フリーランサーや起業家へ、たまに転がり込んでくる、おいしい話やビジネスチャンスとの付き合い方【事業投資や怪しい話、新規案件etc】
起業や副業、フリーランサーをしてると、たまに良い話が転がり込んでくると思います。
そんな「良い話」「異様に美味しい話」との付き合い方、見極め方についての記事です。
今フリーランスや起業して活躍されている人や、今後、副業や起業して自分のビジネスをしたい人に向けた内容です。
特大のチャンスとは
さて。
もしビジネスの経験がない方には、少し信じてもらいにくいかもしれませんが、ビジネスの良いチャンスは突然降ってきます。
本当に、ポロッと出てきます。
何気ない顔して、日常の一コマに、ポロッとチャンスが舞い込んできます。
いい話の例
例えば、私や私の知人の周辺で言うと、こんなのがありました。
・長期的に良い客になりそうな人を紹介してもらえるらしい。
・守備範囲のビジネスではないものの、おそらく儲かりそうな話が転がり込んできた。
・異常に条件とコスパが良い不動産を見つけた。
・自分のビジネスに投資をしたいという金持ちがいるらしい。
うーん、今書いていても怪しいですね…
チャンスの女神に対する行動
常識的に考えると、全部断るのが安全そうですが、こんな怪しい話の中にも、たまーに、本当に良い情報がまぎれています。
というか、その良い情報を見極めて、良いビジネスにするのが、起業家やフリーランスの仕事かもしれません。
そういうと、ちょっと宝探しみたいでワクワクしますよね。
なので、その話を聞いた時は、「自分だけにこのチャンスが来たのか?」「こんなチャンス中々ないんじゃねえか?」などと、体中にじわ~っとアドレナリンが染み出てきます。
そして、ぼやぼやしていると、その話はなくなります。いい話は賞味期限が短いのです。
「チャンスの女神には前髪しかない」というフレーズもあるくらいです。
良いと思った時に、その話にのれるかどうかで大きな仕事は決まります。
これがうまく行けば、今よりも月に100万円くらい利益でるかも…
「うーん、まぁ悪くもなさそうだし、信憑性もあるし、Yesと言おうかな?いやー、不安はあるけど何をするにも不安はつきものだし、、、悩んでても仕方ない、乗っかるしかねえな。オールインで行きます!」と思ったあなた。
あなたは、、、
アウトです!
ビジネスの深淵に飲まれて、どエラいことになります。
まずは、一旦冷静になりましょう。
考えるべきところを整理しましょうね。笑
チャンスを見極めるための5つのチェックポイント
今から、私が普段見ているポイントを挙げていきます。
これら5つのポイントで大体は網羅できてると思います。
①それはあなたの守備範囲内か
あなたが動画制作をしているならば、その話は動画に関わることでしょうか?
動画制作をしているのに、アパレル業界に関するチャンスならば、気をつけましょう。
あなたの専門分野であれば、ある程度のノウハウや知見があるので、トラブルにもなりにくく、トラブルにあっても対処がしやすいです。
専門範囲でない場合が一番難しいです。
よほど信頼できる人と組める、などでなければ、基本は飛び乗ることをお勧めしません。
つまり、不動産投資もしたことがないのに、相場の半額の不動産が転がり込んできても、怪しすぎるのと、問題があったときに対処できない、ということです。
かの投資家ウォーレン・バフェットも言っています。見逃し三振は損失ではない、と。
「あの時、あの不動産買っていれば1000万円儲かっていたのになぁ」という後悔は実際の損失ではなく、気持ちの問題だけだということです。
ビジネスは大きく負けないことが重要です。無謀と勇気を履き違えてはいけません。
②情報源は信頼できる人や組織なのか
その情報源は誰でしょうか。
まさか見知らずのお姉さんや、たまたま起業セミナー出会った清潔感のあるイケメンではないですよね?
どんな結果になっても、「裏切られた」とか「騙された」と思わない、適切な期待ができる人でしょうか?
