研究者・開発者などのプロ外部人材を活かした新しいR&Dの形【サービスまとめ】
現代はテクノロジーの発展や、情報の多様化に伴いビジネスシーンにも大きな変革が起こっています。これまでのビジネスを改善し、時代の変化に追いつくための経営が必要です。そして、新規事業による新たな価値を創造していくことも重要になっています。ビジネスだけでなく組織や個人といったあらゆるものを取り巻く環境が変化しているため、これまでに想定していなかった競合やプロダクトの出現も考えられます。
これらのことから、イノベーションが重要となるのはもちろんのこと、そのために自社にはない情報やノウハウをいかに取得するのかも大切な要素となります。特定領域の知見を持つ専門家やプロ人材の力を借りることで、社内にはなかった発想から新たなチャレンジに繋がったり、新規事業立ち上げのきっかけとなる可能性もあります。
そこで今回は弊社の概要だけでなくワークシェア・産学連携・スポットコンサル各社に焦点を当てそれぞれの特徴や強みをまとめてみました!
A-Co-Laboを利用するメリットや選定のポイントについてもご紹介いたしますのであわせてご覧ください!
A-Co-Laboの特徴
特徴1. 事業課題に対して研究者が知識で支援
A-Co-Laboは事業開発プロジェクトに特化した「研究知のシェアリングサービス」です。専門性が高い課題を抱えていたり、調査に時間をかけれないなどの悩みを抱えているクライアントに対し、登録研究者とともにナレッジシェアを行う新しい形の連携を作り上げます。
それぞれの企業課題に応じたオーダーメイドのご提案をしており、産学連携の門を叩く前のアイディアレベルのものから産学連携とは異なる形や小規模連携のものまで気軽に相談することができます。
特徴2. 研究視点もビジネス視点も兼ね揃えた専属のマネージャーが伴走
単なるマッチングプラットフォームではなく併走型のサポートが入る点が我々の大きな特徴です。研究視点とビジネス視点とを兼ね揃えているプロジェクトマネージャーにより、研究開発だけでなく、ビジネスも含めたサポートを行います。その結果、研究者との間のズレを極力少なくするサポートが可能です。
プロジェクトを始める前には、事前ヒアリングを行い、そもそもなぜ研究開発が必要なのか、必要なデータや証明は何なのか、どのくらいの期間と予算が必要なのかなどについて、詳細に伺い、その上で提案をいたします。
第三者目線の我々が伴走するからこそ、違った角度からのアプローチ提案が可能であり、新しい挑戦が出来ると考えています。
特徴3. 多種多様な研究者が所属
A-Co-Laboには文系・理系、若手からベテランまで幅広いキャリアの研究者が在籍しており大学機関だけではなく、企業の副業人材、起業した研究者、独立系研究者など約100名ほどが所属しています。所属パートナーに対しては、弊社独自の人物・スキル評価を行なった上で登録を行っており、アサインについても貴社の悩みや課題をもとに弊社担当がご提案させて頂くので専門的な知識は不要です。
〈ワークシェア〉
ワークシェアとは?
