えこえこ

昭和の時代に生産された異世界人。栄養(愛情)を注ぐという育成方法が代々確立していない世…

えこえこ

昭和の時代に生産された異世界人。栄養(愛情)を注ぐという育成方法が代々確立していない世界に生まれた。そのためいびつに育ち、人間世界に溶け込むために苦労している。20年前に人間と契約を結び生活をともにしている。

最近の記事

死なない理由

2,3歳の頃、寝て目が覚めたら母親が「いなく」なっていたらどうしよう。と不安だった。実際に起きたらいなかったということも、あまり記憶にはないが実際にあったような気がする。 小学校になって弟妹ができてからは、今度は自分が「いなく」なりたい、と思うようになった。 家出したかったし、死にたかった。 「いなく」なったら母親が振り向いてくれるかな? 少しは悲しんでくれるのかな? でも死んだらそれが確認できないのか。ざんねん。 ちゃんと悲しんでくれるところを見てみたいな。 リストカ

    • ほうれんそうとおひたし

      報連相ー報告、連絡、相談。 子どもの頃からできなかったもの。 ー自分のことは自分でやる ー親の手間はかけさせない ー親に心配させない 学校のことを報告、連絡しようとしても 「うるさい」 「今忙しいから後で」 と言われ続けきた。 学校からプリントをもらって帰ってきても、親はわたしが学校の準備をするのに必要な情報をを教えてくれるわけでもなく、学校行事に参加するわけでもなかった。 もらってきたプリントや返却されたテストなどは、次第に諦めて渡さなくなった。 なので、授業がない

      • 名前

        わたしはメインの仕事で人の名前など個人情報を扱っている。 日本で10世帯しかないような珍しい苗字の人や、コレはどうなの?というようなきらっきらネームを目にすることも多い。 この前目にしたのは、「◯シキ」さんという名前の女性。音だけでいうと間違いなく男扱いされる名前だ。 漢字は覚えていないが、漢字も女性らしくはなかったと思う。 その人は、名前で男と思われてずっと苦労されてきたのだろう。 必死に「子どもも2人産んだ。私は女性だ」と訴えるメモ書きまでついていて、心が暗くなった。

        • メガネ

          2歳のときからメガネをかけている。 視力が悪いわけではなく、先天性内斜視の矯正のためだったので、今も視力はよい。1.2と1.5くらい。 片目近視、片目遠視なのでどの距離でも万遍なく見えて便利だ。 小学校のときの当時のメガネはガラス製。矯正のために遠近両用である必要があったので、上側のレンズと下側のレンズに境目があって上下左右でそれぞれ度が違う超特注品だった。 当時でも片方のレンズだけで5、6万はしていた。 この高いレンズは2回ほど割った。 割ろうと思って割れるわけでもなく

        死なない理由

          父親とわたし

          わたしと母親とは相当こじれた関係だが、父親には思うところがないわけではないが、そもそも接点が少なかったので今はどうでもいい関係だ。 (そのほうがひどい?(笑) 5歳で引っ越す前、父親からの母親へのDVっぷりはすごく、あざができたり、髪をつかんで振り回されたりしているのをみてきた。 味の好みがうるさく、調味料はメーカーまで決まっていた。マヨネーズはキューピー、ソースはカゴメのウスター、出汁に使っていいのはほんだし、目玉焼きには濃口醤油、天ぷらにはソースという感じだ。 家だ

          父親とわたし

          毒親度の一番低かったと思われるじぃちゃんの死

          わたしを取り巻く毒家系。一番毒が低かったと思われる父親の父親(じぃちゃん)はわたしのきょうだいの中で、わたしを一番かわいがってくれた。 出来の悪い中卒次男坊の父親は、インテリ兄貴より先に19歳で結婚したのでわたしが初孫になる。 3歳くらいのときに父親のDVで母親がわたしを連れて裸足のままアパートを飛び出し、公衆電話からじぃちゃんに助けを求めたりしていた、という記憶もある。 じいちゃんは車で迎えに来て、父親の実家に連れて帰ってくれた。(父親と母親はいとこ同士・・・というのをは

          毒親度の一番低かったと思われるじぃちゃんの死

          本当なら妹とは姉妹として仲良くするはずだった。 妹の出産のとき母親は全治胎盤で死にかけて卵巣や右側の聴覚や視力もほぼ失った。 退院してきてから卵巣を失ったことによる更年期障害になり、常に「あぁ~しんどい」を呪文のように繰り返した。 その言葉を聞くと居ても立っても居られず、わたしはすすんでヤングケアラーになった。 弟が生まれてからすでに目をかけられてはいなかったのに、さらに年子で未熟児の妹の登場。 妹・弟の世話はもちろん、手伝いという名前の元にご飯を作って掃除洗濯をして、わた

          ストレスと口の中

          いつも疲れてくると上の前歯の歯茎にポチッとニキビみたいなのができる。 10年くらい前、何もしてない時に歯が欠けた。その歯の上側の歯茎だ。 歯が欠けたのは「夜中の歯ぎしりか!」とすぐ気づいた。母親がやっていたのを知っていたので、自分もやってるのでは?と思い至った。 以降マウスピースをつけているが、1ヶ月も使えば穴があく。 今回はちょうど誕生日にポチッとできて、いつもは潰して終わりだけど、夜中にジンジン疼いて寝れなくなった。 日頃のストレスか。むしろ誕生日のストレスか。 また激

