通行人Aの視野

歯車が狂い出した この世界で 誰かが今日も
落ちかけそうな恋に 頰を赤らめているんだって
歩道脇スレスレを行く車に気を取られていたら
前方の歩行者とすれ違うなり 舌打ちされる現実

寝て起きて 最初に思った事が
『会社は愛情を貰う為に行くのではないのだ』
夢で告げられた一言のせいで 口がやけに渇く
悪夢の続きは 現実のスクリーンでレイトショー

評価と報酬が貰えない組織に 未来を預けている
幸せになりたいと口で唱えてみたら
いつでも未来は引き出せる事に気付いて
けど 信頼してる あの人のことを 思い出した

僕も君も 周りから 攻撃されるのって
僕らが羨ましくて仕方なくて悔しいから でしょ
君は 君のまま 陽が落ちても 家に帰らない鴉に
そっと微笑みかけていればいいんじゃないの

#詩 #現代詩 #社会 #散文詩 #組織 #ビジネス #働き方 #サラリーマン #OL #社畜 #生き方 #生きづらさ #エッセイ #雑記

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?