延ばしていくことや、毎日少しずつ編むことで、技術が向上します。

以上の方法を実践することで、編み物の技術をより高度なレベルまで向上させることができます。しかし、自分のペースで練習することが大切であり、無理をして疲れてしまうことは避けるようにしましょう。楽しく続けることが、編み物の上達に繋がります。

7.最後に

編み物を始める上でのアドバイスやメッセージをお伝えします。

まず、編み物は自分自身と向き合う時間を持つことができる趣味です。初めて編んでみると、不器用だと感じることもあるかもしれませんが、少しずつ技術が身につくと、自分自身の成長を感じることができます。編み物をすることで、自分の時間を大切にし、心の余裕を持つことができるでしょう。

また、編み物は誰でも始めることができます。年齢や性別、技術の有無に関係なく、誰でも簡単な作品から始めることができます。初心者でも、糸をかぎ針に通して、ループを作るだけで、かわいらしい小物が作れます。

さらに、編み物は作り手の個性が反映される趣味でもあります。自分好みの色や素材を選んで、編み物をすることで、自分だけのオリジナル作品を作り上げることができます。

最後に、編み物は孤独な趣味になりがちですが、インターネットやSNSなどを活用して、同じ趣味を持つ人たちと交流することで、さらなる刺激やアイデアを得ることができます。また、編み物の作品を贈り物として贈ることで、相手を喜ばせることができるのも、編み物の魅力の一つです。

以上のように、編み物は誰でも始めることができ、自分自身と向き合う時間を持ち、自分だけのオリジナル作品を作り上げることができる趣味です。是非、挑戦してみてはいかがでしょうか。

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