＃６０　え、純粋に好き。ドキドキする。一生をともにしたい。

先日お話しした、ロゴデザインの課題。今日が提出兼クリティーク、そして投票日だった。事前に、作っていた１０個の原案を教授に見てもらった時、アドバイスをもらった。そのあと、どれも気に入らなくなって全て作り直した。というか、全く別の１０個を作った。

評判はよくわたしのが良いと言ってくれる人も何人かいた。けれど、最終的には選ばれずプリントされるのは別の生徒が作ったモノになった。

縛りはこんな感じ。新しく教授が作ろうとしているアートクラブのTシャツにプリントするロゴだ。テキスト、数字、記号無し。抽象的に。写真や絵画をもとに。白と黒のみ。

んで、原案がこれ。

原案を見せたときに教授からもらったアドバイスは「ラインで作られているからもっとまとまった、形のものに」というもの。
そして提出した新案がこれ。１０個は多いと反論があったのかは知らないが提出するのは５個だけでよかった。（でもまあ多い分には良いかなとこのまま）

＿説明タイムに入る。＿
まず、母の影響でデザインや広告が好きになって志しているのだけれど、昔から「どのCMが良い、このフォント良い、このCMは覚えさせるためにこんなことしてるけど、結局何の企業なんかわからんし何を伝えたいんかわからん、このコピー胸の中の小さな何かが波打った、」などあーだこーだ言って学びながら育ってきたデザイン（広告やロゴなど）オタクのわたしからすると、ロゴはその企業やブランドの顔でありシンボルとなるものだから、一発で何という名前なのか、コンセプトやモットーは何なのか、インパクトはあるかなどが込められていなければいけないと思っている。（まだまだペーペーなので保証はし兼ねます）

だからこそ、ARTの文字を入れたり、DESIGNのDにしてみたり、まとまりがある幾何学図形にしてみたり、自分の名前が入っているのを面白半分で入れてみたり、工夫した。

＿ここからは反省タイム。＿
スケッチをそのまま出しても良いし、イラレで作ってプリントアウトしてきても良いと言われたので後者で出すつもりだった。しかし、アイデアを書き出してラフをスケッチし終わった段階で日付が回っていたのと、意味不明な頭痛でとりあえず寝よう、明日の朝早くイラレに起こして印刷しに行こうとした。が、結果出来なかったことだけが反省点だし、よくデザイナーは不規則な生活をすると聞いていたがこういうことなんだなと改めて理解した。このままじゃ気持ちがモヤモヤするので成績には全く関わらないけど、イラレでちゃんと作って完成させる。

＿教授やクラスメートからの評価タイム。＿
決して悪い評価じゃなかったしむしろよかったと思う。（ここからは番号で話す）好きだと選ばれたのは４、６、８
・６がプレッツェルにしか見えない（確かに彼女のいた横から見るとプレッツェルでしかないと初めて気づいた）
・４は目玉焼きに見えなかった（まあ確かに白と黄色じゃないと卵に見えんか）
・８は角と角がくっついていたらもっとより立体だとわかりやすいかも。（あえて一筆書きしたから繋げるに繋げられなかった）
・文字を入れるという観点が無かったから賢いと思った。
・幾何学図形を使うのはシンプルでまとまっていてマークとして認識されやすいから良い方法だと思う。
など

いろいろな評価が聞けてとても面白かった。みんなで全部の作品をみて回ったあと一人一人好きな作品を一つだけ選ぶ。わたしの順番は一番最後で「実は自分の作品全部好きなんだけど、選ぶならこれかな」と選んだものが他の人と被っていたのでわたしのを説明してと言われ、工夫した点を説明していった。

・・・

他のPainting（油絵）の授業で昨日提出した風景画がダメダメだったから、sめて好きなことは！と気合いが３０倍増していた。いやあ、やっぱりワクワクする！デザインを作るときは難しいし毎回頭痛くなるし時間かかるけどすごく楽しい。それに自分じゃ気づけないことに気づかせてもらうと早く直して新しいのを作りたくなるし同時に違う案も思い付く。

そんなデザインオタクは今回の授業後やっぱりこれを仕事にして生きたいと改めて強く感じたしこのドキドキ感、ときめき、アイデアが思いついたときの心拍数は一生大事にしたいと思った。

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＊ヘッダーの色紹介：梔子色 KUCHINASHI IRO
RGB: R239, G200, B114
CMYK: C0, M21, Y62, K0