看護・介護現場あるある 42

排泄介助編

高齢者は活動量の低下や水分摂取量の減少、腸の蠕動運動の低下などにより便秘傾向となります。

便秘により腸閉塞になっては困るため、毎日利用者さん全員の排便状況の確認や記録をしています。

オムツをしている利用者さんは、オムツ交換の度に記録用紙に記載できるため、記載忘れがなければきちんと把握できます。

しかし、トイレで排泄したことを忘れてしまう認知症の利用者さんは

排泄の確認がきちんとできないため、毎日便秘扱いとなることがありますよね



便秘となり3日目の朝に下剤を飲んでも排便がなく、4日目に座薬を入れ、5日目に浣腸をすることもあります。

しかし、浣腸をしても確認する前に流してしまったり、浣腸に対してものすごい拒否を示すと実施できないため、きちんとした確認ができなくなります。

下剤を増やしまくっても排便がないのはおかしいため、5日以上確認出来なかった時は排便があったものとし、便秘日数をリセットをすることがあります。


ここで一句

排便が
あったかわからず
下剤盛る


出ないよりは出た方がいいため、きちんと確認できない時は下剤を足しましょう。

下痢をしたり、頻繁にトイレに行く様子があれば記録し、次回からの下剤調整の目安にして下さい。


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