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「ジョロフライス」への誇り〜ガーナのお昼ご飯〜

こんにちは。ガーナプロジェクト担当の赤堀です。2021年6月に、久しぶりにガーナに行ってきました。

そこで、今回の「ガーナ出張こぼれ話」では、現地で経験した「ガーナの朝ごはん・昼ごはん事情」についてご紹介します。

朝はパン派

ガーナ朝食2

出勤前の人々は屋台で売られている食パンを買っていきます。トースの厚さにスライスしてもらい、マーガリンを塗っていただく、というのが朝のガーナの道端でよく見られる光景です。皆さん、屋台の周りで朝ごはんを取ることが多いです。

こちらの屋台でパンを売っているのは、パン屋さんではありません。パン工房から食パンを買い、屋台でビジネスを展開するトレーダーの方です。

昼ごはんの定番「ジョロフライス」

ジョロフライス

国民的メニューとも言われる「ジョロフライス」。日本ではあまり馴染みのない名前ですが、日本人の口にも合うと思います。というのも、この「ジョロフライス」、オムライスのケチャップライスと、チャーハンの間のような味なのです。肉や魚と一緒にいただきます。

写真の白い容器に入っているのは、「シト」という粉状の辛味です。ガーナでは辛いものが好まれるため、「シト」で味を調節するのが一般的です。

そんなジョロフライスですが、個人としても、ガーナの国民としてもこだわりがあるらしいのです。

実際、「うちのお母さんのジョロフライスが一番」という声や、「ガーナのジョロフライスが一番」という声をよく聞きます。

また、「ガーナとナイジェリア、どちらのジョロフライスが美味しいか」を歌った歌もあるらしいのです。

一方で、ジョロフライスの発祥はセネガルとのこと。その後西アフリカに広がり、ガーナにも広まったと言われています。

「ジョロフライスの歌」を横目に、「セネガルのジョロフライスが元祖だ!」という意見もあるようで…

「ローカルな食文化」は奥が深いです。

【おまけ】甘いもの

ガーナでは甘いものも好まれています。

例えば、炭酸ジュース。瓶で売られており、ご飯や集会の時に飲まれているようです。ガーナのご飯は油を使った料理が多いため、冷たい炭酸がよく合いますね。

お菓子はアイスとドーナツが定番。ガーナでは道端で行商人の方が売っています。

特に「Fan Ice」というアイスにはチョコ、ヨーグルト、オレンジなどのフレーバーがあり、美味しいです。

ドーナツは手作りで、小さな揚げドーナツにココナツのフレークがかかったものや、大きくて丸いドーナツなどが売られています。

今回はガーナの朝と昼ごはん、そして甘いものをご紹介しました。

「家の味と国の誇り」の両方でのこだわりが感じられるジョロフライス、いかがでしたか?

次回もローカルな「こぼれ話」をお届けします!


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