そのおいしい話の出所は、アナタがその話に乗ることにより、どんなメリットがあるのかを考えましょう。
先方にメリットがある場合はわかりやすいです。例えば紹介料が入ったり、誰かに恩をつくりたいなど。相手がその話をアナタに持ってきた理由が明確だからです。
先方が何もメリットがないと”答えた”場合は、ちょっと考えましょう。
ただの好意なのか、下心や裏で悪意がある場合があります。
そこは見極める必要があるのです。知らない人の事情は見極めるのが難しいので、私個人はあまり知らない人の怪しい話には耳を貸さないようにしています。
ということで、おいしすぎる話には注意。
③それに乗っかるためにこちらが差し出すもの
何事にも無料はあり得ません。
無料のものは親の好意くらいでしょうか。
アナタは、そのチャンスにのっかるために、何かを差し出す必要があります。
「無料と聞いているから大丈夫」ですって?アナタは時間や手間をそこに差し出すわけです。
差し出すものは、時間、お金、手間、人脈、自分の信用など、多様なものがあります。
何を差し出さないといけないのかは明確にしておきましょう。
そして、その差し出すものは、最悪なくなってもいいものにしましょう。
お金がかかる場合、その支払うお金は最悪なくなってもいいものか。(返金保証があると言われても、生活のためのお金は事業に突っ込んではいけません。返金に時間がかかるケースや、結局返ってこないケースが多いのです。)
手間がかかる場合、その手間がなくなっても、無駄になっても後で後悔しない範囲のものか。
アナタの人脈を使うなど、アナタの信用を差し出す場合は、最悪です。ネットワークビジネスは、この方式を使います。
「アナタはお金の支払いもいらない。知り合いを紹介してくれるだけでいいから」などですね。
知り合いや友人との関係は、アナタの大切な資産、宝物です。気軽に差し出すのはやめましょう。
④リターンの確度と大きさ
次は、リターンの大きさや確度、うまくいく確率です。
その話に乗ることでどれだけのリターンが見込めるのか。どのくらいの見込みで、うまく行くのかをあなたが判断しましょう。
よくある話で、「この話は80%、いや、95%うまく行くよ!だから一緒に事業してみよう!」と声をかけられたことが何度もあります。
若気の至りで、親しい知人や友人のそんな話に、いくつかに手を出したのですが、全てアウトでした。
敗因としては、その知人の言う確率を信じてしまったから、というのも敗因の一つです。
別に悪意があった知人はいなかったので、ダメージも少なかったですが、少なくない時間や手間を無駄にしました。
話に乗っかる前は、アナタがあなたの頭で考える必要があります。
あなたが差し出すものに、その知り合いは責任をとりません。自分でビジネスをすると決めた限り、責任は自分で取るしかないのです。
まさか国や行政が、アナタを守ってくれると勘違いすると、Facebookで現政権に批判を繰り出すオジサンのようになってしまいます。(もちろん守ってくれるのが理想なんですが。)
⑤違和感がないか
これが最後に重要なところ。「違和感」を大事にしましょう。
(ん?ちょっと待てよ、なんかおかしくないか?)この感じ。なんだか違和感がある、それが重要です。
Yesと決めた時、違和感があれば、まだ詰めきれていない情報があるかもしれません。
Noと答える時、違和感があれば、まだYesでもNoでもない、”第三の選択肢”を見逃しているかもしれません。
カンはあてにしない。アドレナリンが出ているアナタのカンは、少し鈍っているかもしれないのです。違和感を大事にしましょう。
過去の経験
簡単に過去の経験を話します。
おいしそうに見えて本当に美味しかったケース
知り合いの建築士の先生からホテル事業に興味があるという不動産オーナーがいるという話を聞きました。
実際、それまでにその建築士の先生からは以前に10個ほどそんな話を受けて見積もりを全て出していました。
十個も見積もりを無料で出したのに、ことごとく進む気配はなかったので、市場の情報収集に使われているだけじゃないか、と疑っていました。
めんどくさいなぁと思いつつ、念のためと見積もりを出しました。
すると話があっという間に進み案件を獲得。
大きなプロジェクトだったので準備期間に2年ほどかかりましたが、今では、私の会社のメイン収益を上げているホテル事業になっています。
あの時見積もりの手間や時間をケチらずにいて良かったと思っています。
おいしそうに見えてダメだったケース
親しい友人から、「お前のやっている事業に投資したいという人がいる」という話がありました。
結局、先方に金はあったようなのですが、ビジネススキルが乏しすぎて、
「パートナーになって投資」というよりも
「俺がそのビジネスが美味しそうだから、俺の金でする。お前が従業員になれ」というような話でした。
そして丁重に断りました。しかし、その案件に数週間は費やしてしまい、最初の違和感で断ればよかったと反省しています。
前提として伝えたいこと
これだけを見ると、起業家やフリーランスは、たまたまのチャンスに乗っかるだけの人達に聞こえるかもしれません。
ですが、日々の仕事、地道な努力がもちろん必要です。常に、毎日毎日レベルを上げていく感じですね。
ただ、たまに、今回書いたようなチャンスが転がり込んでくることがあります。
いきなり2,3段飛ばしで成長できる、大きな利益が上がるような仕事は、このような突然のチャンスとしてポロっと出てきます。
それを掴めるかで、ビジネスの成長スピードが決まります。
つまり、
・日々の努力は地道なレベルアップのために必須
・それでもチャンスとして、2,3段飛ばしボーナスステージが来る
という話でした。
まとめ
美味しそうに見える話の95%はダメなものが多いです。
大体はアナタの何かを搾取するための話だったり、アナタのビジネスにマッチしない話だったりします。
その中で、その5%ぐらいに注力しても結局うまいこといくのは半分あるかないかぐらいですかね。
でも、おいしそうに見える話に乗らないと大きな成果は得られないというのも事実です。
どこまで行っても見極めは難しいですが、今回書いた内容のところに照らし合わせて一度検討してみてはいかがでしょうか。
そして、アナタの選択肢は、YesとNoだけじゃない、というのも一つのポイントかと思います。
第三の選択肢で、誰かを巻き込む、一部だけ乗っかる、条件交渉をするなどですかね。
さて。今回も文章が長くなってしまいました。スマートに短くまとめたいのですが。
それではこのへんで。
皆さん、悪い大人たちに騙されないように頑張りましょう。
今後も、経験談をもとに、役立つ「起業」「フリーランス」「副業」などの情報を更新していきますので、よければフォローやスキをお願いします(^^)
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