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作業療法士。7歳の娘の母。昔はライブによく通い、スカパラ、真心〜bonobosやフィッ…

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作業療法士。7歳の娘の母。昔はライブによく通い、スカパラ、真心〜bonobosやフィッシマンズ、ラリーパパなどの音楽を通じて人との繋がりを築いてきた。薬は極力使わず体調不良で仕事を休むこともなかった42歳が、12日間の原因不明の熱と4回のPCR検査~肺炎治療を体験した記録。

最近の記事

ステロイド治療の経過①プレドニン30㎎

入院中は、点滴でステロイド治療が始まった。ソル・メドロール静注125mgを一日2回×3日間。その後、内服薬プレドニン15㎎を一日2回に変更。素人の私にはどれくらいの量かはわからないし、退院時に話した薬剤師さんも、点滴とプレドニン30㎎との換算は難しいと言われていた。 そして、退院時のプレドニン30㎎は本当は入院レベルらしい。易感染リスクがかなり高いため十分気を付けるよう念を押されていたので、外出時はできるだけ人との接触を最小限に。そして、セルフチェックシートを作って、体重や

    • 特発性気質化肺炎がわかるまで⑫~退院希望を出す

      8/24  早朝4時半ごろ、隣のやりとりで目が覚めた。 おばあさんと看護師さんのやりとり。どうやら採血1本分足りないからもう一度針を刺したいけど、もう痛いから嫌、と言われている。 そのあと、違う看護師が来て説得。でもこの時、患者さんの名前を呼び間違えたことで、おばあさんも「あなたがここでは一番注射うまいなの?そんな名前間違える人に任せたくないわ」とシビアな一言。でも時間をおいて、「さっきの子(採血失敗した看護師さん)に気にしないよう言うといてね。」とフォローもする。 看

      • 特発性気質化肺炎がわかるまで⑪~入院生活の中で取り組んだこと

        8/22~8/23 (主治医に会えない週末) 時々胸や背中の圧迫はあるけれど、横向きに眠れるようになった。食事もとれるしバイタルも問題なし。治療方針と体調の快復がみえ、私の入院生活も変わってきた。 まずは、12日ぶりくらいにシャワーに入れた。 Wi-Fiが使えない環境だったので通信量を気にして我慢していた音楽アプリを使ってみたり、好きなアーティストの生配信ライブを観たり、職場の方からの差し入れもあって充実してきた。 もうすぐ娘の短い夏休みが終わる。 入院中、学習用タ

        • 特発性気質化肺炎がわかるまで⑩~治療が始まり変わってきた入院生活

          8/21(金)ステロイドの副作用か効果か、ロボットの口から人間の口に戻った。「あれ、美味しい…」  発熱中も味覚障害はなかったが、味は感じていても美味しいと感じられるのはおよそ16日ぶりだった。全量食べるのはまだ無理だけれど、快復感を得られた瞬間だった。 背中の痛みも軽減されていたり、先生の指示によりPT(理学療法)も導入。 私もリハビリ職ということもあり、若いPTさんも気を遣うだろうけどせっかくなのでいろいろ教えてもらおう。10分の歩行後も脈拍呼吸数問題なし。 そし

        ステロイド治療の経過①プレドニン30㎎

        • 特発性気質化肺炎がわかるまで⑫~退院希望を出す

        • 特発性気質化肺炎がわかるまで⑪~入院生活の中で取り組んだこと

        • 特発性気質化肺炎がわかるまで⑩~治療が始まり変わってきた入院生活

          特発性気質化肺炎がわかるまで⑨~発熱から15日…ようやく診断

          8/20(木) 病院の朝は早い。早朝6時前から看護師さんがやってきて採血。 点滴していることでトイレも近いので夜間も3回くらい目を覚ますのでこの時も起きていたから問題ないけれど、そこから寝ることはできないので睡眠不足。動いていないから疲れないし眠れないのも仕方がない。 昼には検査の結果をふまえて、特別に?ナースステーションに入れてもらい主治医から画像とともに治療方針を話してもらえた。 8/12にとったCTと昨日のCTを比べると、何も治療していないにも関わらず陰が動き、左

          特発性気質化肺炎がわかるまで⑨~発熱から15日…ようやく診断

          特発性気質化肺炎がわかるまで⑧~病院が変わるとこうも違う

          8/18(火) ようやく明日B病院へ転院できるとの知らせをもらう。以前転院について看護師さんに聞いたときは、急患以外は自分で移動しないといけない、と言われたけれど、ちゃんとB病院からお迎えも来てくれるみたい。系列だからかな。今までは誰か一人の意見で一喜一憂していたけれど、その時になってみないとわからないこともある、と学ぶ。 それにしてもここC病院は、狭くて行き場所がない。病室からトイレまでの10m程の距離しか移動できる場所がない。外来にも行けない。売店もない。一部しか窓もな

