見出し画像

自由に投票できる

画像1


「なむどくにっき」にお立ち寄りくださり、ありがとうございます。

ななです。

今回のお話はわたしが実家を出て良かったことの1つをお話ししたいと思います。
それは選挙において自分の意思で投票先を決めても良いんだと気が付いたことです。

父と母はある政党の支援をしている人たちと関わりがあり、選挙が近くなると毎度父と母から子どもたちに対して「今度の選挙はあの人に入れろ」「わかってるやろうな、他のヤツはあかんぞ」と圧力をかけられていました。
兄のににや姉のねねにはもちろんのこと、20歳になって選挙権を持ったばかりだったわたしやむむにも母と父は圧力をかけてきました。
投票について右も左もわからない。選挙?誰に?どの人がいいかってどうやって決めるの?何をどうしていいのかわかりません。
そこに父と母から「あの人に入れろ」と言われ、わたしはよく考えもせず言われた通り、指定された人に投票をしていました。
そして父と母はわたしやむむが投票から帰ってくると必ず「(指定した人に)投票したんだろうな」「ちゃんと投票したのか」と聞かれます。

ある時兄のににが別の人に票を入れたと答え、父と母はショックを受けたようで数日そのことを引きずっていました。
「ちゃんと投票しろって言うたのに」「なんであんなヤツに」「(にには)おかしなやつや、わかってない」怒りと呆れが混ざったような口ぶりで兄のににの陰口を口にしていました。
わたしは父と母が投票先ひとつでこんなに混乱するのを初めて見ました。
そして「別の人に投票すると陰でこんな風に言われるのか」「おとーさんとおかーさんをこんなに悲しませてしまうのか」と学びました。
母親と共依存の関係にどっぷり浸かっていたわたしは「親を悲しませてはいけない」「親が指定する候補者以外を選んではいけない」と思い込んでいました。
しかし選挙があるたびに「あの人に入れろ」「他のヤツはダメだ」「わかってるやろうな」「ちゃんとやれ」、投票から帰ると「ちゃんと(親が指定する候補者に)投票したんだろうな」と毎度毎度言われるのでわたしは少しモヤモヤとしたものを感じていました。

そしてわたしが実家を出た後、選挙が行われると知ってわたしははたと気が付きました。
「もう家から出たし、おとーさんやおかーさんが言うことは気にしなくていいんだよな…」
そもそもわたしは自由に投票先を選んでよかったはずなのに、自分で調べることを怠り、親の言われるがままやってきたことが間違いだったのだとやっと気が付くことができました。
各候補者の言っていることを調べたり演説の動画を見たりして、わたしは自分で決めた人に投票しました。
親から「あの人に入れろ」という打診が来たりもしましたが、わたしは別の人を選びました。

すると不思議なことに心に風が吹き込んだような解放感がありました。
きっと「親に反抗した」というのも理由の1つなのではないかと思いますが、「自分の意思で選んだ」ということが大きかったと思います。
これまで親が言う通りの人を選んでいました。それは考えずにすむので楽ではあります。
しかしそれは親からの圧力であったり親に陰から非難されないようにしたりと、親の顔色を伺い続けることと引き換えでもありました。
もう「親が思う投票するべき人」に投票する必要はありませんし、自分が決めた投票先のことで陰口を言われる筋合いもありません。言いたいなら言っとけ。
わたしが誰に投票するかはもうわたしが決めていいんだ、とやっとわたしは気が付いたのでした。


選挙は1人1人が「この人にしよう」と自由に決めて投票するもので、誰かから「この人に投票しろ」と命令されたり、その人でない人に投票したとしても責められるようなことではないはずです。
父も母もどこかの党の支援者と関わりがあったとしてもそれはその支援者と父と母の話で、それをわたしたち子どもまで巻き込こんで強要することはおかしいことだと思います。

ここで注意したいのですが、わたしの親のようにどこかの党とつながっていたとしても、「その党がおかしい」ということにはなりません。
特定の候補者に投票することを子どもに命令したり、強要したりする親がおかしいのであって、政党は関係ないということをお伝えしておきます。

政党や候補者にはそれぞれ「こうしたい」と掲げることがあり、それを知ったわたしたち有権者がそれぞれの理想に沿った政党や人を選ぶ…様々な政党や候補者がいる、選択肢があることはわたしは良いことだと思います。
わたしはわたしの「こうなるといいな」という理想に近い人を選んでいくことになると思います。
それがわたしの意思で「親が思う投票するべき人」を選んでしまってもそれはそれで良いと思っています。大事なのは「自分の意思で決めること」だと思っていますから。


今回のお話は以上になります。
まだ実家にいた頃、一度間違えて親が指定した人ではない別の人に投票してしまったことがありますが、その時も親から「何してんねん」「アホやなあ」「(指定した人が)当選しなかったらあんたのせいや」とまで言われたことがあります。
それを聞いたわたしはその候補者に対してずっと申し訳ない気持ちでいました…なんて優しい子でしょう…
みなさんどうぞこの後は挽きたて淹れたてコーヒーにふわふわホイップを浮かべたウインナーコーヒーでまったり楽しくお過ごしください!
最後までご覧くださり、ありがとうございました。
ではみなさん、良い1日を~!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?