おもち

FUJIFILMのカメラをこよなく愛するひと。 写真をとり、文章をかくひと。写真、旅行…

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FUJIFILMのカメラをこよなく愛するひと。 写真をとり、文章をかくひと。写真、旅行、猫が好き。

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    大好きなカメラと写真のおはなし。

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    カメラに連れられて。写真だけの記事まとめです。

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写真を撮る一瞬を“大切”に思うようになった

フィルムカメラを初めて手にしたのは、2017年の冬。今から3年前だ。 当時流行り始めたフィルム写真への憧れというのもあったのだろうけど、それよりももっと強い思いがあった。 それは「写真、もっとうまくなりたいなぁ」という切実な願いだ。 当時の私はいわゆる“入門機“と呼ばれる小さな一眼レフを使っていて、優秀すぎるその相棒に写真を撮ることのすべてを任せっきりにしていた。 カメラの設定はいつもオート。「F値」「シャッタースピード」といった基本的な仕組みは、その名前をぼんやりと

    • 2年ぶりにこの場所に

      戻ってきました。実に2年と4ヶ月ぶりに(汗) いつしか投稿をやめてしまって、早2年… 何があったかというと、もう本当に、びっくりするくらい環境が変わりました(笑) noteの更新が滞り始めたちょうどその頃、実は転職をしようと奔走していました。 「本気で写真の道に進んでみる…?」 「フリーランスでライターやデザイナー?」 20代中盤。 とにかく何者かになりたくて、色々な道を模索してましたが。 結局、会社員を抜け出すことはできず、でした。 (ここの勇気ってなかなか出せ

      • 好きだなと思う感覚に胸を張って

        2ヶ月ほど前、人生で初めて写真展というものに足を運んだ。いつか行ってみたいなと思いながら、美術館には何度も挫折しているし、自分には鑑賞の目がないのかもなんて思ったりして、なんとなく行く気になれないでいた。 きっかけはTwitterで、「伝説のソール・ライター展、もうすぐ終わっちゃうから行きたい!」という誰かの呟きを見つけたことだった。 ソール・ライターという人の名前はその時初めて知った。駄洒落みたいで少し気が引けるれど、私の頭にすかさず浮かんだ二文字は「魂」と「書き手」だ

        • 屋上庭園とスクラッチ

          友人の子供(以下ちびちゃん)に会った時、1歳半の持つ感性にとてもびっくりした。 一緒に歩いていると、忙しく何かに反応を示すちびちゃん。そちらに目を向けてみると、どんぐりがあったり、落ち葉が溜まっていたりした。 まだちゃんとした言葉にならない声を発するちびちゃん。よくよく周りに耳を傾けてみると、微かに電車の音がする。悲しいことに、大人の私にはその音が”日常”すぎるのか、そんな音が遠くで鳴っていることにまったく気が付かなかった。びっくりした。 嬉しいことも、嫌なことも、ちび

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          友達とそうじゃないひと

          パートナーと他愛のない話をしていた。 “友達”と”友達ではない人”について。 どうしてそういう話になったのか思い出せないのだけど、たしか彼のひょんな一言から始まった。 え? おもちにとって、A先輩は”友達”じゃないの? 私にとって、A先輩は先輩だ。言われてみて初めて認識したけど、たしかに先輩は先輩で、友達と思ったことは一度もなかった。 A先輩は大学時代のサークルの先輩で、同じサークルに所属している彼からしても先輩だ。しかし彼はその先輩のことを友達だと思っているようだ

          友達とそうじゃないひと

          文脈と行間から逃げたくて。

          日本語の中にいるのが苦しい時がある。 これだけ言ったら、なんのこっちゃ!という感じだけれど。 日常生活を送っていると、別に自分から見ようとしなくても勝手に文字が目に飛び込んでくるし、別に聞きたくないことであっても自然と声が耳に入ってくる。それが無性に煩わしい。時々目も耳も塞ぎたいと思うことがあります。 日本語を話す人であれば、たとえ全然知らない人であっても自分と同じ文脈を持ち、行間を持つ。自分と同じような雰囲気と、ある程度は同じ概念や価値観を持っている。 だからなのか

