あちこ

大正〜昭和の銀幕女優さんが大好きです❤️

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【映画と歌のパレード】野添ひとみさんとSKDの仲よしグループ「あんみつ会談」@主婦の友 1954年5月号

東京の名物、浅草国際劇場松竹歌劇の四大踊りが、今年も『春の踊り』につゞいて、『東京踊り』の開幕です。乙女の夢をのせて、七彩の舞台に踊る若き人々。未来の大スターを…

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1年前
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女優服飾座談會@日活畵報 1929年1月

梅村蓉子 入江たか子 伏見直江 聞き手:伊藤和夫 於 京都南禪寺瓢亭 伊藤 わざ/\お集りを願ひまして有難う御座います。今夜は、みなさんの「服飾」に關する御意見をお…

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1年前
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追っかけ時代に占い師に言われたことが(ほぼ?)現実となった話

たまに思い出す話なので、ここに書くことで成仏させようと思います。 ワタクシは昔、某アイドルグループの追っかけをしていました。 私はすでに結婚していたくせにそのグ…

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3年前
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雑誌「幕間(まくあい)」昭和33年5月号 マクアイ・リレー対談「中村歌右衛門氏・三島由紀夫氏対談」③

※①はこちら、②はこちら 大時代な本読み歌 お仕事で三島先生にお目にかかったのは、初めは「地獄変」でしたね。歌舞伎座の貴賓室で本読みなさいました。私、それを伺っ…

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4年前
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雑誌「幕間(まくあい)」昭和33年5月号 マクアイ・リレー対談「中村歌右衛門氏・三島由紀夫氏対談」②

※①はこちら はじめは宗十郎ファン司 先生がお書きになった脚本は、「鰯売り」にそれから 歌 一番最初が「地獄変」で、 三 「大内実記」それから「熊野」 司 この…

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4年前
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雑誌「幕間(まくあい)」昭和33年5月号 マクアイ・リレー対談「中村歌右衛門氏・三島由紀夫氏対談」①

とき:4月7日・ところ:新橋「金田中」 おかるの扮装で初対面 司会(以下「司」) 先生の歌右衛門さん贔屓というのは有名ですけれども、いつ頃から、 三島(以下「三」…

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4年前
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【映画と歌のパレード】野添ひとみさんとSKDの仲よしグループ「あんみつ会談」@主婦の友 1954年5月号

【映画と歌のパレード】野添ひとみさんとSKDの仲よしグループ「あんみつ会談」@主婦の友 1954年5月号

東京の名物、浅草国際劇場松竹歌劇の四大踊りが、今年も『春の踊り』につゞいて、『東京踊り』の開幕です。乙女の夢をのせて、七彩の舞台に踊る若き人々。未来の大スターを夢見るSKDの十代仲よし同期生、芦川泉さん、山鳩くるみさん、真風洋子さんの三人が、舞台の合間に近所の“あんみつ屋”さんに現れました。そこへ、彼女たちと同期生で、今は、映画界で活躍する野添ひとみさんも一枚加わり、お話はます/\はずみます。

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女優服飾座談會@日活畵報 1929年1月

女優服飾座談會@日活畵報 1929年1月

梅村蓉子
入江たか子
伏見直江

聞き手:伊藤和夫
於 京都南禪寺瓢亭

伊藤
わざ/\お集りを願ひまして有難う御座います。今夜は、みなさんの「服飾」に關する御意見をお訊きして、わが日活畵報新年號の誌上を飾りたいと思ひますが、どうぞ腹藏なく日頃の御蘊蓄を傾けて、虹の如き御氣焰をお吐き願ひたいと思ひます。
で先づ、仕事に關する事から最初にお訊ね致しますが、撮影に使用する衣裳ですね、あれはみなさんが勝

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追っかけ時代に占い師に言われたことが(ほぼ?)現実となった話

追っかけ時代に占い師に言われたことが(ほぼ?)現実となった話

たまに思い出す話なので、ここに書くことで成仏させようと思います。

ワタクシは昔、某アイドルグループの追っかけをしていました。
私はすでに結婚していたくせにそのグループにどっぷりのめり込み、ガチ恋並びにガチ病みしていました。

毎年行われるコンサートツアーは全ステ…とはいかないまでも、北は北海道、南は九州の端あたりまで足をのばし、海外公演にも参加する始末。

コンサート会場でできるだけ前に行くため

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雑誌「幕間(まくあい)」昭和33年5月号 マクアイ・リレー対談「中村歌右衛門氏・三島由紀夫氏対談」③

雑誌「幕間(まくあい)」昭和33年5月号 マクアイ・リレー対談「中村歌右衛門氏・三島由紀夫氏対談」③

※①はこちら、②はこちら

大時代な本読み歌 お仕事で三島先生にお目にかかったのは、初めは「地獄変」でしたね。歌舞伎座の貴賓室で本読みなさいました。私、それを伺って、先生は歌舞伎をお好きだということが、なんかとてもはっきりわかったのです。

司 全部お読みになったのですか。

歌 ええ、大変なのです。(笑)

三 それで今でもからかわれるのですよ。

歌 いいえ、いいえ、そういうことはありませんよ

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雑誌「幕間(まくあい)」昭和33年5月号 マクアイ・リレー対談「中村歌右衛門氏・三島由紀夫氏対談」②

雑誌「幕間(まくあい)」昭和33年5月号 マクアイ・リレー対談「中村歌右衛門氏・三島由紀夫氏対談」②

※①はこちら

はじめは宗十郎ファン司 先生がお書きになった脚本は、「鰯売り」にそれから

歌 一番最初が「地獄変」で、

三 「大内実記」それから「熊野」

司 この間の「朝の躑躅」で結局五本ですか。

三 ええ。僕はね、台本というものは俳優を想定して書くものだ、と思っているんですよ。本来。新劇だってある程度……。

司 当てもない脚本はお書きにならない。

三 勿論、習作時代はずっと書きました

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雑誌「幕間(まくあい)」昭和33年5月号 マクアイ・リレー対談「中村歌右衛門氏・三島由紀夫氏対談」①

雑誌「幕間(まくあい)」昭和33年5月号 マクアイ・リレー対談「中村歌右衛門氏・三島由紀夫氏対談」①

とき:4月7日・ところ:新橋「金田中」

おかるの扮装で初対面

司会(以下「司」) 先生の歌右衛門さん贔屓というのは有名ですけれども、いつ頃から、

三島(以下「三」) とにかく楽屋に伺うようになる前が随分長いんですよ。それで僕が芝居を初めて観たというのは、中学に入った十三の年なんです。羽右衛門と六代目の「忠臣蔵」の時。小学校の間は、芝居を観ると教育に悪いというので、観せてくれなかった。それで初

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