ワークシェアは多様な働き方の実現を通して、より多くの労働者に雇用機会を与えることを目的としています。企業側のメリットとしては、人件費の面でのコストカットや既存業務、新規事業に対して迅速な対応が可能です。
株式会社A-Co-Labo
【URL】https://www.a-co-labo.co.jp/
A-Co-Laboは「研究知のワークシェアサービス」です。企業の課題解決に向けて所属しているパートナー研究者のナレッジを提供しています。
アサインする研究者は、クライアントが求めている分野のパートナーはもちろんのこと、あえてA-Co-Labo目線で可能性のある別のパートナーを紹介することもあります。パートナー研究者は大学や企業所属の方、独立・起業された方など全国・海外あわせて約100名の方に登録いただいています。
サービス内容は
・スポットコンサル
・調査代行
・研修
・ミーティング同席
・プロジェクト参画
・研究者を活かしたシーズ収集イベント 等があります。
コストに関しては企業課題に応じたご提案をもとにお答えいたします。
まずはお気軽にお問い合わせ下さい。
詳しくは企業担当、COOのインタビューでもご覧いただけます↓
株式会社Srust
【URL】https://srust.co.jp/
Srustは科学者向け副業・転職プラットフォームです。
研究開発人材の副業・転職プラットフォーム「フリスト」を提供し、全ての研究開発人材が「研究者」として働き続けることが出来る環境を構築します。
文系・理系、アカデミア、企業研究職の方が登録しており現在100人を突破しています。
サービス内容は、スキルを活用した副業人材の紹介です。
・スポットアドバイザー
・実験代行
・教材翻訳
など研究者のスキルを活かしたサービスを提供しています。
コストに関してはお問い合わせ後、見積りとなります。
株式会社Arclev
【URL】https://www.arclev.co.jp/
アークレブは、 ハイコミットメント型の研究者ネットワークです。
世界をリードする第一級の研究者から、 未だ野に埋もれている将来有望な若手研究者までを含む有機的な研究者ネットワークを有しています。アークレブには生物医学・工学・理学・数理情報・環境学が専門の研究者が在籍しています。クライアントの事業領域に強い関心と意欲を持つ研究者を見出し、様々な協力関係を構築することで研究開発や新規事業創出を支援します。
サービス内容は
・技術、研究トレンド調査
・出張授業
・ワークショップ
・プロトタイプ提案
・研究者アサインメント があります。
コストに関してはお問い合わせ後、見積もりとなります。
それぞれを比較
株式会社A-Co-Laboは単なるマッチングプラットフォームではないため、クライアントと研究者、両者の間に入り俯瞰的な視点で両者のズレをフォローすることが可能です。中立的な第三者目線で、意図的に広い視野を持って伴走することは両者がプロジェクトを進めていく中で重要だと考えています。企業の持つ課題が明確でなくても一緒に考えるところからサポートいたします。
Surstの研究者のスキルを活かした副業では1時間単位でのスポットアドバイザーが可能であり、企業に代わって実験業務の代行も可能です。また中長期的な数週間の副業として研究者のスキルを提供しています。
ArclevはAASN(アークレブ・アカデミア・ストラテジスト・ネットワーク)を活かし、アークレブと同じ志を持つ有望若手研究者自らがアカデミア、 日本そして世界のこれからを考え行動します。
〈産学連携〉
産学連携とは?
産学連携は大学などの教育・研究機関と企業が連携し、大学の研究成果や技術を企業の製品開発などに活かすことなどを目的としています。
例えば、企業が新製品開発において、自社の経営資源だけで実施が難しい場合に大学がもつシーズ、技術などと連携して開発を進めることが可能となります。大学側にとっても産学連携によって研究成果や技術を経済活動に結びつけられる点でメリットがあります。
epiST株式会社
epiSTは先端技術を必要とする民間企業との間に立って、産学連携とオープンイノベーションを推進しています。研究者と企業のニーズをシステムで最適なマッチングを行った上で、共同研究が円滑に遂行されるようプロジェクトマネージメントに加わり、成果があがるまで伴走します。
また、投資育成事業では大学発ベンチャーや先端技術系ベンチャーへの投資とハンズオン支援を通じて、技術の社会実装に尽力しています。
epiSTの事業内容は、
・産学連携マッチングプラットフォームの提供
・先端技術内部化コンサルティングの提供
