なむ

双子のイラストレーター、「なな」と「むむ」です。ボーカロイドが好き。 過去に体験した、…

なむ

双子のイラストレーター、「なな」と「むむ」です。ボーカロイドが好き。 過去に体験した、ちょっと(とても)めんどくさい親や家族の漫画や、たまにイラストも投稿します。

最近の記事

今後の予定

こんにちは。ななとむむです。 「なむどくにっき」にお立ち寄りくださり、ありがとうございます。 前回の記事から、少し間があいてしまいました。と言いますのも、この記事を載せている媒体「note」を運営するnote株式会社が展開するメディア、「cakes」での先日の炎上を受けて、このままこのnoteに記事を載せていていいのか、疑問に思い、話し合っていました。 結論から言いますと、このままこのnoteに記事を載せ続けるのは困難だと思っています。 今回は、今後のことについてをお話したい

    • むむの名前-名づけ親の言う由来が納得いかない親の話-

      むむです。 少し前にななの名前の由来について、名を付けた母に聞いてみた…という記事がありました。 今回は、自分むむの名前について、名を付けた父に由来を聞き、そしてそれを母に話した時のエピソードを描きました。 全否定する母 聞いた時期としては、ななが母に聞いた時とあまり差はなかったように記憶しています。 どちらかというと、自分むむの方が先で、それを自分むむから聞いたななが母に聞いてみた…という感じだったかと思います。 あまり深く考えずに名付け親である父に名前の由来を聞

      • 拒めない

        「なむどくにっき」にお立ち寄りくださり、ありがとうございます。 ななです。 今回のお話はわたしが中学生の頃のお話です。 ある特定の日のお話ではなく、当時よくあった風景と言うか、よくあった母とのやり取りの記録と言うか… わたしがまだもっと幼い、小学生あたりの頃母はとにかくよく怒ってはわたしや双子の妹むむに暴言を吐き、暴力をふるってきました。 けれどわたしとむむが成長してくると、だんだんと母の暴言や暴力は減っていきました。 しかし今度はわたしや双子の妹むむへの干渉がひど

        • 死後を思う-死ぬとはどうなることか具体的に考えた話-

          むむです。 今回は、前々回の続きとなります。 思い詰めていよいよ喘息の発作を起こしましたが、両親は変わらず愚痴と暴言・暴力を使って負の感情を我々双子に吐き出し続けます。 自分も「心の病気」と母から言われたものの、だからどうということもなく、何も変わらず自分を責め続けていました。 異変は続く 前々回の喘息の発作以降、自分むむは自責の念に駆られると、今度は胸ではなく利き腕に鈍痛が走るようになりました。 何がどうしてそうなるのかまるでわけがわかりませんが、ともかく胸は痛まなく

        今後の予定

          お姫様

          「なむどくにっき」にお立ち寄りくださり、ありがとうございます。 ななです。 今回のお話はわたしがまだ幼く、5歳か6歳頃のお話です。 わたしが暮らしていた実家ではベッドではなく毎日布団を敷いて寝ていました。 この頃布団は母が敷いていてくれていて、それは母がやるものだと思い込んでいました。 ある日の夜、わたしとむむは寝ようとすると布団がまだ敷かれていなかったために、母に布団を敷いてもらおうと母に声をかけました。 すると母は突然怒り出し、何かブツブツ言いながら布団を敷き

          お姫様

          お心の病気‐自責の末発作を起こした子どもと上機嫌な親の話‐

          むむです。 今回は前々回の続き、自分を責め続けて限界を迎えた自分むむの話です。 すごい笑顔の母 今までにないひどい喘息を起こしてしまった自分むむ。 パニックになり、自我を保てず、思考が働かず、わけがわからなくなっていました。 本能のままに浅い呼吸を繰り返すので、時間が経過しても悪化するばかりで、両親は病院へ自分むむを連れて行きました。 それはもうひどくて、普段乗り物酔いはしないのですが、車の中で嘔吐を繰り返した記憶があります。 逆に、発作を起こしている間のことは嘔吐を繰

          お心の病気‐自責の末発作を起こした子どもと上機嫌な親の話‐

          わたしの名前

          「なむどくにっき」にお立ち寄りくださり、ありがとうございます。 ななです。 今回のお話はわたしの名前(姓ではなく名の方です)についてのお話です。 わたしは自分の名前が好きではありませんでしたが、実家を出て新しい価値観に触れることができました。 わたしはここでは「なな」と名乗っていますがこれはペンネームのようなもので、これとは別に本名があります。 子どもが自分自身の名前について「どういういきさつでこの名前が付いたのか」と興味を持つことはよくあることだろうと思います。 子ど

          わたしの名前

          異変さえ憎い‐憎しみ、苦しみ、痛みによって安心を得ていた話‐

          むむです。 今回は前々回の「悪いことはすべて自分が生きているせいだ」と思い込むようになってからさらに数ヶ月が過ぎ、体調に変化が現れた話です。 自分が生きているせいで家計が圧迫されて、わが家は貧乏なのだ、自分がいなくなればすべて解決するのだ…と「わかって」はいたものの、思いきることができずにズルズルと自責を続けていました。 異変①涙が出てくる いつの間にか現れた変化のひとつに、「涙が出てくる」というものがありました。 これはいつでもというわけではなく、本心では自分は消える

