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猫の最後の鳴き声

周りに大勢がハッピー話したり笑ったりしてたんだけど、猫はあの満月の光はあんまりにも輝いてるよってしか思ってなかった。
走って走った。

満月を届かないの知ってる、でもそれはそれで良い、自分の最後の鳴き声を伝えるためにあんな綺麗な月を選んだ。
何年経ったのだろうか?みんなが笑ってたが、お兄ちゃんの最後の叫びを覚えてた猫。13年か?それは猫にとって一生。「それでお兄ちゃんはまだ2年だったんじゃないですか?」って感じて猫慰めは出来なくて。
「結構不当です」。
だから少年を呪った。「お兄ちゃんを助けられなかった!」・・・「なんで助けなかった?みてたじゃん、シーッシーッって言ってみたがお兄ちゃんわかるはずそんなのは?」...「ダメだよ!」
「ダメだよ…」。

少年の目の前も猫の目の前も大人の男が猫のお兄ちゃんを見つけたら殺した。
「不当です」って何回も満月に向かって泣きに泣いた。
あの日も猫が走って走った。一回も少年のこと知りたくなくて、「寂しいよね?ざまみろ!自分の涙を流して!」。
あの頃、少年が本当に一人ぼっちになることを知った。そして、彼は人々一杯見つけるだろうことを猫も知った。それはそうと、彼は何人を見つけても何度も何度もまた一人ぼっちになることを、、猫がちゃんと知っていた。だって、猫は人間を気の毒に思うことがなかった、その同じねこ自身が良い人間を発見するまで。

本当に乙女のようだったあの子。優しい心を持てて野良猫を引き取った。
ずっとアップテンポ曲聞いたり少女映画を観たりみんなの前で笑ったり、、してたんだね。それといつも猫を腕に抱いて毛皮そっとなでなでしました。
そんな思い出して喉を鳴らした。
あの指が僕の喉を優しくなでてくれたからこそ幸せな人生だったのって。だから恨みなど全部忘れった猫。
お兄ちゃんの悲鳴の代わりに、別の思い出が来た... 寒い夜にあの優しい声が「こっちおいで、おいで」呼んでくれ食べていたクッキーの一つ共有してもらう間、温かい毛布の下に押し込んでくれて。

永遠に生きてもそんな光を見つけられないなあの男をまだ許されることはないんだけど、多分お兄ちゃんを助けられなかった少年を許した。
そう、、僕とお兄ちゃんもそっとなでしてくれただろう?忘れたんだけど。お前も僕らの記憶を遮断したのだ?たとえそうであっても、今すぐ許してあげる。
二度と振り返らず一生懸命生きて欲しい、お前も良い人ちゃんと探してな。何年たったでしょう、泣かないで。そのあと犬を選んだとしても、許すよ、だから、ただもう一人で行かないで。

あの日、お兄ちゃんの血の匂いから逃げたけど
今日は、猫は愛する人の涙から逃げてた。
そうと考え猫の最後の息が喉を鳴らすだった。



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