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きっかけ

noteを始めたきっかけ。

文章を書くのが好きだから。
知人や友人のススメで。
エッセイやコラムを書きたい。
何か作品を残したい。
詩を書きたい。
創作をしたい。
小説を書きたい。
作詞をしてnote上で発表したい…。

などなど、多分理由は人それぞれなのでしょうね。

noteを始めたきっかけ…。

正直自分は「note」の存在を3年前まで知らなかった。

noteって2014年から始まってるんですよね?(確か)

なので10年経ってるわけですね。

それも最近知りました。

元々SNSに自分の文章を書き記すという習慣のない自分が、何故3年前に「note」を知ったのか…。

とある著名な方の公式マガジンを拝読したかったから。

「note」でマガジンを連載します。

凄く読みたかった。

なので「note」をインストールした。

そして知った。

そこから自分の「noteライフ」が始まった。

まずはその御方の記事を拝読。

そこから興味本位で「note」の世界を覗いてみる。

色々な記事。
色々な創作。

これは…、面白い!

文章を書いたりするのが自分は好きだ。

ここにはその好きなことへの入り口がある。

創作してみたい。

好きなことを書き記してみたい。

意を決して始めたのが約2年前(正確には1年8か月位)の2022年。

だいぶ勇気がいった記憶がある。

それから約2年経つ。

書き散らかしながら、何やらかんやらと今でも書き続けている。

こんな自分の話なぞどうでもヨロシイことだが…。

面白いものだ。

人生って。

noteを書くきっかけ…。

とある著名な方のマガジンを読みたかったから。

それが「note」の入り口。


太田和彦さん。(先生)



太田和彦さん 著書「居酒屋へ行こう。」 表紙


太田さんのマガジンを拝読したかったから、noteをインストールした。

そこが「note」の入り口。

太田さんのnoteマガジンは確か2021年から。

なので3年前にnoteを知った。

そして今「note」を楽しんでいる。



太田和彦さん。

「居酒屋の達人」
「居酒屋探訪家」

太田さんを評した表現。

資生堂の宣伝制作室でアート・ディレクターを務めたのち独立。

グラフィック・デザイナーとしてご活躍をされている。

その一方で「居酒屋探訪家」として数々の著書を発表されている。

資生堂在籍時から居酒屋巡りが好きで、研究会を発足されたり、刊行物を発行したりと精力的に活動をされていたとか。

その時のエッセンスをまとめた著書で注目を集め、1999年には旅チャンネルで「全国居酒屋紀行」をスタートさせる。

番組はシリーズ化して11年続いたというから、人気のある番組だったんでしょうね。(見たことありません💦)

今から7年前だったかな。

現在自分が住んでいる場所、京都。

京都独自のテレビ局でKBS京都という局がある。

7年前の月曜日(確か)

夜、おもむろにテレビをつけKBS京都を見る。

特に目的もなく、ボンヤリと…。

仕事で疲れていた自分。

思考能力は、ほぼほぼ皆無。

そのうち何かの番組が始まる。

冒頭に番組のテーマソングが流れる。

はっぴいえんどの「風をあつめて」。

気持ちが和む。
柔らかい気持ちになる。
日本の原風景が浮かぶ。
下駄の音が聞こえてきそう…。
ムッシュかまやつの「我が良き友よ」を想起させる。

懐かしい気持ちだ。

番組が始まる。

「太田和彦です。」

太田さんの登場。

この時初めて太田さんのことを知った。

首からカメラをぶら下げ、温和な笑みを浮かべテレビカメラに向かって語りかけていらっしゃる。

何の番組だ…?

「太田和彦ふらり旅 いい酒いい肴」

2017年当時、BS11で放送されていた番組(2013年~2018年)。

KBS京都でも放送していた。
内容はBS11の本編よりも遅れての放送。

最初は何気に見ていた。

不思議と仕事で疲れた頭に、番組内容がスッと入ってきたことを記憶している。

初めて見たときはそこまでの感想。

こんな番組があったんだ。

少し時間が経過する。

仕事終わりの時間に余裕があった月曜日。

そういえばこないだ見た番組って月曜日に放送してたよな。

KBS京都の月曜夜。

おもむろにテレビのリモコンをポチリ。

やがて番組のオープニング。

はっぴいえんどの「風をあつめて」

気持ちが和む。

「太田和彦です。」

太田さんの登場。

温和な笑みで柔らかな口調。

言葉を選ぶようにして、本日巡る場所を説明する。

丁寧に。

何だろう。

自然と番組に引き込まれている自分がいた。

疲れた脳に、柔らかな語りかけ。

そして太田さんのロケ地を巡る、番組に対する姿勢。

温和で滋味に溢れる…。

昼間に名所や名跡を巡る。

そしてショッピング。

夜に目指していた居酒屋。

太田さんの呑む姿…。

盃を手に持ち、グイっと。

何と画になるんだろう。

キレイに呑まれる。

美味しさを確かめるように呑む。

その一杯に行きつくための苦労…。

店主さん達の影の努力を慈しむかのようにして呑む。

呑む姿勢に、「お客」と「お店」の関係性に真摯に向き合うようにして、じっくりと味わう。

何て美味しそうに呑まれるんだろう…。

そして提供される食事を美味しそうに食べられる、その所作の素晴らしきこと。

料理を写すカメラワークもまた素晴らしい。

料理をアップでキレイに撮るための技術など、カメラワークがきっと優れているんでしょうね。

素人なんで分かりませんが💦

少量ずつ、キレイに見えるよう、繊細に、味わうようにして丁寧に食べていく…。

気が付けば毎週かかさず太田さんの番組を見るようになっていた。

「いい酒いい肴」が終了し、2018年10月からは「太田和彦のふらり旅 新・居酒屋百選」がスタートする。(2021年からオープニング曲は変わっている。)

番組は2024年現在も放送中。

太田さんは今年で78歳になられたとか!

