最近の記事

2020.10.19

むかーしむかし、どうでもいいようなものをどうでもいい人のところに置いてきてしまった。どちらにも執着はないけど、執着がないからこそ、自分のものがそこにあるのがどうも気持ち悪い。人に価値を感じていればあの人のところにあるだけで繋がってる感じがして嬉しいとか、物に価値があればあれがあるならきっと便利だろうとか思えたんだろうけど、そういうものは何もない。ただわたしのものが他所にあるという事実だけが悪目立ちしてそれが最近気になって仕方ない。 あなたが使えるものでもないし、自分のものが

    • 2020.10.01

      今日は職場で体調を崩した人が旦那さんを呼んで迎えに来てもらっていた。 車で迎えに来るでもなく、ただ本当に一緒に帰っていっただけなんだけどこんな夫婦もいるんだと心底驚いた。 休憩室に案内するときもわたしに「この時間はいつも忙しいんですか?」と話を振ってくれた。繁忙時間と閑散時間があるということを知っているのは普段そういう会話をしているからだ。そこからしてすごい。 世の中にはいろんな夫婦や家族の形がある。もし母親が職場で体調を崩したとき、ただ一緒に帰るだけなのに父親を呼ぶだ

      • 時間経過を目視する

        意識してそうしたわけじゃないけど、結果的に言えば今の彼氏と会ってからずっと髪を切らずにいる。 結うこともできなかった髪がデコルテの上を滑るたびに時間の経過を感じる。 短い髪を伸ばすには根気がいる。しばらくの間はショートヘアの先に余計な髪がくっついてるみたいで、その部分を綺麗に切り落としてやりたくなる。 ようやく伸びてきた髪がヘアスタイルの構成要素として全体に馴染んできたと思えば今度は毛先がぴょんぴょんハネて落ち着かない、好きなようにあっち向きこっち向き、生き生きするのも

        • オービィ

          1年前の誕生日のお祝いで行こうと計画してたオービィにようやく行ってきた!腰が重すぎるね!そして去年オービィをキャンセルして代わりに何をしたのか全く記憶がない パスポート買って全エリアに突入したけど入場料だけでも遠目に動物が見れる!動物が無差別に大好きな人はパスポート買って、お目当ての動物がいる人はそのエリアの入場券を買おう これはひたすらサボテンを撫でまくるミーアキャット、帰りにも前を通ったけどまだ撫で撫でしてた、手前のやつはずーーーっと毛繕いしてた 足の毛がふさふさの

        2020.10.19

          お誕生日おめでとう

          愛しのドラえもんの誕生日である。 22世紀に生まれたにも関わらず、ドラえもんから見たら過去の人間であろうわたしが今ドラえもんに対して生まれてきたことを祝う。 藤子・F・不二雄のSFはサイエンスフィクションではなく、すこし不思議の意だということがこういうところから感じ取れる。 ドラえもんはいい。ドラえもんのことを考えると切なくて泣きたくなるような気持ちになる。 元々は猫型ロボットとして生まれ、しっかりした耳を持っていたのに、それをネズミにかじられ失ってしまう。それがショ

          お誕生日おめでとう

          2020.08.05

          今日はようやく新しくやることになった業務のテストを受けられた。満点合格だった。よかった。 でも新しいこと一生懸命やりすぎて今までやってたことを前と同じパワーで出力できなくなってきたように感じる。 入社して半年くらいのときにやっぱり今と同じ感じで新しいことを覚えるためにあっちもこっちも中途半端みたいになったとき、職場の先輩は単純に覚えることが人の倍になるんだから大変だよねって言ってくれて、今はどっちも簡単にできるようになったけど、すごくすごく悩んでたことをまたあのときに戻っ

          2020.08.05

          箇条書きの近況報告

          緑色のゼリーに絶対的な信頼がある。わたしは青りんご味とマスカット味が大好きで、緑色をしたゼリーはたいていどちらかの味がするので、とりあえずパッと見の印象が緑色のゼリーがあったらそれを手に取るようにする。アメやグミも同様だけど、たまーーにメロン味のブツに遭遇することもある。パッケージは見ずに色で判断してるのでそのときはすごいびっくりする。ちなみに青りんご味とマスカット味が大好きなだけで、りんごは赤くてシャリシャリの品種が好きだし、マスカットと巨峰が並んで売ってたら巨峰を買う。こ

          箇条書きの近況報告

          原点回帰の迂回路

          死んだ曾祖父が夢に出てきた。 夢に出てきたのは母方の曾祖父、わたしの母親はとにかくこの曾祖父が今でも大好きで、彼女がする幸福な幼少期の話にはいつも彼が登場する。どんな話をしても最後は必ず「じいちゃんは本当に優しくて、たくさん可愛がってくれて、わたしはじいちゃんが大好きだった」で締めくくられる。 以下、呼称として彼のことはじいちゃんとします。夢の内容はこうだ。 どこの家だかはわからない、古いお屋敷みたいなところにいて、家族は床で雑魚寝をしてた。わたしは何となく暇で、探索で

          原点回帰の迂回路

          日記を書こう

          疲れて感情がバグってるのか、感情がバグってるから疲れてるように思うのかわからない。とにかく今日は疲れた。普段は家で酒を飲むことはしないんだけど、今日は特別に嗜む程度の酒を飲んでる。 今日は暑かった。 暑さの形容で「溶ける」という言葉を使うけど、暑くて汗をかいてると本当に身体が溶けてるんじゃないかと錯覚する。暑さを認識する身体が溶けて小さくなれば少しは涼しく感じるんだろうかといった妄想が頭のなかをグルグルした。 気温はそうでもないんだろうけど、湿度が高くてまいる。わたしの

          日記を書こう

          魔の6月

          一緒に働いてる先輩のお母さんが亡くなったようだ。しばらくお休みをもらうことを詫びるメッセージがグループトークに送られ、それは返信不要の文字で締めくくられていた。 しばらくしてから個人的にメッセージが送られてきた。直近の日曜出勤の代打がわたしになったのを上司から聞いたとのこと。そこでも彼女はわたしに詫びた。せっかくの日曜にごめんなさいと。 こういうときになんて言葉をかけたらいいか分からない。ひとまずお悔やみと、前もって準備できることでもないから人に頼らざるをえないことに引け

          魔の6月

          島に移住した

          最近生活が変わった。 最初は何かが変わることもないだろうと思ってた。ニュースで諸外国がロックダウンしてる様子をみてもわたしがいる業界はお休みになってないようだったしリモートで出来るというものでもなかったので、国が限界突破な政策を打ち出してもわたしは今までとなんら変わらない生活を送れるだろうと、ある種思い上がりに似たような感覚を抱いていた。 でもそれは違ってた。 確かに社会的な面ではそれほど変化があったわけではない。解雇されることもなくお休みになることもなくむしろ労働環境

          島に移住した