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ケネス・ワプニック博士の語録

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『A Course in Miracles』をもっとも理解していたその第一人者であるケネス・ワプニック博士の言葉を引用したnoteコラム
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2021年8月の記事一覧

心の力(パワー)を尊重していくこと

心の力(パワー)を尊重していくこと

あり得ないことができている私たちの心の力真理(非二元)から見るならば、ワンネスが分離するなんてあり得ない、不可能なことなわけです。

であるにもかかわらず、私たちはこの(分離の)世界を知覚しています。

それが何を意味するのか?というなら、

私たちが知覚しているこの世界は幻想(妄想)だということです。

コース(奇跡のコース/奇跡講座/ACIM)でも、「神からの分離はあり得ないこと」というふうに

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私たちが「人生」と呼んでいるものとは?

私たちが「人生」と呼んでいるものとは?

観察者となれワプニック博士は次のように語っています。

「いわゆる私たちは、スクリーンの前に座って、それがはじめて起こったように、すでに起こっていることを観察している観察者です。 しかしながら、私たちの経験では、私たちは実際に観察しているその一部に参加してしまっています」と。

それが意味しているのは、私たちがこの世界で経験していることのすべてが撮り終えたドラマなのだということです。

本当の私た

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なぜ私たちは真の解決を求めようとしないのでしょう?

なぜ私たちは真の解決を求めようとしないのでしょう?

自分なりのやり方で解決しようとする私たち解決を求めているにもかかわらず、解決のないところでいくらそれを求めても、解決が与えられるはずがありません。

本当に真の解決を求めているならば、解決のあるところに求めなければならないのは、当然のことです。

ワプニック博士は、そのことについて以下のように述べています。

私たちはこの世界で何をしているか?

というなら、真の解決などないところで解決を探すこと

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たとえ「私は平安です、私は幸せです」と言っているとしても

たとえ「私は平安です、私は幸せです」と言っているとしても

不安定な感情になったり、動揺したりするのは当然なことこの世界にいる誰もが心の奥底の中には「恐れ(罪、罪悪感)」を隠し持っているといえます。

言い換えるならば、「恐れ(罪、罪悪感)」というものがあるから、私たちはこの(分離の)世界に居るのだということです。

コース(ACIM/奇跡のコース/奇跡講座)が教えていることを理解するようになると、そういうことが分かってきます。

そう、たとえ「私は平安で

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「2+2=4の思考体系」と「2+2=5の思考体系」について

「2+2=4の思考体系」と「2+2=5の思考体系」について


「自我の思考体系」と「聖霊の思考体系」コース(ACIM/奇跡のコース/奇跡講座)の第一人者とされているケネス・ワプニック博士は、「自我の思考体系」と「聖霊の思考体系」を、それぞれ「2+2=4の思考体系」と「2+2=5の思考体系」というふうに喩えて表現しています。

「2+2=4」という足し算は、私たちにとって当たり前の真実となっていて、誰もそれを疑おうとはしません。

それになぞって、ふだんの私

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それの何が問題なの?と、そう言えるようになるために

それの何が問題なの?と、そう言えるようになるために


自我が問題なのではありませんコース(ACIM/奇跡のコース/奇跡講座)の実践において私たちがしなければならないのは、自我を直視するということです。

それはどのような実践をしていけばいいのか?

そして、何のためにそういう実践をしていくのか?

ワプニックさんは、コースの実践について、以下のように云っています。

このコースは、自我を否定していく道ではなく、自我を咎めずに見ていく道なのだというこ

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「長期的な赦し」と「短期的な赦し」について

「長期的な赦し」と「短期的な赦し」について


自我をエゴフリー(自我のない状態)から見るコース(ACIM/奇跡のコース/奇跡講座)の実践は、「長期的な赦し」と「短期的な赦し」に分けて捉える必要があります。

というのも、もし、「長期的な赦し」の目標と「短期的な赦し」の目標を混同してしまうならば、間違った実践をしていくことになるからです。

そのことについてワプニックさんは以下のように述べています。

自我を愛のまなざし、赦しのまなざしで見る

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