06『たくさんのコスメブランドを試し、多くの気づきを得る。』
まずはブランドショップへGO。
渋谷ヒカリエには多くのトップコスメブランドがセレクトされています。
コスメ系フラッグショップは表参道や青山にも集中しています。
伊勢丹メンズ館も非常に参考の場になりました。
とにかく、自分の足でショップへ行き、自分の肌で触れてみて、
どういった製品が良いと感じるのかを体験することが重要と判断しました。
これを連日繰り返しました。
数十種類のフェイスコスメを購入
一つひとつの商品がトップブランドのため、かなりの金額。
総額では数十万使ったのかと思います。
メイン商材として、化粧水を検討していたため、フェイス商品を中心に購入しました。
まずは音楽で言うなら、「ジャケ買い。」
そう、パッケージの印象でまずは手に取る。
そして、香りです。
香料に関しては、それぞれの好き嫌いがはっきり分かれます。
ハーブっぽいものや、柑橘系、スポーツ系、ラグジュアリー系...。
ブランドごとのコンセプトが香りにはっきり出る。
香りによるオリジナル性、差別化は非常に大きい要素である。と感じました。
気づき
様々なブランドを購入する中で、自分の中で気づきがありました。
自らの購入体験はユーザーともおそらく近い。
初期段階ではパッケージのスタイルや自分にフィットする香りかどうかが非常に重要。
継続的に気に入るかどうかは、その後の生活の中で育まれる。
実際、私自身がここで試して購入したブランドの内、気に入ったものは、
その後も継続購入しています。
なぜ気に入ったのか?なぜ継続購入したのか?これを自問自答しました。
パッケージも香りも非常に重要な要素なのですが、継続使用する中で、テクスチャーの重要性に気づいたのです。
「気に入る」という感覚に大切な要素のテクスチャー(触り心地、付け心地等)
男性向けのものは、やはりさっぱりしたものが多い印象です。
男性はベトツキや残り感を気持ち悪いと判断する人の方が圧倒的に多いでしょう。
私自身もそうです。
やはり女性向けの乳液等は乾燥していても、付けようという感覚にあまりならない。
しかし、さっぱり感だけを求めると、スポーツ感が強くなり、ラグジュアリー感がなくなる。
ブランドコンセプトでもある、「都会と自然の共生」を描くために、
都会におけるビジネスシーンや自然の中での使用シーンを想定したテクスチャーは何なのか?
これを探求しようと考えました。
私自身がターゲット。
大切なのは、「私が欲しい。」「私が継続的に使いたい。」と思えるかが重要。
これらをミックスさせようと。
多くのブランドを試したからこそ、「自らのブランドはこうしたい」という欲求が高まったのです。
私たちは自然と都会の共生を描くブランド
私たちが目指すコスメは都会と自然の共生を描くブランド。
この相反する事象のクロスオーバーのために、商品開発の旅ははじまったのです。
※毎週月曜日に記事更新中。
次回は「パッケージのデザインを考える。」です。
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