          特発性気質化肺炎がわかるまで⑧~病院が変わるとこうも違う

          特発性気質化肺炎がわかるまで⑦~転院に向けて自分で動くしかない

          8/17~8/18 12日間の発熱が治まり10日ぶりに髪も洗えた(シャワーは×) ただ、胸や背中の圧迫感や、大きく吸い込むことができない呼吸器症状を感じ始めた。熱は下がっても食欲不振は続き、おかゆと豆乳と「豆の富」(たんぱく質補助食品の豆腐)とポカリの摂取は努力した。胃薬も飲んでいるので胃の不快感があるわけではないのに空腹感も食欲もおきないというのは、まるでロボットのような気分。 転院に向けてここの病院だけに頼ることに不安を感じていたので、事前に家族にB病院へ問い合わせて

          特発性気質化肺炎がわかるまで⑦~転院に向けて自分で動くしかない

          特発性気質化肺炎がわかるまで⑥~質の低い病院にきてしまったかも

          8人部屋到着後、アナムネもなく、食事内容も聞かれなかったので、自分からこの9日間、おかゆくらいしか食べられていないと看護師さんに伝えた。 夕食、おかゆを食べたけれどすぐに下した。抗生剤の副作用かもしれない。 このフロアにトイレは2つだけ。男女共用。アコーディオンカーテンになっているので鍵も締まりにくい。 周りの患者さんは70歳以上の方ばかり。ADL要介助の方が多そう。 ナースコールを押すと部屋単位で鳴るので、「だれかおしましたかー?」て職員さんがやってくる。本当に苦し

          特発性気質化肺炎がわかるまで⑥~質の低い病院にきてしまったかも

          特発性気質化肺炎がわかるまで⑤~3回目のPCR検査の末,入院

          8/13 10時 前日の検査結果を聞きに病院へ向かっていた。あと1分で着くところでB病院の医師から電話。 「昨日のCT画像に、コロナによくみられるすりガラス陰影がうつっていた。コロナは両肺にみられるが、左の肺の後ろだけ。今まで2回PCR検査で陰性だったと思うが、3回目に陽性ででることもあるのでもう一度だけ検査してほしい。」 そして3回目のPCR検査。(あとから領収書みると初診料がひかれた分、6400円→5160円と安くなっていた) ほとんど食べることもできず、帰宅する力

          特発性気質化肺炎がわかるまで⑤~3回目のPCR検査の末,入院

          特発性器質化肺炎がわかるまで④〜陰性結果出ても熱があればまたPCR検査…?

          8/11 何の影響かほとんど眠れなかった夜… 柑橘系のジュース飲んだせいか真っ黄色の下痢… 食欲は相変わらずないが、大根おろし食べるとちょっとすっきりする。ウィダインゼリーなら何とか口に入る。熱は37.7℃。寝ていても肩で息をするような状態だったので、解熱剤(カロナール)飲んで36.9℃。こんなに解熱剤を飲み続けたこと生まれて初めて。 8/12 朝は37.0℃。大阪市保健所よりようやくPCR陰性結果(2回目)の電話が来た。 まだ熱が続いていること相談すると、最初に行った医療

          特発性器質化肺炎がわかるまで④〜陰性結果出ても熱があればまたPCR検査…?

          特発性器質化肺炎がわかるまで③〜大阪市のPCR検査は地獄

          8/7 朝 37.2 頭痛あるけど、寝る前36.5。治ってきた!と思っていた。 8/8 起床時 37.4℃ 汗をかくと36.8 ℃ そしてまた38.4 ℃ 保健所から電話あり、PCR検査の日程と場所のお知らせ。さらに2日も待たなあかんの…その間に熱下がってほしい。一度陰性で出ているが、熱が下がらないため、 PCR検査の申し込みをした。 38.8℃ 解熱剤飲んだら 37.6℃ もしや葛根湯のせいで熱出てる?と思ってやめてみたがまた高熱。今日2度目の解熱剤 。

          特発性器質化肺炎がわかるまで③〜大阪市のPCR検査は地獄

          特発性器質化肺炎がわかるまで②〜コロナを疑う病院対応

          8/5夜から発熱し食欲不振。翌朝も熱は下がらず… 私は医療職ということもあり、病院に行ってコロナ陰性を早く証明しないと、職場に迷惑がかかる。さて、どこを受診するか… 今まで病院にかかることとなかったけど、20年位前に急性膵炎を見つけてくれたA病院。それとも保険診療 (6500円)でPCR検査が受けられるB病院。指定医療機関だから余分にお金がかかるかも。 ということで、A病院に問い合わせて、レントゲンと採血ならやってくれるというので受診。 病院受付で測った非接触体温計で

          特発性器質化肺炎がわかるまで②〜コロナを疑う病院対応

          特発性器質化肺炎がわかるまで①〜コロナを疑う初日

          夏風邪の診断から一転、特殊な肺炎にかかっていた体験記録です。 診断がつく前の入院中、肺炎について調べてもコロナのことばかり。 PCR検査のあり方、病院のあり方、医療者の関わり方、入院生活…考えさせられることがたくさんありました。この体験が誰かの役に立てばよいな、と思いブログをはじめました。 2020.8/5 土曜日にあるミーティングに向けてこの日は公休をとっていた。 娘が帰るまでに仕事の資料を作りたくて、マンションのスタディルームへ。 ちょっとコロナのことも心配した

          特発性器質化肺炎がわかるまで①〜コロナを疑う初日