・サイエンティスト採用支援
・産学連携ネットワーキングイベントの企画、運営
・産学連携推進メディア「epiST journal」の運営投資育成事業
・技術系ベンチャー企業への投資および育成支援
などがあります。
コストに関してはお問い合わせ後、見積もりとなります。
産学連携プラットフォーム
【URL】https://sme-univ-coop.jp/about
産学連携プラットフォームは、23の大学・機構の協働によって運営されています。
お問い合わせを通して企業に技術シーズ(研究開発や新規事業開発を進めるうえで必要となる技術や発明、人材、設備などのこと)を紹介し、産学連携に興味を持っていただくことを目的としています。各大学・研究開発機構と企業がコラボレーションする「共創の場」を提供しており、現在日本全国の大学・研究機関に参加を依頼しています。
特徴は技術シーズを、
「健康・医療機器」「食品」「環境・エネルギー」
「IoT、ロボット」「次世代自動車」「ものづくり」
の6つのカテゴリーに分類して紹介しています。
企業の課題解決のお役に立つことはもちろん、大学・研究機関の知恵と知見(研究力、技術力、保有特許)を提案しています。研究者と人脈の構築ができるため連携終了後も情報交換や次へつながる連携に結びつき、双方にメリットのあるネットワークを築くことができます。
連携でのステップは聞き取り調査→研究技術・研修者の紹介→研究者との打ち合わせ→契約締結→研究の実施となります。
コスト関してはお問わせ後、見積もりなります。
株式会社 産学連携研究所
【URL】https://aird.jp/
産学連携研究所は地域のイノベーションに貢献することをミッションに掲げています。
大学での産学連携・ベンチャー創出活動の経験を活かして、事業会社、ベンチャーキャピタル、アクセラレーター等と連携して自らが起業家思考でプロジェクトを推進・支援することでイノベーションを創出しています。民間の産学連携本部として、産・学・官のセクターが多様な関西地域を基盤に地域のイノベーション・エコシステムの構築に貢献しています。
サービス内容は
・産学連携事業・スタートアップ事業
・開発、コンサルティング事業
・広告、販売支援事業
・コワーキングラボ&オフィス事業
があります。コストに関してはお問い合わせ後、見積もりとなります。
それぞれを比較
epiSTは、ビジネスとアカデミアにおける課題を解消するための「産学連携支援事業」と技術系ベンチャー企業への投資とバリューアップを図る「投資育成事業」の二つの事業の軸で、アカデミアの技術振興をビジネスサイドから支援します。
産学連携プラットフォームは、大学や国の研究機関の技術や保有特許を活用していただけるよう企業側に紹介する場であり、企業と大学・国の研究機関を結びつける 「仲人」 の役割を果たします。
産学連携研究所は、基礎研究を担うアカデミアとビジネスを行う企業との隔たりを埋めるために大学等の産学連携事業を推進し、橋渡しのための実用化計画の立案、企業とのマッチング、コーディネーションを行います。またアカデミアのシーズを事業化するために、研究成果活用型スタートアップ設立をし、研究開発と事業開発を積極的に行うことで知的財産の付加価値をより高め事業化を推進します。
〈スポットコンサル・顧問〉
スポットコンサル・顧問とは?
スポットコンサル・顧問は特定の期間のみやあるいは1回限り、月に1回などで利用できるコンサルティングサービスです。特定の知識や経験を持つ人がそれを必要とする企業やプロジェクトにノウハウを提供する仕組みです。なかには1時間単位で相談を受け付けているスポットコンサルサービスもあります。
株式会社ビザスク
ビザスクは世界中の知見をつなぐナレッジプラットフォームです。
40万人超が登録する知見データベースを通じて、あらゆる地域や業種、職域の方との最適なマッチングを実現します。フルサポート形式の「ビザスクinterview」とセルフマッチング形式の「ビザスクlite」を提供しています。「ビザスクinterview」の特徴はあらゆる業界・職域にスピーディにコンタクトが可能で最短24時間で候補者を提案し素早いマッチングを実現しており、大手企業や金融機関も利用している安心・安全なプラットフォームです。料金平均は¥80,000 〜 ¥90,000です。
「ビザスクlite」はアドバイザーをご自身で探すセルフマッチング形式で料金の平均は¥20,000 〜 ¥30,000です。
パーソルホールディングス株式会社 i-common
【URL】https://i-common.jp/
