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時を止めていた。

愛用の腕時計、気づいたら時が止まっていた。
電池が切れてしまったらしい。
電池交換をしに行かねばと、机の目立つところに置いているのだが、生憎外出の用がないので、まだ交換できずにいる。

習慣とは恐ろしいもので、今日スーパーに買い物に行くときに無意識にその腕時計を身につけていた。仕事の合間の昼休憩中に外出をしたので、時計を見て焦る。

え?そんな長い時間買い物してたか!?
ってか、会議・・・会議・・・もはやThe END的な時間なんですが・・・え?

一通り焦った上で、すんませーんと電話をしようと携帯を取り出して気づいた。
そうだったわ、この時計時間を止めたままだったわ、と。

あの、一瞬にして腹の底が冷える感じは何度経験しても恐ろしい。
ふっと一瞬にして、地面が消失し、地中の奥深くに埋められたような心地に陥る。実際問題そんな経験をしたことはないので、あくまでも比喩だけれど。
肝が冷えると言うように、温度を奪われる感じがするのは不思議だ。

時が止まったままといえば、毎回誕生日会を開き合うメンバーと、気づけば1年近く会っていない。リモート誕生日会に切り替えてから、なんと今月のリモート誕生日会でひと回りをしてしまう。
時の流れ恐ろしい。

夏には会えるよね、冬には会えるよねと言いながら、もう春がそこまできている。
次会えるのはいつだろう。
リモート誕生日会も楽しいけれど、同じ空間で同じ温度感でするおしゃべりには敵わない。

ただ、リモート誕生日会の場合、自宅に直接誕生日プレゼントが届くのはありがたい。外で誕生日会を開くと、毎度地獄か?はたまた修行か、苦行か?というような重みに耐えながらプレゼントを持って帰らなければならない。

一度柔軟剤やボディソープなどが大好きな友達の誕生日会に、各々いい匂いの柔軟剤やボディソープを送ったことがある。あの時祝われた友人は、プレゼント自体には喜んでくれていたけれど、帰り際地獄を見ていた。
重量があるプレゼントは考えものである。

しかも、今日みたいに雨の日だともう本当大変。
タクシーの誘惑と近場のコンビニから宅配便の誘惑とに苛まされる。

最近は、「いい女セット」が流行っているので、せっかくの自宅配送対応が可能な環境なのに、あまり重いものを送り合っていない。
そして、プレゼントの相談をしていると自分も購入したくなるから厄介だ。
今日もまつ毛美容液の誘惑と戦っている。

マスクが基本装備となった今、アイメイクに労力が集中してしまう。
チークとかリップは隠れちゃうし、マスク汚れちゃうしね。

プレゼントされた友人のレビューを聞いてから購入しようかな。

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