          文脈と行間から逃げたくて。

          毎日noteをやめます

          一昨日noteを更新したらこんなバッジをもらい、その日が100回目の投稿だったことを知りました。今日は101回目です。 ついこの間、79記事目だ!となんの節目でもない日を喜んだばかりなのに。もう100記事目。 noteを始めたのが6月の終わりということを考えると、時が流れるのって早いなぁとしみじみ。 ……と言いながら突拍子もないことを言うようですが、 毎日noteをここでやめようと思います。 もしかしたら気づいた方もいたかもしれませんが(そしたら嬉しい)昨日は更新し

          毎日noteをやめます

          もっともっと、自由でいい

          久しぶりに友人と旅に出て、今日帰ってきました。 どこに行ったか何をしたかももちろん大事だけど、一番よかったなぁと思ったのはやっぱり色んなお話ができたこと。沈黙が気まずい相手ではないのに、沈黙する暇がないくらいひたすらお話をしていました。 仕事、恋愛、趣味、人生。 どのジャンルにも属さない曖昧で漠然とした話題も。 「こう思うんだよね」とか「こういうの好きなんだよね」と友人が話してくれる時、「ああ私も!私もそれ好き!」「私もそれ言いたかった!」なんてことが多くあります。

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          タイとフィルム Ⅲ

          タイとフィルム Ⅲ

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          タイとフィルム Ⅱ

          タイとフィルム Ⅱ

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          キホンのK

          ちょっと前に、仕事の会議中に空気がミシッと凍りついた瞬間に立ち会った。 私と同じ部署の人が、他部署の人たちにこっぴどく叱られたのである。 在宅で全員リモートでのテレビ会議だからまだよかった。気まずい空気感を顔を合わせて共有しなくて済むのだから。私は自室で画面の中の空気が固まったのを感じながら、ひたすらミュートでその場をやり過ごした。 その人はどんな重大なミスを起こしてしまったか。 どれだけ大きな不利益を相手に与えてしまったのか。 その人が、総勢25人もの前でピシャリ

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          デイキャンプ<夜と朝編>

          デイキャンプシリーズさいごのお話(もうデイキャンプではなくてナイトキャンプですが)。 キャンプサイトの管理人さんから声をかけていただいて、初キャンプ・最低限の装備にして、想定外のナイトキャンプになりました。 内心ではちょっと緊張。 着替えはもちろん、シャワーの道具も夜ご飯の具材もなにも持ってないので、ちゃんと夜を越せるのかな?と。 でも、管理人さんがテントを触りながら「小さいけど十分ですね。朝方はすっごく冷えるけど、寝袋貸しますよ!ね、せっかくだから」と背中を押してく

          デイキャンプ<夜と朝編>

          エネルギーを消耗中です

          今日はちょっとだけナーバスになっている。 『断る』という、あまり好んでしたくない行動を起こす手前にいるからだ。何かを断るとき、それが小さなことでも大きなことでも、私は人よりエネルギーを消費してしまうほうだと思う。 今回も、断るのはただの飲み会だ。 断って嫌な顔をされたら、とか、今後の関係がうまくいかなくなったら、とか。そういうことを気にしてるのだろうかとよくよく考えてみたのだけど、どうやらちょっと違うらしい。いや、それも気にしてると思うけど、全てではない。 心の声は飲

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          タイとフィルム

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          “永遠の”写真家

          写真展、『永遠のソール・ライター』に行ってきました。展示期間が明日までということで、本当にギリギリの滑り込み。 誰を誘おうか考えて、結局一人で行くことにしました。 なんとなく、写真は一人で眺めたかった。 実は大きな写真展に行くのは初めてで、自分がどんなことを思うか、どんなふうに写真を見るか想像がつきませんでした。芸術って自分なりに解釈して吸収するのが難しいので、写真展もあんまり楽しめないかな?と。 ところが、 本当にどかんと衝撃を受けて帰ってきました。 すごかった

          “永遠の”写真家

          デイキャンプ<珈琲ブレイク編>

          今日はデイキャンプのお話の続きを。 カレーをお腹いっぱいに食べた後、川の流れる音を聞きながらテントで気を失うように寝てしまいました。最近悪夢ばかり見ていてあまり気持ちよく寝れてなかったので、本当に、ぐっすりと。 起きたら16時半になっていて、川ではしゃいでいた子どもたちもどこへやら。静かになった川辺で、ずっと楽しみにしていた珈琲の時間。 本当は川で遊びたいと思ってたのだけど寝起きは体も重たくて、パートナーと顔を合わせて、 川遊びはもう、いっか、ってなりました。笑 こ

          デイキャンプ<珈琲ブレイク編>