末永くご活躍されてほしいです。

番組を見ているうちに、太田さんの書籍も読むようになった。

居酒屋エッセイ。
そして自らの人生経験で感じたことを記したエッセイ。

太田さんの書籍を全て読んだわけではないが…

初めて読むタイプのジャンルでもあった。

面白い。

お酒の席で
お店選びで

どういったことを感じ、どのように振る舞い、お店と料理と、そして一杯の酒にどのようにして向き合ってきたか。

テレビ番組とは違った楽しさ。
活字ならではの楽しさ。

太田さんの書籍には、今まで読んできた本とは違った楽しさがあった。

一人で呑みに行ったときはどうするか
はたまた人と呑みに行ったときは…

なるほど「居酒屋の達人」たる所以なのだろう。

すすめられるまでもなく居酒屋はわが場所で、気が向けばいつでも行っている。なじみの店もある。という人は多いでしょう。
しかし何ごとも最初はあり、居酒屋にぶらりと入りたいが、どうも方法が分からない、気後れしてしまうという人もいると思います。そんな方のためにこの本をつくりました。

居酒屋へ行こう。 太田和彦著 3ページより引用

太田さんの書籍「居酒屋へ行こう。」の序文。

この文章に「粋」なものを感じた自分がいた。

居酒屋への作法を書いた本を読んだことがない。

なので、凄く「粋」なものを感じた。

そういうものに憧れている自分がいたのだろう。

うん、面白い。

そして日本酒。

昔から何となく好きだった日本酒。

太田さんを見ていると、「何となく」に理由付けをしてみたくなった。

「何となく」に言葉を肉付けしてみたくなった。

そこから日本酒に関する本を少しではあるが読んでみた。

勉強してみた。

決して人前で話せるような知識ではない。

だけど少しだけかもしれないが、努力ってのをしてみるもんで…

知人達と呑みにいった際などは、大いにその少しの知識と経験が生かされている。

楽しいもんだ。

自分もあんな風に年齢を重ねてみたい。

いや、無理なのを前提に書いているわけで、だからこそ憧れるんでしょうね。

「新・居酒屋百選」で倉敷を訪れた放送回(2019年)や、京都を訪れた回(2023年)では骨董市や、蚤の市屋さんで徳利や盃を探す場面が出てくる。

骨董や焼き物などにも興味を持たれ、昭和映画や歌謡曲にも造詣が深い太田さん。

何でしょうね。

自分の好きな趣味などに重なる部分があって、そこからより一層親近感みたいなものを感じてしまうんでしょうね。

なので、憧れるんだと思います。

太田さんのように酒と人生を味わいたい…。

太田さんの番組や書籍で得た「人生への認識力」を生かし、楽しい居酒屋ライフを送っているかは…まあそうではないけど。

最近はお酒を呑む量が減ったこともあって、あまり外に呑みに行かなくなったってのもあるけど…。

それでも太田さんの番組や書籍で得たことは、確実に人生を豊かにしてくれている。

太田さんが盃を傾ける姿…

人間最後は一人。

書籍「日本居酒屋遺産」での一人で盃を呑む姿。


日本居酒屋遺産 西日本編 太田和彦著 43ページより抜粋

その一杯に自らを振り返り
その一杯に記憶を浮かべるように
店内に空気の如く、浸透しているその姿

いや、まあ大分と個人の主観が入っている感想なんで💦

そう、呑む量は減ったとはいえ、だからこそたまに吞む時にあんな風に呑めるようになりたいわけなんですよ。

「居酒屋ではひとりの時間がゆっくりと流れる。」

そんな言葉を「居酒屋へ行こう。」で綴られている太田さん。

果たしてその境地に達することができるのか…

いずれにせよ、今後も太田和彦先生の作品を楽しみにしていきたい。


「note」を始めるきっかけ…。

そんなことを考えていると、一つ文章が書きたくなった。

「note」を始めるきっかけを与えて下さった(っと勝手に自分が思っているだけですが…)方のことを、こうやって「note」に記事として書いたわけで…。

そこには一つの達成感を感じている。

果たして面白い記事が書けたかは分かりませんが…。

この達成感は大切にしたい。

そうだ。

今日ぐらい一杯呑んでもいいかな。

冷やしてある日本酒があったな。

「賀儀屋」 純米酒。
愛媛県は西条市の蔵「成龍酒造株式会社」さんのお酒。

今日はこれで一杯。

何かお酒のお供に音楽を…。

うん。

はっぴいえんどの「風をあつめて」を聴こう。

この曲の清涼感が、何となく夏に合っているかも。

良い感じだ。




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