          ストレスと口の中

          クレーム対応ができない

          前から思っていたことではあるが、特に電話でのクレーム対応が苦手、というかできない。そもそも顔の見えない電話が嫌いだ。顔色を読む技術は優れているから。 どーーーーしても出ないといけないときはもちろん出るし、少しは慣れてきた気もするけど、基本電話は上手な人たちにお任せする。 客からぐだぐだとごねられるとイライラしてしまうし、元から文句を言いに電話をしてくる人に電話口で怒られるのが耐えられない。心がぞわぞわする。どう考えても子どものころのトラウマを抱えてるのがわかる。 そういえ

          クレーム対応ができない

          誕生日に苦しむ

          前回の記事を書いていて、1週間以上もたつけど誕生日がやっぱりどうにも嫌い、苦手だと再認識した。 自己否定が爆上げされる日だね。 自分は本当に両方の親に望まれて生まれた子どもだったのか? わたしが生まれたのはおめでたいことだったのか? そもそもなんでわたしは生まれてきた? で、ここまで来るとDVモラハラパワハラアル中な父親のご機嫌を取るために身を捧げた母親の図式が頭を離れなくなる。 そして、わたしが思うほどこの人たちは悪くはなかったのではないか?親としてなにがそこまでダ

          誕生日に苦しむ

          おめでたくなんかない日

          書きたいことは結構吐き出したつもりだったので、長い間放置してました。その間にフォローしてくれた方すみません。 1年のうちでめでたくもないのに、なぜか「おめでとう」と言われ、ありがたくもないのに「ありがとう」と返さないといけない日が先日あった。 誕生日ってやつ。 自己否定するアダルトチルドレンにとって誕生日にこそ発揮される。 何がおめでたいんだか。 どうせDVモラハラパワハラな父親が半ば犯すか、もしくは母親が父親のご機嫌を取るために体を捧げる的なそんな状況でできただけ

          おめでたくなんかない日

          辞表を出さずにトンズラこいたその後ー仕事をテンテンする

          10月から最低時給の大幅アップで、(根に持っている)10年勤めたブラック会社直営店の辞めた時点の時給を遥かに超えた。あのまま勤めてたらどういう恩着せがましさで、何の資格を取れば時給をあげてくれたんだろう。 最低賃金が引き上げられることで新しく入った人の方が、何年も勤めてる人の給料より上になることがおかしいとおもわない会社だった。最低賃金が上がることで全体を底上げするのが政府の狙いなのでは? さらに今時15分刻みで、つまり1分でも遅刻すれば残り14分をタダ働きというシステムで、

          辞表を出さずにトンズラこいたその後ー仕事をテンテンする

          新しい人が来た

          新人さんが来て1ヶ月以上が過ぎた。 メインの仕事は繁忙期とそうでないときの差が激しすぎるので、だいたいいつも季節労働者みたいに忙しい時だけパートが補充されることが多いが、今回は社員で募集していた。 今から入ってくる人が、給料がいくらなのか、いつもチェックしてしまう。 そして、見合うだけの働きがないとイライラしてしまう。今回の新人がまさにそのタイプ。 初日に掃除道具の場所やゴミの捨て方など教えて、「気がついた人や手の空いた人が掃除したりしてます」と伝えた。彼女の席の背中側にゴ

          新しい人が来た

          結婚した相手が異性ではなかった話5ー夜事情

          性同一性障害でホルモン療法を始めたパートナー。 診断書があればホルモン注射は保険診療並みに安くなるみたいで、2ヶ月ほど経過した。 この前「最近朝に充血することがなくなった」と可愛らしく言われ「なにが?」となったが「ナニか!朝起ちか!」とせっかくのパートナーの可愛らしい言い方を台無しにしてしまった(汗)。 せっかく生まれてついていた器官ではあるけど、必要がなく彼女には忌々しいモノ。 知り合って、結婚して、しばらくはもちろんセックスはしていたが、わたしが子どもがいらないので、

          結婚した相手が異性ではなかった話5ー夜事情

          自分を大事にすること

          どうやらお年頃になりつつあるわたし。 先日婦人科でもらった漢方のおかげかプラセンタのドーピングがよかったのか、歩きながら膝から落ちて倒れそうなふわふわめまいが治まった。 Wワークの帰り、少なくなる電車に合わせてダッシュで駅へ向かうと、改札手前でクラクラして倒れそうになった挙げ句、せっかく急いだのに間に合わないということが何度かあった。 今同じ時間にWワークの会社を出ても、ちょっと早めに歩けば、電車に間に合うようになった。 以前に筋腫で貧血になったときも、階段などで息が上がっ

          自分を大事にすること

          察しすぎる

          小さい頃からずっと親のご機嫌を伺ってきた。 今日は夫婦喧嘩は始まるのかどうか。 テストがあまり良くなかったときの言い出すタイミングはいつか。 楽しかったことを話してもいいのはいつか。 何かを買ってほしいのを言い出すのはいつか。 姉妹会合の時に妹も言っていた。 「母親は、『行きたければ行けば?やりたければ勝手にどうぞ』と言うけど、顔とか態度が不服そうだった」 たしかに、そんな感じだった。 口で言っていることと本心がぜんっぜん違う。 母親の顔色をうかって先の先まで考えを読む

          察しすぎる