i-commonとは、経営課題解決に取り組む企業向けに、事業会社やアカデミアで経験を積んだ上級役職者やテクノロジーに精通した専門家をアドバイザーとして提案するコンサルティングサービスです。主要の支援領域15業界へ対して、
・新規事業、・人事、・研究開発、・生産、・営業マーケティング
・システム、・M&A その他分野
に至るまで幅広い分野の専門家を「アドバイザー」「監査役」「取締役」「経営顧問」として提案します。
企業成長フェーズのあらゆるシーンで発生する課題に対して「実働型」の経営支援を行っています。i-commonが支援できる支援領域は無限で17,330名の高い専門性を有した顧問の知見、人脈を組み合わせ、クライアントの事業成長を支援します。料金や期間は業務内容・工数、課題の難易度に応じて決定します。
株式会社パソナ JOBHUB
パソナJOB HUBは、従来の働き方や人材活用のあり方の概念を変える新たなプラットフォームを構築します。
事業の変革に挑戦する企業が経営課題解決に向けて最適な才能を活用できるよう新たな人材活用の仕組みを提案しています。
エンジニアからデザイナー、ライターまで様々な職種の方に、ロゴや、ホームページ作成、システム開発、翻訳など幅広いお仕事を依頼することができます。
また個別のタレントとの契約ではなくJOB HUBとの業務委託契約によるサービスでは人材の確保や徹底した進捗・品質管理で短納期・大容量・高品質の作業を実現します。ディレクターが責任を持ってプロジェクトを進行し、管理負荷と品質を担保します。作業・納品後、発注者またはJOB HUBより報酬が支払われます。
それぞれを比較
ビザスクの2つのプランは企業の規模感やスピード観によって利用形態分けることが可能です。
フルサポート型「ビザスクinterview」は、アドバイザー選定後も日程をビザスクスタッフが依頼者に代わって調整するため大手企業やコンサルティングファーム、スピード重視の依頼者におすすめのプランです。
依頼者が自身で登録アドバイザーを探す「ビザスクlite」は中小やベンチャー企業など、費用を抑えてピンポイントに情報を集めたい依頼者におすすめのプランと言えます。
i-commonの特徴は、大手企業を定年退職した元役員・上級役職者など経験豊富なシニアエグゼクティブや専門性を有したスペシャリストなどの各分野の専門家が登録している点です。またi-commonが提案する顧問は、一般的なイメージである「椅子に座り指示を出すだけ」という顧問像とは異なり、伴走型で経営課題解決を支援します。
パソナJOB HUBの Direct Machingでは全国のプロフェッショナル、パラレルワーク等、様々なワークスタイルで活躍している方と仕事を依頼したいクライアントを繋ぎます。Outsourcingはリモートタレントを活用したBPO(Business Process Outsourcing)サービスです。ディレクターが責任を持ってプロジェクトを進行し、管理負荷と品質を担保します。
ワークシェア・産学連携・スポットコンサル(顧問)それぞれの違いは?
今回ご紹介したワークシェアは、研究者・開発者に特化しており、プロの人材を活かして新規事業における研究開発・企画プロセスを包括的にサポートする新しいR&D支援サービスです。
産学連携は専門家である研究者との連携が可能となるため、大学の研究成果や技術を企業の製品開発などに活かすことができます。他にも、大学の研究設備を利用できたり、大学と産学連携することで産学連携に関連する助成金を活用することも可能です。
スポットコンサル(顧問)は幅広い分野の顧問事業であり、1h.2h単位から課題解決のために様々なアドバイスします。どんなところから手をつけていいか分からない、具体的な業務改善のヒントが欲しい、などの悩みも持つ企業が専門家に軽い相談ができる点が特徴です。
・・・
A-Co-Laboでは研究者の方が持っている研究知識や研究スキルを活かして、最先端の分野の知見を求めている企業に対しスポットコンサルの実施をしています。また産学連携のように研究者との連携によって、新規事業立ち上げや共同開発なども可能なため、どちらの要素も兼ね備えた新しい研究知のシェアリングサービスを展開しています。
・本比較記事は当社独自に作成しており、サービスの網羅性や正確性を完全に担保するものではありません。
・商標およびロゴマークに関する権利は、個々の権利の所有者に帰属します。
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