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心を整える〜知足について考えてみた〜

ヨガインストラクターの7UN(じゅん)です。

今回は心穏やかでいられるため
の一要素である知足について書きます。

近年フィットネスとして
注目されているヨガですが
ヨガは元々は心を整えるために
行われていたものです。

ヨガでは、心を整える過程で
体を整えます。
そのために行うヨガのポーズ(アーサナ)が
注目されてフィットネスのようなイメージが
ついているのですね。

ヨガでは以下の順序で行い心を整えます。
①やらない方がいいことをやらない
 (非暴力、嘘をつかない、盗まない、
  同時に多数の人と性的関係をもたない、
  貪らない)
②やった方がいいことをやる
 (清潔にする、足るを知る、
  修行する、学習する、無我)
③ヨガポーズ
④呼吸法
⑤五感の制御
⑥集中
⑦瞑想
⑧三昧(心が究極に整った状態)

今回はこの②の
「足るを知る」(知足)
について考えます。

知足(ちそく)とは元々は老子の言葉のようです。

《「老子」33章の「足るを知る者は富む」から》みずからの分 (ぶん) をわきまえて、それ以上のものを求めないこと。分相応のところで満足すること。
https://dictionary.goo.ne.jp/word/知足/

分相応のところで満足すること。

このように表現されていますが
ヨガでは

今持っている幸せに目を向けること

に重きを置きます。

たくさんのことに興味を持ち
挑戦するには欲が必要です。
現状に満足せず、意欲を持って
挑戦することで人生が豊かになります。

つらいこと、悲しいことが
重なって、
落ち込み、憤りを感じることもあります。
これも自分の感情や気持ちを整理するために
必要です。

欲を出しながらも、
憤りや悲しみを感じながらも、
ふとした瞬間に
今自分が持っている
幸せに目を向けてみてください。

どんな小さなことでもいいです。
今日ご飯が食べれたこと。
お風呂に入って清潔になれたこと。
喧嘩できる友人がいること。

それがない生活をイメージしたとき
小さな物事に対する感謝の心が生まれます。

物事への感謝の心が生まれると
心に余裕が生まれます。

この文章が少しでも、
焦り、怒り、悲しみ、いろんな感情を
抱える人の救いになれば幸いです。

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