          異変さえ憎い‐憎しみ、苦しみ、痛みによって安心を得ていた話‐

          遊ぶしかない

          「なむどくにっき」にお立ち寄りくださり、ありがとうございます。 ななです。 今回のお話はわたしと双子の妹むむが小学生の頃、喧嘩の末に母によく無理矢理外に閉め出されていた頃のことです。 それは季節に関係なく、時間はたいてい夜でした。 外への閉め出しは何度もされていて、この頃は母による暴言や暴力をふるう際とどめを刺すかのように毎度行われていました。 この時は冬の時期でした。雪がちらついていてとても寒かったです。 わたしもむむも靴も防寒具も一切ない状態で外に閉め出されました

          遊ぶしかない

          自分のせい-自分が生きているせいで誰も幸せにならないと思い込む話-

          むむです。 「毎日のように愚痴を吹き込まれて…」という点で、前々回「こどもはいらない」からのやんわりとした続きになります。 小学生の頃、両親から、子どもと子どもにかかるお金をからめた互いへの愚痴を延々と何年も長い期間をかけて吹き込まれ、「自分が生きているから、家が貧乏で、両親も不仲で、幸せじゃないんだ」という思い込みが確固たるものとなり、エスカレートしていく様子を描きました。 悪いことは全部自分のせい 「お前たち(我々双子)が生まれたから、お金は倍かかるのに、稼ぎも増

          自分のせい-自分が生きているせいで誰も幸せにならないと思い込む話-

          閉め出し時の父

          「なむどくにっき」にお立ち寄りくださり、ありがとうございます。 ななです。 今回のお話はわたしとむむが家の外に閉め出されている時の父のお話です。 小学生の頃、わたしとむむはよく母に無理矢理外に閉め出されていました。 わたしとむむが喧嘩をして、途中から母が怒鳴り出してなぜか2人とも外に閉め出されるという流れがほとんどでした。 わたしとむむが喧嘩をしているのに、なぜ母が怒るのかまったくわからず、話を聞いてもらえないことも、その上で外に閉め出されることも納得がいかず、でも

          閉め出し時の父

          こどもはいらない‐親を見て結婚と子育ては不幸と思い込む話‐

          むむです。 今回は自分むむが「自分は子どもをつくらないぞ」と決める話を描きました。 子どもをつくらないと決める話は、以前ななの記事にもありました。 今回は、その自分むむ版です。 子どもを絡めたパートナーに対する愚痴 ななの場合と比べて、自分むむの場合は「子どもをつくらない」と思うのに、決定的なできごとがあったわけではありません。 長い時間をかけて、ゆっくりとその考えに至りました。 幼少のころから毎日のように殴られ、またその度に「どうしてお前はわたしを苦しめるんだ」「

          こどもはいらない‐親を見て結婚と子育ては不幸と思い込む話‐

          家の外へ

          「なむどくにっき」にお立ち寄りくださり、ありがとうございます。 ななです。 今回のお話はわたしがまだ小学生の頃、家の外に閉め出されたお話です。 ある日わたしとむむが喧嘩をしていると、いつものごとく母が「うるさい」と怒鳴り散らしてきました。 日頃から母は喧嘩をしている子どもたちの話を聞いたり解決法の模索などの仲裁は一切せず、「おまえらはいつもいつもうるさいんじゃ」と喧嘩している子どもたちよりも大きな声で怒鳴って何発もたたいて黙らせていました。 それはおもにわたしとむむ

          家の外へ

          親切に叩いてやったのに-呼吸困難よりもプライドを優先する話‐

          むむです。 今回は久しぶりに持病の喘息にまつわる話です。 我々双子の喘息 我々双子が患っていた喘息は、アレルギー性のものでした。 アレルゲンが体内に入り、免疫反応として気管が腫れ、気管が狭まり、呼吸が困難になるというものです。 また、そのアレルゲンを体内から排出(吐き出す)するために、痰が生成されます。 この痰が狭まった気管をさらに狭めてしまうので、排出しなければさらに呼吸が困難になることがあります。 発作を早くおさまらせるためにも、アレルゲンを巻き込んだ痰を体外に出す

          親切に叩いてやったのに-呼吸困難よりもプライドを優先する話‐

          自由に投票できる

          「なむどくにっき」にお立ち寄りくださり、ありがとうございます。 ななです。 今回のお話はわたしが実家を出て良かったことの1つをお話ししたいと思います。 それは選挙において自分の意思で投票先を決めても良いんだと気が付いたことです。 父と母はある政党の支援をしている人たちと関わりがあり、選挙が近くなると毎度父と母から子どもたちに対して「今度の選挙はあの人に入れろ」「わかってるやろうな、他のヤツはあかんぞ」と圧力をかけられていました。 兄のににや姉のねねにはもちろんのこと

          自由に投票できる

          仲良しきょうだい?‐暴力と暴言がなければ「仲が良い」と思い込んでいた話‐

          むむです。 今回は自分むむのきょうだい…兄のににと姉のねねとの現在の関係について、認識し直したことを漫画にしました。 「仲が良い」は人による 兄のににや姉のねねとは、幼い頃は時々は喧嘩をしたものの、思春期頃からは若干の文句(ステレオの音が大きい、とか電気がまぶしい、といった苦情みたいなものです)はしばしばありましたが、あまり盛大な喧嘩をすることなく過ごしました。 特に害もなく干渉もお互いにそこまでしなかったので、自分はこれを「仲が良い」と思い込んでいました。 どこ

          仲良しきょうだい?‐暴力と暴言がなければ「仲が良い」と思い込んでいた話‐