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令和四年度自画自賛怪談集

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2022年11月の記事一覧

座敷童(?)

仕事の関係で地方への移住が決まった。
近くにアパートがなかったので古い平家を借りた。

移り住んでからしばらくすると、
奇妙な現象が多発した。
机の上に置いていたものがズレたり、
電気が勝手についたりする。
不気味だったが、悪意は感じなかったので放っておくことにした。

兄夫婦が旅行も兼ねて子供を連れて遊びに来ることになったので、スーパーで買い物をした。
酒とつまみ、子供用にお菓子を買って、
まと

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ブラックリスト

以前から私に怪談を提供してくれる、
不動産会社勤務の友人がいる。
そんな彼から面白い話を聞いた。

彼の会社には社内独自のブラックリストが存在し、
そのリストに名前が載っている人間には部屋を貸さないという決まりがある。

「かなり家賃滞納をした」
「騒音トラブルを何度も起こした」
「毎回部屋がゴミ屋敷になる」
リストに載る理由は様々だ。

ある日、部屋を貸して欲しいと問い合わせが来た。
その客の担

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え、何それ?

学生時代、免許を取ったばかりで浮かれてた僕は、
友人達を誘って肝試しに行った。

場所は旅館の廃墟で地元では有名な心霊スポットだ。
雰囲気はあったが、特別何か起こる訳ではなく、
肝試しというより廃墟探検になった。

友人達と話しながら歩いてると、
後ろからすごい音がした。
振り向くと真後ろの窓ガラスが割れている。
もう少し歩くのが遅かったら破片が刺さる所だった。

流石にビビって廃墟を飛び出した。

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いつも横の君と

大学に入り半年が経った頃、周りの友人達に彼女ができ始めた。彼女が一度もできたことのない僕は劣等感を感じていた。

「お前も早く女くらい作れよ。」
飲み会の際の友人の一言がきっかけだった。
「実は昨日から彼女が出来たんだ。」
酒のせいか自分だけ彼女がいない焦りのせいか、しょうもない嘘をついた。急いで嘘だと打ち明けようとしたが、タイミングを逃してしまった。

その日から僕は嘘をつき続けることになった。

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殴れるし殴られもする

昔ヤンチャをしていたDさんの話。

ある日、女の子を何人か連れて肝試しに行くことになった。
場所は近所の墓場だったが、
夜中にくると結構雰囲気があった。

Dさん自身は心霊関係があまり得意ではなかったので、女の子達と一緒に後ろの方を歩いていた。

「うわぁああああ!」
前を歩いていた友人達が血相を変えて逃げ出してきた。
何が起きたのか前方を見てみると、
着物を着た髪の長い女がゆっくりこちらに向かっ

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